日本酸素HDの決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

設備を誰の敷地に置き、償却を誰が負うかで採算が決まってきた。1964年11月、需要家の工場内に空気分離装置を据えて配管で直送するオンサイトプラント第1号を周南で稼働させ、需要家との共同出資会社にして償却と運営費を分担させた。この方式が高収益を生み、1977年6月期には経常利益61億円、売上高経常利益率8%と化学業界で突出する。1980年代の半導体ブームでは同じ方式を踏襲しながら、1基20億円を超える設備を1984年からの1年余で全国5カ所に建て、償却を需要家と分担せず自社で負った。1985年の半導体不況で1986年6月期の経常利益は前年度比43%減、売上高経常利益率は3.2%と過去10年で最低へ沈む。同じ供給方式が、負担の置き場を変えただけで高収益にも失速にも変わった。

  • 2018年7月 プラクスエア欧州事業の取得
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