歴代社長 — 任期および後継の系譜:32カ年の傾向 代表取締役社長・CEO の在任期間と承継の構造
- 1948年創業の森精機製作所(現 DMG森精機)は、創業者・森林平、第2代・森幸男、第3代・森雅彦(1999年承継)と創業家3代の同族承継を経て現体制に至る。森雅彦氏(1961年生まれ・京都大学工学部精密工学科卒)が1999年に父・森幸男から承継して以降は単独で代表取締役社長を続けており、25年以上の長期政権で会社のグローバル化と独DMG(GILDEMEISTER AG)との段階統合を完遂した。
- 森雅彦氏は2009年3月の独DMGとの業務・資本提携、2015年のDMG株式過半数取得、2016年の経営統合完了、2013年9月の商号変更(森精機製作所 → DMG森精機)まで一気通貫で主導。週刊エコノミスト編集長インタビュー/日経ビジネス「『ものづくり』という言葉が嫌い 垂直統合こそ力」/DIAMOND HBR「異文化マネジメントを成功させるために必要なこと」(河合江理子との対談)/ひふみラボ「製造業の射程距離を広げる新しいものづくりのカタチ」など、対外発信も多数。
- 森雅彦氏のもう一つの特徴は「人材投資を経営戦略の中核に据える」点で、2022年7月にDMG森精機単体で給与を年度換算ベース24%増へ改定、グローバルで人件費118億円増を公表した。「業界内最高水準」と明示してエンジニア・サービス員の待遇強化を進めている。FY24 末時点で森雅彦個人で3,878,000株を保有、創業家持株会社経由とあわせて同族支配の経営を継続している。