創業社長の関係
創業
1959年4月、東京タングステン出身の大村進氏が東京都千代田区に焼結金属工業を設立し、焼結濾過体の製造から始めた。1986年にSMCへ改称し、1987年12月に東証二部へ上場した。創業期から専務として関わった髙田芳行氏が1989年に社長を継ぎ、2004年7月に会長へ退くまでの約15年で在庫戦略と海外投資の型を築いた。
社長登用の傾向
社長任期の傾向
任期
大村進氏の約30年、髙田芳行氏の約15年に続き、丸山勝徳氏が2004年7月から2021年4月まで16年余りを務め、在任10年超が3代続いた。直近の交代は1989年・2004年・2021年で、間隔は15年から17年に揃う。在庫を自社で抱える業態が短期では評価しにくいことが、長期政権の根拠と思われる。
いまの体制への含意
含意
髙田家の資産管理会社の保有比率は10%を下回り、創業者の大村家も株を握っていない。2022年6月の髙田芳樹氏の選任議案への賛成は89.7%にとどまる。創業家の世襲でありながら持株では支えられておらず、非同族の生え抜きを挟んで長期政権を重ねる型を株主の合意だけで続けられるかが残る。
| 氏名 | 社長在任期間 退任年は推定 | 在任年数 推定 | 状況 | 出自 | 役職 | 在任中の決断 | 施策 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 丸山勝徳(2004年就任) | 2004〜2021年2004年就任 | 17年 | 退任 | 生え抜き | 代表取締役社長 | ||
| 髙田芳樹(2021年就任) | 2021年〜現任2021年就任 | 6年 | 現任 | 生え抜き | 代表取締役社長 | 1987年4月にSMCへ入社した。1994年6月に取締役として北米・中南米地区を担当し、2002年6月に常務取締役へ進んだ。2004年4月からはSMCアメリカの取締役社長を兼ね、2019年12月に同社取締役会長へ移った。2017年6月に取締役常務執行役員、2018年7月に取締役専務執行役員、2019年9月に代表取締役副社長となった。国内の生産や開発ではなく、海外の販売網を長く預かった経歴である。 |