- 創業
- 1919年10月、山下長氏が顕微鏡の国産化を掲げて株式会社高千穂製作所を東京・幡ヶ谷に創立し、1938年12月に茶谷保三郎氏へ譲るまでトップを務めた。創業家の社長はこの一代で途切れ、1944年6月には資本参加した安宅産業の社長、神田正吉氏がオリンパスの社長を兼ねている。
- 登用
- 直近20年のトップは7人を数え、うち6人はグループ内で育った人である。英国キーメッド社に入ったマイケル・ウッドフォード氏も、独オリンパス欧州に入ったシュテファン・カウフマン氏も日本本体の採用ではない。他社から直接招いたのは2025年のボブ・ホワイト氏が初である。
- 任期
- 1973年就任の北村茂男氏から菊川剛氏まで、4代続けて8年から10年の長期政権だった。うち下山敏郎氏・岸本正壽氏・菊川剛氏の3代は簿外損失を引き継いでいる。事件後は7年、4年、1年半と短くなり、現任のボブ・ホワイト氏は2025年6月の就任である。
- 含意
- 取締役11名のうち10名が独立社外で、取締役会議長も指名委員会の委員長も社外の岩﨑真人氏である。2025年の後継選びは指名委員会が外部の人材紹介会社を使い社内外から絞った。ただし2011年の社長解任と2024年のCEO辞任のように任期途中の退場が続き、就任時の任期は当てにならないと思われる。
1944〜1951年・8年/外部出身
1952〜1960年・9年
1961〜1965年・5年
1966〜1970年・5年
1971〜1972年・2年
1973〜1982年・10年/生え抜き
1983〜1991年・9年/生え抜き
1992〜1999年・8年/生え抜き
2000〜2010年・11年/生え抜き
2010〜2010年・1年/生え抜き
2011〜2011年・1年/生え抜き
2011〜2017年・7年/生え抜き
2018〜2021年・2024〜2024年・通算5年/生え抜き
2022〜2023年・2年/生え抜き
ボブ・ホワイト現任
2025年〜現在・2年/外部出身
外部出身。IBM、GEヘルスケア、メドトロニックなど医療機器・IT企業を歴任して招かれた
生え抜き(2003年オリンパス欧州グループ会社入社)。人事・経営企画畑を歩み、2019年に来日して執行役、2023年に社長へ
竹内康雄
たけうち やすお
生え抜き(1980年入社)。財務畑を歩み、副社長兼CFOを経て社長へ
高山修一
たかやま しゅういち
生え抜き(1970年入社)。技術開発部門を歩み、オリンパスイメージング社長を経て損失隠し発覚のさなかに社長へ
笹宏行
ささ ひろゆき
生え抜き(1982年入社)。内視鏡事業企画部長、オリンパスメディカルシステムズ取締役など医療畑から社長へ
生え抜き(1981年に英国代理店キーメッド社へ入社)。欧州事業の合理化を主導し、外国籍として初の社長に就いた
菊川剛
きくかわ つよし
生え抜き(1964年入社)。海外営業畑を歩み、経営企画・財務を担当する常務取締役を経て社長へ
岸本正壽
きしもと まさとし
生え抜き(1958年入社)。オリンパス・ヨーロッパ所長、オリンパスコーポレーション(現・オリンパス・アメリカ)社長など海外畑から社長へ
下山敏郎
しもやま としろう
生え抜き(1949年入社)。オリンパス・ヨーロッパ支店長、海外営業部長など海外営業畑から社長へ
北村茂男
きたむら しげお
生え抜き(1951年入社)。第一銀行を経て入社し、取締役・常務・専務を経て社長へ
神部健
かんべ けん
内藤隆福
ないとう たかとみ
中野撤夫
なかの てつお
高橋冏
たかはし あきら
神田正吉
かんだ しょうきち
外部出身。安宅産業の社長として社長を兼務した