磯野裕之
王子ホールディングス・代表取締役社長執行役員
Isono Hiroyuki(1960年生まれ)
就任年 2021年
就任時年齢 61歳
現年齢 66歳
在任期間 5年
出自 王子HD
- 「森林機能の取り組み」「環境配慮型パッケージングの早期拡大」「木質バイオビジネス」を3本柱に据え、紙業から森林資源由来素材メーカーへの事業定義の書き換えを主導した経営者である。
- 中長期経営計画で森林・脱プラ・木質バイオの3領域への成長投資集中を明示、紙離れと脱プラ規制の二重圧力を欧州サステナブル包装と南半球森林資源をつなぐ事業設計で成長機会化、1873年の渋沢栄一による洋紙国産化から150年を経て森林資源由来素材の多国籍メーカーへ位置づけを再定義
- FY25からセグメントを再編、Walki社・IPI社を生活産業資材セグメントに移管し「環境配慮型パッケージング事業」を可視化、国内印刷情報メディアは値上げと数量削減を併走させ富岡工場火災・苫小牧減産の個別事象を吸収
- 配当性向30%から50%への引き上げと欧州・南米への大型M&Aで、再投資中心経営から資本効率重視への転換を主導した経営姿勢を示した。
- 2025年5月に配当性向を従来の30%から50%へ引き上げてFY25年間配当を24円から36円へ増配、FY24に4.3%まで低下したROEをFY25に6.1%まで回復させる計画を提示
- 2024年4月にフィンランドWalkiグループを買収して欧州のサステナブル包装拠点を獲得、ウルグアイ森林取得と合わせ純有利子負債が大幅増加し財務レバレッジ高止まりを許容、政策保有株式・賃貸用不動産売却で当期純利益を前年比+188億円の650億円へ引き上げる計画を策定
就任前(FY20)13,590億円
直近(FY25)18,617億円
変化(5カ年)+37%
就任前(FY20)6.2%
直近(FY25)1.9%
変化(5カ年)-4.3pt
磯野裕之の経歴社長就任に至るキャリア
- 1984年に王子製紙へ入社し、2000年前後から経営企画に携わってきた。リーマン・ショックや東日本大震災といった大規模な混乱を経営企画の立場で経験し、長期の事業構造を考える視座を培った。
- 2015年6月に取締役・常務グループ経営委員、2021年4月には取締役・専務グループ経営委員へと昇任し、グループ経営の中枢で事業ポートフォリオの再構築に関わった。国内の紙需要縮小と脱プラスチックの潮流のなか、森林資源を起点とする事業構造の転換が経営課題として重みを増していった。
- 2022年4月、加来正年氏の後任として代表取締役社長に就任した。就任直後は原燃料高と急激な円安が直撃し、2022年8月時点で年間1200億円規模のコスト増が見込まれる厳しい局面だった。こうしたなか磯野氏は、森林資源由来素材メーカーへの事業構造転換と資本効率の改善を経営の二つの軸に据えた。
所属・役職1984年20202025年╱╱
王子ホールディングス
1984年入社
2015年取締役・常務グループ経営委員
2021年取締役・専務グループ経営委員
2022年代表取締役社長
| 年月 | 内容 |
|---|---|
| 1984-04 | 王子HD入社 |
| 2012-10 | 王子マネジメントオフィス㈱取締役 |
| 2014-04 | 王子HDグループ経営委員 |
| 2015-06 | 王子HD取締役 常務グループ経営委員 |
| 2021-04 | 王子HD取締役 専務グループ経営委員 / 王子HD入社王子HDグループ経営委員王子HD取締役 常務グループ経営委員王子HD取締役 専務グループ経営委員(現任)コーポレートガバナンス本部長(現任)王子マネジメントオフィス㈱代表取締役社長(現任) |
| 2022-04 | 王子HD代表取締役社長 社長グループ経営委員 |
| 2025-04 | 王子HD代表取締役社長執行役員(現任) |
発言集公開インタビューからの発言(画像はOGPより引用・改変なし)
「単なる成長だけでは不十分であり、進化していかなければなりません」
「森林資源に根付いた事業運営で、代替プラスチック製品や環境配慮型商品などを送り出していくのがこれからの王子です」
「風通し良く組織をまとめていくことは、社長としての大きな仕事です」
「持続可能性が大きく問われる世界の流れの中で、こうした可能性ある山林を大規模に所有しているのは、当社の価値の源泉になるはずです」
「私は1984年に王子製紙に入社して、2000年前後から経営企画に関係する仕事をしてきました」
任期中のIR資料公式ページへのリンク
原典リンクあり 資料あり(URL未登録) なし