- 1991年の設立から現在まで代表のトップは熊谷正寿氏ただ1人で、データの及ぶFY94以降の全期間で代表取締役を継続している。創業者が一度も交代せず最高位に座り続ける構図であり、内製と外部招聘という比率を論じる以前に、トップ継承そのものが起きていない単一系譜の会社である。
- 肩書はFY04までの代表取締役社長から、FY05に会長兼社長の兼務へ、FY09以降はグループ代表を加える形へと積み上がり、FY22からは会長兼社長執行役員・CEOへ整理された。役職名は重くなり続けたが担い手は替わらず、権限の集約が一個人に向かって進んできた。
- 熊谷氏の出発点はGMOインターネットの代表取締役そのものであり、ほかの事業領域や外部企業を昇進元とする経歴を持たない。社内の特定部門で実績を積んで頂点に立ったのではなく、自ら起こした会社の代表として最初から経営を担った創業者型のトップである。
- 2025年12月期時点で在任は30年を超え、創業者が交代点を一度も経ていないことが最大の特徴になる。系譜の断絶点は存在せず、次代への承継がいつ・誰へ向かうのかという論点が、まだ事実として現れていない。