- 1963年の三住商事設立以来トップを担ってきた代表者は、外部招聘の三枝匡氏(FY01〜FY11、社長CEO→会長CEO→会長)、三枝氏から引き継いだ高家正行氏(FY12、社長)、ミスミ生え抜きの大野龍隆氏(FY13〜FY24、社長CEO→社長)、社外取締役を経て会長に座った西本甲介氏(FY19〜FY24、代表取締役会長)が確認できる。社長CEOから会長へ退いた後も代表権を保持する承継の形が三枝氏・西本氏の両世代で繰り返されている。
- 在任期間は世代で極端に振れる。三枝氏が約11年(FY01〜FY11)にわたり社長から会長までトップを占めたのに対し、後を受けた高家氏はFY12の1年で交代し、代わって生え抜きの大野氏が約12年(FY13〜FY24)と再び長期政権を敷いた。短期の中継ぎを挟んで長期トップが繰り返される、振れ幅の大きい承継パターンである。
- 昇進元領域は世代で性格が分かれる。創業期から続く流通会社に外部から招かれた三枝氏が社長CEOとして経営を握った後、1987年入社で執行役員・専務取締役を経た大野氏が代表取締役社長へ上り詰めており、外部招聘トップから内部昇格トップへ供給源が切り替わった。
- 系譜の断絶点は2002年の三枝氏の外部招聘にある。創業者の田口弘氏・佐藤良三氏が築いた流通会社に外部経営者が社長CEOとして入り、2005年の駿河精機買収と持株会社移行を主導した。創業家からの直接承継ではなく、外部招聘経営者を経て生え抜きの大野氏へ渡る、創業者直系とは異なる継承の流れをたどっている。