- データで追える直近の社長は、寺井秀藏氏(代表取締役社長 1997年〜2014年、その後代表取締役会長)、上山健二氏(代表取締役社長執行役員 2015年4月〜2020年5月)、鈴木信輝氏(代表取締役社長執行役員 2020年6月〜現任)の3代。寺井氏が1969年入社の生え抜きであるのに対し、上山氏・鈴木氏はいずれも外部出身で、生え抜きから外部招聘型へ重心が移っている。
- 在任期間は寺井氏が社長として約17年と突出して長く、上山氏は約5年。2020年6月就任の鈴木氏はFY25時点で約5年が経過し、上山氏とほぼ同水準にある。2005年のMBOと持株会社体制への移行を挟んでも長期政権が続き、頻繁な交代は見られない。
- 昇進元領域を見ると、寺井氏が事業執行(営業本部本部長)から登った生え抜き型、上山氏が旧住友銀行から複数社の経営再建を経た金融・経営再建系、鈴木氏がアクセンチュアやボストンコンサルティングを経て構造改革本部・グループ戦略統括を率いた外資コンサル・戦略系。直近2代は財務再建と構造改革を担う系統から選ばれている。
- 系譜の断絶点は、生え抜きの寺井氏から外部出身の上山氏へ社長が移った2015年。MBOと再上場を経た再建局面で、創業家・プロパー主導から外部の経営再建・戦略人材を社長に据える流れへ転じている。