決断
稼いでいる事業の利益で、次の産業へ入る装置を作ってきた。1973年秋の石油危機で製版機の受注が減少し、1975年3月期は経常損失に転じる。同じ1975年、細い線を引く技術・レンズで拡大縮小する光学の技術・銅版を腐食させる化学の技術という製版の三技術をそのまま当てて、ウエハー腐食機を自社開発した。設備投資額はFY1977の12億円からFY1980の51億円へ4倍に増え、1989年就任の石田明社長は露光でも成膜でもなく洗浄を主戦場に定めた。1994年には電子工業向け機器の売上が印刷関連機器を上回り、祖業と主力が入れ替わる。製版機で得た利益を装置の開発へ充当したことが、外部資本を入れずに主力を入れ替えることを可能にした。
2024年 彦根への集中投資
彦根への集中投資生成AIと微細化で洗浄工程の価値が高まる半導体市場で、好不況の波を承知のうえ需要のピークに設備で先回りし、彦根事業所の生産能力を増強して2033年3月期の売上1兆円構想の裏づけを固める集中投資同じ経営論点に直面した企業 | 経営計画・中期戦略業績の推移2023 2024 2026 売上高(億円) 4,608 5,049 6,057 営業利益率(%) 16.6 18.7 20.2 1992年 ウエハ洗浄装置への集中
ウエハ洗浄装置への集中半導体前工程の数ある工程のうち、露光や成膜ではなく歩留りを左右するウエハ洗浄に資源を集中し、祖業の印刷機器から半導体装置へ主力を移行した集中と業態転換の選択同じ経営論点に直面した企業 | 新規事業・多角化業績の推移1991 1992 1997 売上高(億円) 1,396 1,415 2,004 純利益率(%) 3.6 2.0 3.1 1975年 ウエハー腐食機の自社開発
ウエハー腐食機の自社開発印刷市場の頭打ちと石油危機のなか、写真製版で培った位置決め・塗布・表面処理の技術を半導体の製造工程へ転用し、ウエハー腐食機を皮切りに装置群をそろえて、印刷から半導体装置への業態転換を進めた判断同じ経営論点に直面した企業 | 新規事業・多角化業績の推移1974 1975 1980 売上高(億円) 132 135 327 経常利益率(%) 7.0 -2.7 14.6