決断
三菱系の下請に近い商社という立ち位置から、稼ぐ力を自ら引き上げにいった会社である。1961年10月に東京証券取引所市場第一部へ上場したのち、1968年9月期を起点に、創立25周年の1972年9月期までに利益を倍にする「4カ年利益倍増計画」を定めた。税引利益は1968年9月期の1億6,000万円から増加し続け、1971年3月期には3億1,500万円を見込み、約2.5年で目標を達成して計画を3倍増へ改めた。従業員は約240名で、同じ収益規模の同業のおよそ半分の人数だった。同じ時期、化学機械の受注がエチレン設備投資の一巡で減り始めると、約10年前から扱っていた公害関連機器を伸ばし、1971年には環境保全機器総括本部を新たに置いた。