創業社長の関係
社長登用の傾向
登用
社長は創業以来2人だけで、いずれも辻家の出身である。外部招聘も、創業家以外のプロパー社員の登用も一度も確認できない。辻朋邦氏は大学卒業後に食品会社へ就職し、2014年1月の入社後は経理・営業・マーケティングを順に経験して、6年半後に31歳で社長となった。
社長任期の傾向
いまの体制への含意
含意
社長を外から選び直す仕組みは弱いように見える。2021年に置かれた指名・報酬諮問委員会は社長後継者計画を扱うが、責務は取締役会への答申までである。2025年6月に監査等委員会設置会社へ移った直後の2026年、子会社での報酬問題で常務取締役が辞任し、辻朋邦氏も月例報酬の3割を返納した。
| 氏名 | 社長在任期間 退任年は推定 | 在任年数 推定 | 状況 | 出自 | 役職 | 在任中の決断 | 施策 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 辻信太郎(1960年就任) | 1960〜2020年1960年就任 | 60年 | 退任 | 創業家 | 山梨シルクセンター設立・代表取締役社長 | 決断1974年ハローキティの誕生1990年サンリオピューロランド建設1991年1993年満期ワラント債2億ドル発行2009年MR.MEN取得と欧米ライセンス転換2020年辻信太郎氏の社長退任と辻朋邦氏への継承 | |
| 辻朋邦(2020年就任) | 2020年〜現任2020年就任 | 7年 | 現任 | 創業家 | 代表取締役社長 | 2014年1月にサンリオへ入社した。2015年6月に企画営業本部担当執行役員、2016年6月に取締役、2017年6月に専務取締役へ進み、入社から6年半で社長に就任した。創業家の一員だが、持株比率は高くない。2015年3月期の大株主は筆頭がセガサミーホールディングスで10.6%、辻信太郎氏が2.1%で8位、辻友子氏が1.9%で9位だった。 | 決断2021年ハローキティ依存の脱却 |