若月雄一郎
日本ペイント・取締役代表執行役共同社長
Wakatsuki Yuichiro(1966年生まれ)
就任年 2021年
就任時年齢 54歳
現年齢 59歳
在任期間 5年
出自 日本興業銀行(現 みずほ銀行)
- 「株主価値最大化こそが唯一最大のミッション」を掲げ、地域分散と多層ポートフォリオを進める共同社長である。
- 中国一極依存から DuluxGroup・Dunn-Edwards・Cromology を含む多層ポートフォリオへの転換が果実を生む段階、NIPSEA 中国の苦戦下でもインドネシア・トルコ Betek Boya・シンガポール・マレーシア・タイの底堅さで利益を維持
- 「派手さはないが、堅実な会社を組み上げていく」と経営スタイルを整理し株主価値最大化を一元的に追求、トルコ Betek Boya が為替影響下でも調整後営業利益率 23.4% の高水準を記録
- アセットライト志向と規律ある成長投資の両立で、ウットラム体制下の資本政策を成熟させた。
- ウットラムグループとの関係を前提に、アセットライト志向と規律ある成長投資の両立を中期経営課題に設定し 2022年買収の Cromology HD 統合深化・2017年買収の Dunn-Edwards を軸とする北米展開を進行
- AOC(北米)が 2025年通期苦戦も第4四半期 2%減収で底打ち兆候を示し 2026年後半〜2028年の回復を見据える、中国市場の需要の弱さを前提とし回復を織り込まず TUC で高単位売上成長を目指す慎重姿勢
就任前(FY20)7,726億円
直近(FY25)17,742億円
変化(5カ年)+130%
就任前(FY20)11.3%
直近(FY25)14.5%
変化(5カ年)+3.2pt
若月雄一郎の経歴社長就任に至るキャリア
- 1989年に日本興業銀行へ入行し、2000年にメリルリンチ日本証券へ移った後は投資銀行部門でM&Aや資本市場の最前線に身を置き、2016年には同社の取締役・投資銀行部門副会長まで上り詰めた金融のプロフェッショナルである。塗料や製造業の出身ではなく、資本市場の論理を体得したキャリアが、のちに「株主価値最大化(MSV)」を掲げる経営の土台となった。
- 2019年11月に日本ペイントホールディングスへ専務執行役員として迎えられ、2020年1月にCFOに就任した。筆頭株主であるシンガポールのウットラムグループとの関係が深まり、アジア塗料事業の完全子会社化など大型再編が進む局面で、財務・資本政策を担う立場から経営の中枢に入っていった。
- 2021年4月、筆頭株主ウットラムグループとの関係を背景に共同社長体制が発足し、若月氏はウィー・シューキム氏とともに代表執行役共同社長に就任した。2022年3月には取締役を兼ねた。就任以降は「株主価値最大化(MSV)こそが唯一最大のミッション」を掲げ、買収した各社(アセット)の潜在力を引き出す『アセット・アセンブラー』モデルを経営の軸に据える。
所属・役職1989年200020202025年╱╱╱╱
日本興業銀行
1989年入行
メリルリンチ日本証券
2000年入社
2016年取締役
2016年投資銀行部門副会長
日本ペイント
2019年専務執行役員
2020年専務執行役員CFO
2021年代表執行役共同社長
2022年取締役 代表執行役共同社長
| 年月 | 内容 |
|---|---|
| 1989-04 | 株式会社日本興業銀行(現 株式会社みずほ銀行)入行 |
| 2000-03 | メリルリンチ日本証券株式会社(現 BofA証券株式会社)入社 |
| 2016-01 | 同社取締役 |
| 2016-06 | 同社投資銀行部門副会長 |
| 2019-11 | 日本ペイント専務執行役員 |
| 2020-01 | 日本ペイント専務執行役員CFO |
| 2020-03 | 日本ペイント専務執行役CFO |
| 2021-04 | 日本ペイント代表執行役共同社長(現在) |
| 2021-05 | Nippon Paint Holdings SG Pte. Ltd. Director(現在)DuluxGroup Limited Director(現在) |
| 2021-10 | 日本ペイントコーポレートソリューションズ株式会社代表取締役社長(現在) |
| 2022-03 | 日本ペイント取締役(現在) / 日本ペイント取締役 代表執行役共同社長(現在) |
| 2025-03 | LSF11 A5 TopCo LLC Director(現在) |
発言集公開インタビューからの発言(画像はOGPより引用・改変なし)
「『アセット・アセンブラー』モデルはMSV追求モデルであり、中長期経営戦略でも結局、『MSVをどこまでも追求していく』ことに他なりません」
「『信頼』とは“所与のもの”ではなく、説明責任や結果責任を果たしながら“獲得していくべきもの”です」
「大株主、取締役、執行役の全員が『MSV』で一致団結できることは、中長期にわたる成長に向けて、大変大きな意味を持つと私は考えています」
「長い歴史を紡ぎ、時代を切り拓いてきた当社グループの、根底にある創業時から変わらぬ精神は、社会課題の解決へ向けた「挑戦する姿勢」です」
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