- 創業
- 1881年、茂木重次郎氏が東京・三田で共同組合「光明社」を興したのが始まりである。1898年の法人化を経て初代社長に就いたのは出資者の田坂初太郎氏で、創業者は社長の座に就いていない。以後は小畑家が約60年トップを担い、小畑千秋氏が1980年に会長を退いて途切れた。
- 登用
- 直近20年で登用の型が入れ替わった。松浦誠氏・酒井健二氏・田堂哲志氏まではグループ内で育った3人が続いたが、2020年からは三菱UFJ出身の田中正明氏、興銀・メリルリンチ出身の若月雄一郎氏と金融畑が並ぶ。もう一方の共同社長ウィー・シューキム氏はアジア合弁NIPSEAの出身である。
- 任期
- 戦後の最長は1946年から19年の筑田勝二氏で、以後10年を超える政権は出ていない。直近3代は田堂哲志氏が約4年9か月、田中正明氏が体調を理由に約1年4か月で退き、2021年4月に始まった共同社長2人が5年を超えた。買収の連続を1人に背負わせない設計と思われる。
- 含意
- 後継の選び方だけを見れば形は整っている。社長候補を審議する指名委員会は4名中3名が独立社外で、委員長も取締役会議長も社外が務める。ただしその委員会には、株式の55%を握る親会社の側から取締役会長に就くゴー・ハップジン氏が座る。人選が大株主の意向と切り離されることはない。
歴代社長1946年195019601970198019902000201020202026年
1946〜1964年・19年
1965〜1974年・10年
1975〜1980年・6年
1981〜1986年・6年
1987〜1989年・3年/生え抜き
1990〜1999年・10年/生え抜き
2000〜2003年・4年/生え抜き
2004〜2007年・4年/生え抜き
2008〜2013年・6年/生え抜き
2014〜2018年・5年/生え抜き
2019〜2020年・2年/外部出身
若月雄一郎現任
2021年〜現在・6年/外部出身
2021年〜現在・6年/外部出身
若月雄一郎
わかつき ゆういちろう
外部出身(2019年入社)。日本興業銀行、メリルリンチ日本証券投資銀行部門副会長を経てCFO、次いで共同社長へ
現任
外部出身(2020年入社)。シンガポール・テクノロジーズ・エンジニアリング副CEOを経てNIPSEAグループCEO、日本ペイント副社長執行役員から共同社長へ
田中正明
たなか まさあき
外部出身(2019年入社)。三菱銀行から三菱UFJフィナンシャル・グループ副社長、産業革新投資機構社長を経て会長、次いで社長兼CEOへ
田堂哲志
たんどう てつし
生え抜き(1983年グループの日本ビー・ケミカル入社)。同社社長を経て2013年に日本ペイント本体へ移り社長へ
酒井健二
さかい けんじ
生え抜き(1973年入社)。執行役員・取締役・専務執行役員を経て社長へ
退任済
生え抜き(1970年入社)。国際部長・欧州現地法人社長・常務取締役を経て社長へ
藤嶋輝義
ふじしま てるよし
生え抜き(1963年入社)。理事・取締役・常務・専務を経て社長へ
藤井浩
ふじい ひろし
生え抜き(1957年入社)。取締役・副社長を経て社長へ
佐々木一雄
ささき かずお
生え抜き(1943年入社)。取締役・常務・専務・副社長を経て社長へ
退任済
退任済
退任済
退任済