佐藤恒治
トヨタ自動車・元取締役社長
Sato Koji(1969年生まれ)
就任年 2022年
就任時年齢 52歳
退任年 2024年
在任期間 3年
出自 トヨタ自動車
- 章男体制から引き継いだ「モビリティカンパニーへの変革」と「マルチパスウェイ戦略」を中核に据え、ROE 20%目標を新たに掲げた経営者である。
- モビリティカンパニーへの変革に向けた投資1.7兆円を打ち出し、BEV・水素を含むマルチパスウェイ戦略を具現化、ROE 20%を目標化し「クルマ屋が描く未来のモビリティ社会」を中期テーマ化
- 「トヨタモビリティコンセプト」を策定、Woven Cityのオフィシャルローンチで産・学・公連携の実証を本格化、2023年の機関投資家10社対話を踏まえ新マテリアリティ特定とジャパンモビリティショー2025でのグループ発信を実施
- ダイハツ・日野・豊田自動織機の認証不正連鎖への対応と株主還元拡充で経営基盤を再構築した経営者である。
- ダイハツ工業(章男会長主導の発表)・日野自動車・豊田自動織機の連続認証不正への構造的対応を最重要課題に位置付け、日野関連で営業利益▲2,805億円→+2,805億円戻し計上の処理を経て豊田自動織機との関係性も再整理
- 株主還元方針を「安定的・継続的に増配を実施」へ転換、配当を年間60円→75円→95円と段階的に増配、自己株式取得枠1兆円を設定し5.2億株(2兆円相当)を消却、関税影響下でも増配方針継続
就任前(FY21)313,795億円
退任時(FY24)480,367億円
変化(3カ年)+53%
就任前(FY21)9.5%
退任時(FY24)10.0%
変化(3カ年)+0.5pt
佐藤恒治の経歴社長就任に至るキャリア
- 1992年に早稲田大学理工学部機械工学科を卒業してトヨタ自動車へ入社した。大学ではディーゼルエンジンの燃焼を研究したが、配属はシャシー設計部門で、サスペンションの開発設計など「クルマづくり」の現場から技術者としてのキャリアを始めている。創業家の豊田家以外では初のエンジニア出身であり、理系出身の社長は豊田達郎氏以来となる。
- レクサスGSの開発主査やLCのチーフエンジニアとしてフラッグシップ開発を率い、2020年にはLexus InternationalプレジデントとGAZOO Racing(GR)カンパニープレジデントを兼ね、レクサスとモータースポーツの両ブランドを統括した。当時社長の豊田章男氏(モリゾウ)とは社長室での面談よりもクルマの同乗や現場での対話を重ね、GR時代には水素エンジンの開発を自ら提案するなど「クルマ屋」としての薫陶を受けた。
- 2021年1月にはトヨタのブランドを統括するチーフ・ブランディング・オフィサーへ就いた。2022年12月にはタイで行われた水素エンジンカローラの耐久レースの最中に、豊田章男社長(当時)から社長就任を打診される。2023年4月、豊田章男氏が会長へ退くのと入れ替わる形で社長・CEOに就任し、就任後はBEVを含むマルチパスウェイの本格化に加え、ダイハツ・日野・豊田自動織機へ連鎖する認証不正への対応が重なる船出となった。
所属・役職1992年20202024年╱╱
トヨタ自動車
1992年入社
2017年常務理事
2020年執行役員
2023年社長 CEO
2023年取締役・社長
トヨタモーターノースアメリカ
2023年取締役会長兼CEO
| 年月 | 内容 |
|---|---|
| 1992-04 | トヨタ自動車㈱入社 |
| 1992-09 | 同社技術管理部(技術部門センター制導入プロジェクトを担当) |
| 1994-09 | 同社第2シャシー設計部(初代プリウスおよびビスタのサスペンション設計を担当) |
| 2003-07 | 同社第1トヨタセンターZV(北米カムリ製品開発を担当) |
| 2006-04 | 同社レクサスセンター(Lexus GSコンセプトプランナー、Lexus GS開発担当主査) |
| 2012-06 | 同社レクサス製品開発部(GA-Lプラットフォーム主査、Lexus LCコンセプトプランナー) |
| 2016-01 | 同社Lexus International Co. ZLチーフエンジニア(Lexus LC開発責任者) |
| 2017-04 | 同社常務理事 / 同社Lexus International Co. 開発統括 |
| 2019-01 | 同社Lexus International Co. Executive Vice President |
| 2020-01 | 同社執行役員 / 同社Lexus International Co. President |
| 2020-09 | 同社GAZOO Racing Company President |
| 2021-01 | 同社執行役員 / 同社Chief Branding Officer |
| 2021-04 | トヨタガズーレーシングヨーロッパ㈲会長 |
| 2023-04 | トヨタ自動車㈱執行役員・社長 / 同社Chief Executive Officer(現在に至る) / トヨタ モーター ノース アメリカ㈱取締役会長兼CEO |
| 2023-06 | 同社取締役会長(現在に至る) / トヨタ自動車㈱取締役・執行役員・社長(現在に至る) |
発言集公開インタビューからの発言(画像はOGPより引用・改変なし)
「私たちが継承すべきもの。それは、この13年間、豊田社長が土台をつくってくれた「商品と地域を軸にした経営」です。」
最近のトヨタ|新時代のテーマは「継承と進化」佐藤次期社長が会見 toyotatimes.jp/toyota_news/1022.html 「私は「クルマをつくり続ける社長」でありたいと思っています。」
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最近のトヨタ|モビリティ・カンパニーへの変革加速 佐藤社長が語るトヨタの未来 toyotatimes.jp/toyota_news/new_management_policy/001.html 「「チームで、同時に、有機的に動く」新しい経営スタイルで、未来への挑戦を加速してまいります。」
最近のトヨタ|モビリティ・カンパニーへの変革加速 佐藤社長が語るトヨタの未来 toyotatimes.jp/toyota_news/new_management_policy/001.html 「会長の豊田がグループの責任者として先頭に立って、現場に根ざした改善の取り組みを進めております。私も会長とともに、現場で再発防止にしっかりと取り組んでまいります。」
特集|佐藤社長「現場に根ざした改善進める」認証問題で決意 toyotatimes.jp/toyota_news/shareholders_2024/001.html 「未来は、誰かに決められるものではなく、みんなでつくっていくもの。」
特集|「未来はみんなでつくるもの」 佐藤社長が世界に向けて発信 toyotatimes.jp/toyota_news/jms2023/002.html 「一番驚いたのは、たぶん私です。大役過ぎてクラクラしています。豊田社長のまねはできませんが、自分らしくクルマに向き合いながら頑張りたい」
トヨタ社長交代の舞台裏と狙い、佐藤恒治新社長の横顔とは www.nippon.com/ja/japan-topics/g02261 任期中のIR資料公式ページへのリンク
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