創業社長の関係
創業
1934年11月、岡田菊治郎氏が東京・足立区で資本金100万円の東京製鐵を興し、平炉2基と電気炉1基で特殊鋼をつくるところから始めた。戦後にこれを継いだ池谷太郎氏ら池谷家が長く経営を握り、1958年6月の鉄鋼公開販売に加わらず、同年9月には第1回以来の鉄屑カルテルからも脱退して、業界の足並みから外れた位置に自社を置いた。創業家の社長は2006年に途切れる。
社長登用の傾向
社長任期の傾向
いまの体制への含意
含意
創業家の直系は社長の席を離れたが、筆頭株主の合同会社TOSと第2位の池谷科学技術振興財団が発行済株式の3割を持ち、社長は代々この財団の理事を兼ねている。十数年かかる製鉄所の投資を一人に任せ切れたのは、口を挟む株主が入れ替わらない資本構成があってのことと思われる。
| 氏名 | 社長在任期間 退任年は推定 | 在任年数 推定 | 状況 | 出自 | 役職 | 在任中の決断 | 施策 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 西本利一(2006年就任) | 2006〜2023年2006年就任 | 17年 | 退任 | 生え抜き | 代表取締役社長 | ||
| 奈良暢明(2023年就任) | 2023年〜現任2023年就任 | 4年 | 現任 | 生え抜き | 代表取締役社長執行役員 | 1993年4月に東京製鐵へ入社し、19年目の2012年6月に取締役へ就任した。2019年6月に執行役員、2021年6月に常務執行役員へ進み、2023年6月に代表取締役社長執行役員となった。取締役に就任してから社長就任まで11年を要している。社外での経営経験を挟まず、入社から30年を同社だけで過ごした生え抜きである。 |