2004年2010年2020年2026年
創業社長の関係
創業
1974年6月、多田勝美氏が名古屋市千種区に資本金100万円の大東産業を設立し、以後30年にわたりトップを務めた。2004年にいったん譲ったのち2006年10月に復帰し、1年で再び退いている。創業家の社長はこの2007年10月で途切れ、以降は一族から社長が出ていない。
社長登用の傾向
登用
2004年以降の5人はいずれも生え抜きで、入社年は1984年から1989年に集中する。就任直前の肩書は東日本営業本部長や建築事業本部長といった営業・建築の事業本部長で、うち2人は子会社の大東ファイナンス社長を経ている。外部からの招聘は一度もない。
社長任期の傾向
任期
創業者の30年に対し、2007年以降の4代は3年半から6年で交代し、5年前後の周期が定着した。長期政権が消えたのは、1991年に一族とダイショウで4割を超えていた持株が2010年代には大株主から消え、創業家の資本の裏づけが失われたためと思われる。
いまの体制への含意
含意
トップは営業現場を率いた生え抜きから選ばれ、外から人を入れる回路はない。後継を諮る指名・報酬委員会は社外3名と代表取締役1名の任意機関で、次期経営体制案に意見を述べる答申止まりである。取締役13名のうち社外は6名で半数に届かず、交代の主導権は執行側に残る。
| 氏名 | 社長在任期間 退任年は推定 | 在任年数 推定 | 状況 | 出自 | 役職 | 在任中の決断 | 施策 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 多田勝美(1974年就任) | 1974〜2004年・2006〜2007年1974年就任 | 通算約31年 | 退任 | — | 設立 代表取締役社長 | 決断1988年大東建託へ社名変更1996年大東ファイナンス設立で垂直統合 | |
| 麻田守孝(2004年就任) | 2004〜2006年2004年就任 | 3年 | 退任 | 生え抜き | 代表取締役社長 | ||
| 三鍋伊佐雄(2007年就任) | 2007〜2013年2007年就任 | 6年 | 退任 | 生え抜き | 代表取締役社長 | 決断2011年ハウスコムの単独上場 | |
| 熊切直美(2013年就任) | 2013〜2019年2013年就任 | 6年 | 退任 | 生え抜き | 代表取締役社長執行役員建築事業本部・経営管理本部担当 | ||
| 小林克満(2019年就任) | 2019〜2023年2019年就任 | 4年 | 退任 | 生え抜き | 代表取締役社長 | ||
| 竹内啓(2023年就任) | 2023年〜現任2023年就任 | 4年 | 現任 | 生え抜き | 代表取締役社長執行役員 | 1989年4月に大東建託へ入社した。2012年4月に執行役員となり、2014年6月に取締役執行役員、2020年4月に常務取締役へ進んだ。入社から34年を同社だけで過ごし、賃貸住宅の建設受託を本業とする会社の内側から社長に就任した生え抜きである。 |