レンゴーの決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

名前から作った資材を、原料と回収まで自社に囲い込んだ。段ボールは品質で差がつかず、加工だけを持つ会社は原料価格の変動をそのまま損益で受ける。1920年に乱立していた同業5社を統合して聯合紙器を設立した井上貞治郎氏は、1923年に競合の日本製紙を吸収合併して千船工場と原紙設備を取り込み、1930年に淀川工場の加工工場、1936年に同工場の製紙工場を加えて原紙から製品までの一貫生産を開始した。1962年からは古紙回収で全国を覆うため地方工場の新設を加速する。1999年にはセッツを合併し、2000年に住友商事出身の大坪清氏が社長へ就任して丸三製紙など国内同業の取り込みを続けた。調達から回収までを自社の内側へ置いたことが、価格で差のつかない産品に規模の経済を効かせる条件を作った。

  • 1920年5月 聯合紙器の設立
    業績の推移
  • 1909年4月 井上貞治郎の三成社創業

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