工藤幸四郎
旭化成・代表取締役取締役社長
Kudo Koshiro(1959年生まれ)
就任年 2021年
就任時年齢 62歳
現年齢 67歳
在任期間 5年
出自 旭化成
- ヘルスケアを収益の柱に据え、米Calliditas買収による「Tarpeyo」獲得とVeloxis「Envarsus XR」の二本立てで医薬品事業の高成長軌道を主導した経営者である。
- 米Calliditas社から取得したIgA腎症治療剤「Tarpeyo」が2025年版KDIGOガイドラインで推奨されピーク売上5億米ドル超の前倒しに含み、Veloxis移植後免疫抑制剤「Envarsus XR」は過去5年CAGRで20%台前半の成長率を維持、石英ガラスクロスは2026年度に顧客認定獲得し2027年度以降の本格売上貢献を見据える
- 2022年5月に米Bionova、2022年10月に米Forcus関連5社(住宅)を買収しヘルスケアと住宅で攻めの拡張を継続、LIB用湿式セパレータ「ハイポア」カナダ工場の塗工能力増強を進めつつ北米EV立上げ遅延を踏まえ寄与時期を2027年度以降に最適化
- 事業ポートフォリオ変革と自己株式取得・DOE3%早期達成という資本政策で、市場評価への不満に応える経営姿勢を示した。
- 2025年11月に上限400億円の自己株式取得を決定し発行済株式数の約2%を目安に株式市場の評価への不満を機動策で表明、DOE目安3%の早期達成方針を提示し増配より機動的な自己株取得を活用、FY25第3四半期決算で業績上方修正を発表
- 2023年7月に非注力事業を売却、2026年1月に西日本のエチレン生産体制で3社連携の検討を公式発表、政策保有株式の売却加速と事業ポートフォリオ変革を二本柱として並行推進し特別損失をポートフォリオ変革の一定範囲に管理する方針を明示
就任前(FY20)21,061億円
直近(FY25)30,745億円
変化(5カ年)+46%
就任前(FY20)8.2%
直近(FY25)7.5%
変化(5カ年)-0.7pt
工藤幸四郎の経歴社長就任に至るキャリア
- 1982年に慶應義塾大学法学部を卒業した宮崎県延岡市出身の工藤幸四郎氏は、同年に旭化成(旧旭化成工業)へ入社した。ポリウレタン弾性繊維(スパンデックス)の海外生産拡大やポリエステル事業からの撤退など「喜びも悲しみも繊維事業で経験した」現場派で、創業の地・延岡を含む工場群への愛着を経営の原点に置く。
- 旭化成では繊維事業を中心に歩み、2016年に上席執行役員、2019年に常務執行役員、2021年6月に取締役へと昇進して全社の事業ポートフォリオを見渡す立場に就いた。社長就任が内定した2022年初頭には「ポートフォリオ変革は待ったなし」との危機感を語り、長い現場経験から「あらためて事業をやるのは人だ」との確信を深めていた。
- 2022年4月、創業100年の節目に代表取締役社長へ就任した。就任後はマテリアル・住宅・ヘルスケアを軸に、安定志向からの脱却を掲げて「アニマルスピリット」で社員の挑戦を促し、生産性向上に向けたポートフォリオ変革を経営の中核に据えた。その変革を「旭化成のDNA」と位置づけ、資本効率の改善を進めている。
所属・役職1982年20202025年╱╱
旭化成
1982年入社
2016年上席執行役員
2019年常務執行役員
2021年取締役
2022年代表取締役社長
| 年月 | 内容 |
|---|---|
| 1982-04 | 旭化成入社 |
| 2013-04 | 旭化成せんい㈱執行役員 |
| 2016-04 | 旭化成上席執行役員 |
| 2017-04 | 旭化成繊維事業本部長兼務大阪支社長兼務 |
| 2019-04 | 旭化成常務執行役員同パフォーマンスプロダクツ事業本部長兼務 / 旭化成常務執行役員(現在)同パフォーマンスプロダクツ事業本部長兼務 |
| 2021-06 | 旭化成取締役(現在) |
| 2022-04 | 旭化成代表取締役(現在)同取締役社長(現在)同社長執行役員(現在) |
発言集公開インタビューからの発言(画像はOGPより引用・改変なし)
「我々が進むべき道、やるべきことが極めてクリアになりましたから、変革していく絶好のチャンスです。」
旭化成社長・工藤幸四郎「我々が進むべき道、やるべきことが極めてクリアになった今、変革していく絶好のチャンス」 www.zaikai.jp/articles/detail/4172 「ポートフォリオ変革を通じて生産性を高めていくことが最も大事なポイントだと考えます。」
【トップインタビュー】旭化成株式会社 代表取締役社長兼社長執行役員 工藤幸四郎氏(PR) senken.co.jp/posts/75th-asahikasei-231204 「旭化成グループ内全体でDXに対する理解を深め、デジタル人材の層を厚くすることが必須条件です。」
「このままではジリ貧に」、DXに300億円を投じる旭化成・工藤社長の危機感 xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02738/020100005 「中期経営計画のスタート時点(22年4月)ではアセットライト(資産圧縮)とスピード、高付加価値という3つの課題を掲げました。」
旭化成工藤社長「グリーン水素を安く」 30年に売上高1000億円 business.nikkei.com/atcl/gen/19/00155/011800163 「製品である素材がどう価値を生むのかが重要になります。」
旭化成工藤社長「グリーン水素を安く」 30年に売上高1000億円 business.nikkei.com/atcl/gen/19/00155/011800163 「あらためて事業をやるのは人だと思った」
旭化成新社長が繊維事業で経験した喜びと悲しみ ニュースイッチ by 日刊工業新聞社 newswitch.jp/p/30679 任期中のIR資料公式ページへのリンク
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