ローランド の平均年収・従業員数の推移

平均年収・従業員数 — 人員と処遇の長期推移 有価証券報告書ベースの連結/単体の年次変化と業界他社の平均給与比較

連結従業員数はFY19(2019年12月期)2,565名からFY23(2023年12月期)3,044名へ4期で18.7%増加した後、FY24(2024年12月期)2,957名、FY25(2025年12月期)2,897名と減少局面に転じた。Drum Workshop(DW社、2022年10月買収)の組み入れ効果でFY23にピークを記録したが、DW社の構造改革(経営体制変更、低収益ブランド売却、米国新規チャネル拡大、価格適正化)と並行して人員調整が進行している。臨時雇用者数はFY20(2020年12月期)330名からFY25(2025年12月期)50名へ85%減少し、業務量変動を正社員ベースで吸収する体制へ転換した。

平均年間給与(単体)はFY20(2020年12月期)691万円からFY25(2025年12月期)720万円へ5期で4.2%増加した。FY22(2022年12月期)791万円をピークに、FY23(2023年12月期)693万円(前期比12.4%減)・FY24(2024年12月期)713万円・FY25(2025年12月期)720万円と業績連動の振れが反映されている。平均勤続年数は20年(FY24)・19年(FY25)と長期勤続層が定着しており、平均年齢は46歳と業界比でやや高い構成である。

2,897前年比▲60人
891前年比+2人
720万円前年比+8万円
46
従業員数(連結・単体)単位:
連結従業員数単体従業員数
平均年間給与(単体)単位:万円
平均年間給与
平均勤続年数(単体)単位:
平均勤続年数
平均年齢(単体)単位:
平均年齢

ローランドの経営体制 取締役会・監査役会と業務執行体制(有価証券報告書ベース)

ローランドの製造体制は、創業者・梯郁太郎氏が1972年4月に大阪府大阪市住吉区(現住之江区)で設立した本社・大阪本社→1993年5月の大阪市北区堂島浜への移転を経て、1986年3月に静岡県引佐郡(現浜松市)に建設した細江工場(現本社工場)と1997年7月の都田工場が国内主力生産拠点である。2001年7月に中国生産会社を設立、2014年11月にはマレーシアに生産会社を設立し、中国一極集中からの分散シフトを完了した。2022年10月のDW社買収後はアコースティックドラム製造の米国生産拠点も保有。電子楽器専業メーカーとしての設計・量産・品質管理の本社機能は浜松、生産は中国・マレーシア・米国の三極で運営している。

ローランドと同業他社の平均年収比較 業界横比較・最新有報ベース

ローランドの平均年間給与720万円(FY25・単体)は、電子楽器・音響機器業界では中位水準にある。ヤマハ(7951、楽器事業の世界最大手)の同業他社比較では規模差(ヤマハ売上約4,500億円超 vs ローランド1,010億円)を反映してやや低めの水準だが、グローバル電子楽器専業のニッチトップ企業として、研究開発・商品設計の本社人材を確保するために中堅メーカーとしては適正な水準を維持している。FY25のDW社減損による業績下振れが、FY25以降の業績連動部分にどう反映されるかが今後の人件費の論点となる。

同業他社の平均年収(AV機器・楽器)

各社の有価証券報告書「従業員の状況」より最新掲載値を集計(FY08〜FY25 · 9社)。 カードをクリックするとその企業の業績ページへ移動します。

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