- 1937年創業のツガミでは、創業者・津上退助(1893-1974)の没後、長期にわたり西嶋尚生が代表取締役社長/会長CEOを務め(2003年4月の社長就任〜2021年6月の代表退任)、その後 百谷淳一(FY21、短期リリーフ)、米山賢司(FY22〜現任)が代表取締役を承継した。有報【表紙】ではFY21〜FY24の百谷・米山とも「代表取締役」であり「社長」の記載はなく、社長職の空白期を挟んでいる。創業家経営から専門系プロフェッショナル(営業 → 金融 → 金融)へ完全に移行している。
- 西嶋尚生(1947年12月生まれ)はツガミ入社、営業開発部長 兼 津上工販常務取締役からの生え抜きで、代表取締役会長CEO(FY18)として記録される。在任中の最大の功績は「中国生産シフト」で、2003年9月に浙江省へ製造拠点を設立し、初期から本体部品加工まで内製化する垂直統合型の中国事業を構築。日刊工業新聞「経営改革の総仕上げ」で総括した通り、中国売上比率を10%台 → 70%超へ押し上げ、CNC小型自動旋盤の中国市場シェア7割超を実現した。
- 百谷淳一(1954年4月生まれ)は三井住友アセットマネジメント(現 三井住友DSアセットマネジメント)理事を経てツガミ代表取締役。FY21 のみの短期リリーフ的位置付け。
- 米山賢司(1965年3月生まれ)は北越銀行(現 第四北越銀行)入行を経てツガミへ。FY22 から代表取締役を務め(有報【表紙】に「社長」の記載はない)、中国・浙江省第5工場の組立工場稼働(2024年10月)、インド新工場の鋳造・加工組立稼働(2024年4月/2025年9月)、長岡工場8号棟の新工場棟建替えを推進。財務経理出身の強みを生かした自己資本比率49.4%(2025年3月)・ネットキャッシュポジションの維持と、段階的増配(FY22 40円 → FY26 64円計画)を両立している。