赤井電機のテープレコーダー参入は、部品事業の競争激化を背景とした最終製品への業態転換だった。小型モーター技術を応用した縦型レコーダーの開発、国内需要の限界を見越した海外輸出への集中、セールスエンジニアの育成によるアフターサービス体制の構築という三段階の施策が、輸出比率95%・売上…
赤井電機のビデオ参入はテープ駆動技術の応用という観点からは合理的な選択だった。しかしVHS対ベータマックスの規格競争に出遅れたことでライセンス収入を確保できず、量産販売のみでは十分な利益率を維持することが困難だった。加えて売上高の大半を輸出に依存し製造拠点を国内に集中させる事業構…