決断
創業13年目の1980年7月、初めての自社機としてVAX11/780を導入した。それまでは特定のメーカーに頼らないため、自社でハードウェアを持たなかった。目的はUNIXを動かして自社の開発環境を整えることで、丸森隆吾氏はこの導入を日本で初めてと位置づけた。人件費の上昇を理由とする合理化ではなく、利用者の効率と開発の生産性・品質を同時に高めるための投資だと説明している。新人にまず方法論を半年教え、どの機種の仕事でも請け負える技術者を育ててきた会社にとって、UNIXは機種に縛られない開発の道具だった。その後10年にわたりUNIXを核に開発環境を広げ、1989年12月時点では異機種のワークステーションをつなぐ技術を事業の一つに挙げている。