- 直近10年強の歴代社長は宮﨑直樹(FY14〜FY18、トヨタ自動車1980年入社)、小山享(FY19〜FY21、豊田合成1982年入社)、齋藤克巳(FY22〜現任、豊田合成1988年入社)の3名。トヨタ自動車出身の宮﨑直樹氏が2015年6月に就任して以降、2020年6月に小山享氏が38年ぶりの生え抜き社長として登板し、続く齋藤克巳氏も生え抜きであり、2代続けて社内昇進の体制が確立された。それ以前のFY00〜FY13の系譜は松浦剛・若山甫・荒島正と続き、いずれもトヨタ自動車出身者がトップに就く構造が長く続いた。
- 宮﨑直樹氏は2015年6月から2020年6月までの5年間、社長を務め、2018年5月には中長期経営計画「2025事業計画」を策定し、売上高1兆円・営業利益率8%・ROE10%という数値目標を提示した。在任中は新工場稼働を伴う設備投資期から育成フェーズへ移行する局面を担い、e-Rubber(電気で動く次世代ゴム)やGaNパワー半導体などの新技術領域への投資を本格化させた。2020年6月以降は取締役会長として現任。
- 小山享氏は2020年6月に社長就任。豊田合成セーフティシステム事業部開発部長(2005年)、豊田合成ノースアメリカ(TGNA)社長(2012〜2015年)、調達本部長(2016年)を経た現場系の経歴を持ち、コロナ禍と電動化加速の二重圧力下で「新しく取り組むことと既存事業のバランスをしっかりと取っていく」(ゴム報知新聞NEXT 2021年4月19日)を運営方針とした。在任は3年で、2023年6月に齋藤克巳氏へ承継し、現在は取締役を退任している。
- 齋藤克巳氏は2023年6月に社長就任、2025年6月時点で兼CEO。同年8月に新中長期経営計画「2030事業計画」を策定し、めざす姿として「高分子の可能性を追求し、より良い移動と暮らしを未来につなぐ会社」を掲げた。経営テーマは「変える・変わる・チャレンジする」で、CASE対応・脱炭素・循環型社会の3軸を経営重点に据える。2025年10月31日には芦森工業へのTOBが成立して連結子会社とし、2026年3月1日に完全子会社化を完了してセーフティシステム事業を強化した。