社長人事の要点
観測期間(FY10〜FY24)を通じて代表取締役社長CEOは岸本晢夫氏ただ一人で、在任は2008年就任から15年超の長期政権。生え抜きではなく三菱商事出身で、資材本部長・物資本部長を経た商社系トップという構図である。
岸本氏は1969年に三菱商事入社後、1999年に参与物資本部資材部長として北越コーポレーションへ転じ、常務・専務・副社長CO-CEOを経て社長に昇格。資材・原料調達領域を出自とする商社系経営者が長期にわたりトップを担う体制となっている。
観測期間中に社長交代は発生しておらず平均歴任年の算出は困難だが、三菱商事からの招聘人事が社長ポストに直結。製造・技術系生え抜きではなく、資材・商社系からの登用が社長昇格ルートとなっている。
| 氏名 | 社長在任期間 退任年は推定 | 在任年数 推定 | 状況 | 出自 | 役職 | 在任中の決断 | 施策 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 三輪正明(2003年就任) | 2003〜2008年2003年就任 | 5年 | 退任 | 生え抜き | 代表取締役社長 | 決断2006年王子製紙TOBへの防衛 | |
| 岸本晢夫(2008年就任) | 2008〜2026年2008年就任 | 18年 | 退任 | — | 代表取締役社長CEO | 決断2021年オアシスのキャンペーン開始 | |
| 若本茂(2026年就任) | 2026年〜現任2026年就任 | 1年 | 現任 | 生え抜き | 代表取締役社長COO | 1981年4月に北越コーポレーションへ入社し、2017年6月に洋紙事業本部紀州工場長、2018年4月に執行役員紀州工場長を務めた。2019年6月に取締役技術開発本部長、2020年10月に取締役生産技術本部長へ進み、2023年6月に専務取締役、2025年4月には専務取締役新潟工場長を兼ねた。入社から45年を工場と生産技術で過ごした生え抜きである。 |