創業社長の関係
創業
1909年10月、英国のダンロップ・ラバー・カンパニーが神戸市脇浜に日本で初めての本格的なゴム工場を構えた。創業者は個人ではなく英国法人で、社長は太平洋戦争中を除いて代々英国人が務めている。日本側へ経営権が移ったのは1963年10月で、サフェリー社長が会長へ退き、住友電気工業専務の井上文左衛門氏が社長に就いた。
社長登用の傾向
登用
直近20年の3人のうち、2005年に就いた三野哲治氏は住友電気工業へ1969年に入社し、同社常務取締役から2003年に代表取締役として移った。あとの2人は1979年と1982年に新卒入社し、タイヤ生産技術部長、ダンロップタイヤ営業本部長と主力事業の現場を率いてから社長へ上がっている。
社長任期の傾向
任期
英国資本の時代に最も長く座ったのは開戦まで務めた2代社長のウィルソン氏で、日本側へ移ってからは6年から8年で交代する形が続く。直近3代は6年、8年、そして就任8年目である。交代はいずれも3月で、決算期の区切りに合わせて任期が定められているように見える。
いまの体制への含意
含意
社名も主力ブランドも自前ではなく、DUNLOP商標の使用範囲は1980年代と2025年の二度、対価を払って取り戻している。日本側最初の社長は住友電気工業の専務で、2003年にも同社の常務取締役が代表として入った。生え抜きで回しつつ、節目には資本の側から人を迎える型が残っていると思われる。
| 氏名 | 社長在任期間 退任年は推定 | 在任年数 推定 | 状況 | 出自 | 役職 | 在任中の決断 | 施策 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 三野哲治(2005年就任) | 2005〜2011年2005年就任 | 6年 | 退任 | — | 同代表取締役社長(社長) | ||
| 池田育嗣(2011年就任) | 2011〜2019年2011年就任 | 8年 | 退任 | — | 同代表取締役社長(社長) | ||
| 山本悟(2019年就任) | 2019年〜現任2019年就任 | 8年 | 現任 | — | 同代表取締役社長(社長) | 1982年4月に住友ゴム工業へ入社した。2001年1月にタイヤ営業本部販売部長、2010年3月に執行役員兼ダンロップタイヤ営業本部副本部長、2011年3月に同本部長を務め、営業の系統を歩いた。2013年3月に常務執行役員、2015年3月に取締役へ進み、入社から37年目に社長へ就任した。 | 決断2025年DUNLOP商標権を取得 |