大矢光雄

東レ・代表取締役社長

Oya Mitsuo(1956年生まれ)

就任年 2022年
就任時年齢 66歳
現年齢 70歳
在任期間 4年
出自 東レ
  • 中期経営課題「AP-2025」を起動し、繊維売上1兆円の達成と引き換えに次期中計の中核を「規模から収益率への転換」に置いた経営者である。
    • 2023年に3カ年の中期経営課題プロジェクト「AP-2025」を策定し成長領域に「繊維・機能化成品」を選定、自動車(人工皮革・エアバッグ)・電子材料向け部材供給に注力する方針を提示、繊維セグメントがFY24に売上収益1兆円を達成しエアバッグ用繊維は世界トップシェアの高収益事業へ成長
    • 売上1兆円達成を節目としつつ、収益率改善を次期中期経営計画の中核論点として明示、「ユニクロと組むことで合繊で新たなマーケットを切り開いた」(日経ビジネス 2024/10)と述べユニクロ連携を成長の柱に位置づけ
  • 特定事業改善「Dプロ」と戦略的プライシングを構造改革・資本政策の二本柱に据え、規模維持の慣性を相対化する経営姿勢を示した。
    • 2024年に構造改革「Dプロ」を開始し品種別・顧客別価格データの可視化で陥没価格の是正を推進、FY24に戦略的プライシングが期初計画100億円を超え223億円の効果を出しFY25までに300億円水準を見込む、Zoltek社の風力発電向け需要回復遅れでFY25のDプロ通期効果は70億円へ下方修正
    • 2024年3月に政策保有株式の順次売却を公表、日本バイリーン株式の売却益でFY25下期の押し上げ要因に、米国関税措置のマイナス150億円影響を織り込みつつ地産地消体制と価格転嫁で安易な値下げは行わない方針を堅持
就任前(FY21)22,285億円
直近(FY25)25,851億円
変化(4カ年)+16%
就任前(FY21)4.5%
直近(FY25)3.8%
変化(4カ年)-0.7pt

大矢光雄の経歴社長就任に至るキャリア

  • 1980年に慶応義塾大学法学部を卒業して東レに入社し、衣料用繊維を担当する繊維部門を歩んだ。長繊維事業部長や産業資材・衣料素材事業部門長などを歴任し、創業以来の繊維事業を出自とする経営者である
  • 2014年6月に商社機能を担うグループ会社・東レインターナショナルの社長に就き、2016年6月に専務取締役、2020年6月に代表取締役副社長執行役員へと昇格した。販売と事業運営の前線でグループの繊維・素材ビジネスを統括する経験を積んだ。
  • 2023年6月、13年ぶりの社長交代で前社長の日覺昭廣氏(代表権のある会長に就任)の後任として代表取締役社長に就任した。直前の中期経営計画は売上収益2兆6000億円・事業利益1800億円の目標がいずれも未達に終わっており、規模拡大から収益率改善への転換と再成長を託される局面での登板だった
所属・役職198020202025╱╱
東レ
1980入社
2012取締役
2
2014東レインターナショナル 社長
2
2016専務取締役
4
2020代表取締役副社長執行役員
3
2023代表取締役社長
3
年月内容
1980-04入社
2009-06産業資材・衣料素材事業部門長
2012-06取締役
2014-06取締役退任東レインターナショナル㈱代表取締役社長
2016-06専務取締役
2020-06代表取締役 副社長執行役員
2023-06代表取締役社長 社長執行役員(現)

発言集公開インタビューからの発言(画像はOGPより引用・改変なし)

信念
「我々が定めている方向性は間違いないと思いますので、時に戦略を軌道修正しながら、道を間違えないように手段を講じていくことが、私自身のデイリーワークだと思っています」
大矢光雄・東レ社長「炭素繊維、水素、水処理事業が我々の成長エンジン。『高成長・高収益』事業を拡大していく」 財界オンライン 2024.9 www.zaikai.jp/articles/detail/4273
事業
「当社はグローバルに事業展開する上で地産地消を基本としていますが、その上で、グローバルなサプライチェーンによるオペレーションができることも強みです」
大矢光雄・東レ社長「炭素繊維、水素、水処理事業が我々の成長エンジン。『高成長・高収益』事業を拡大していく」 財界オンライン 2024.9 www.zaikai.jp/articles/detail/4273/3/1/1
組織
「「勝つまでやる」というDNAがありますが、時代の変化も踏まえて、経営的にメリハリを付けていくことも大事だと考えています」
大矢光雄・東レ社長「炭素繊維、水素、水処理事業が我々の成長エンジン。『高成長・高収益』事業を拡大していく」 財界オンライン 2024.9 www.zaikai.jp/articles/detail/4273/4/1/1
株主
「各事業が競争優位性を維持し続けられるかを見極めて経営資源の配分を判断する」
東レ・大矢光雄社長、ROIC向上へ「成長戦略と構造改革を同じ熱量で」 日本経済新聞 2025.5 www.nikkei.com/article/DGXZQOUC266TS0W5A520C2000000
顧客
「合繊で新たなマーケットを切り開きたい。そのために、綿の肌着の世界に合繊を入れたらどうなるかと、我々も考えていました。ユニクロと組むことでそれが花開いた。ヒートテックにつながったんです」
東レ社長 大矢光雄氏に聞く 世界で勝つ千載一遇のチャンス 日経ビジネス電子版 2024.10 business.nikkei.com/atcl/NBD/19/special/01924
社会
「サーキュラーエコノミーの取り組みにおいて重視しているのは、多彩な静脈ルートをいかに構築するかです」
東レ・大矢光雄社長「革新技術・先端素材で持続する社会に」 日経ESG 2024.4 project.nikkeibp.co.jp/ESG/atcl/column/00006/040400410/?P=2

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