マキタの決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

自ら作っていた部品をやめ、その部品を使う道具だけを残した。1955年4月に2代目社長へ就任した後藤十次郎氏は、1956年度に復配した最中に、モーターは部品にすぎず大手が自社生産へ入ると読んだ。1957年6月に商売変え宣言を出し、翌1958年1月に国産第一号の携帯用電気カンナを発売した。輸入品の刃幅80ミリを日本の建築に合わせ4寸へ改め、8万5,000円に対し2万9,800円で出す。発売と同時に景気は後退してモーター部門の月商は2,000万円から800万円へ減少したが、電気カンナは売れた。1959年にモーターの生産をやめて電動工具の専業となり、2022年3月末には約100億円のエンジン製品も終えた。部品を捨てて完成品の側に立ったことが、動力をコードから電池へ替える判断を他社の都合を待たずに下せるようにした。

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