濱田敏彦
日本酸素ホールディングス・代表取締役社長
Hamada Toshihiko(1956年生まれ)
就任年 2020年
就任時年齢 63歳
現年齢 69歳
在任期間 6年
出自 日本酸素入社
- 三菱ケミカルホールディングスによる完全子会社化を主導した後、「Nippon Sanso」ブランドのグローバル統一と独立経営の両立を進めた経営者である。
- 2020年10月の完全子会社化と同時の商号「日本酸素ホールディングス」復活、米国Matheson Tri-Gas・欧州旧プラクスエア事業を「Nippon Sanso」ブランドで統一
- 上場維持・独立取締役会・独立経営陣体制を堅持しつつ、三菱ケミカルとの石油化学コンビナート向け供給契約・脱炭素R&D連携で年間200億円規模のグループ内取引を構築
- 半導体材料事業と脱炭素関連事業への集中投資で、Vision 2030 期間中の事業ポートフォリオ転換を本格化させた。
- 2025年6月に長期ビジョン「Our Vision 2030」を提示し、2030年3月期に売上高1兆5000億円・営業利益2000億円・ROE12%以上を掲げる
- 3ヵ年累計設備投資5000億円のうち約4割を半導体・脱炭素関連に振り向け、2025年3月期で売上構成比約25%の同領域を40%水準へ引き上げる計画
- 在任5年で連結売上高1兆3080億円・営業利益1659億円・当期純利益988億円を実現し、売上高は4期連続で過去最高を更新した(営業利益・当期純利益は直近期に前期比で減益)。
- 海外売上比率は約65%、地域別では米州30%・欧州20%・アジアオセアニア15%とバランスのとれた構成で、世界第4位の産業ガスメジャーとしての地位を確立
就任前(FY19)8,502億円
直近(FY25)13,596億円
変化(6カ年)+60%
就任前(FY19)11.0%
直近(FY25)14.6%
変化(6カ年)+3.6pt
濱田敏彦の経歴社長就任に至るキャリア
- 1981年に日本酸素(現・日本酸素ホールディングス)へ入社。2002年には米国子会社マゼソン・トライガス(Matheson Tri-Gas)のEVP(執行副社長)として現地経営に携わり、2006年からは半導体ガス事業部長を務めた。後にCEOとして成長の柱に据える米州事業とエレクトロニクス(半導体)の二領域を、早くから現場で担ったキャリアである。
- 2014年にグループ会社の日酸TANAKA(溶接・切断関連機器などを手がける連結子会社)の常務取締役へ転じ、2016年専務取締役を経て、2017年に同社の代表取締役社長に就任。親会社の事業部門を率いる立場から、グループ子会社の経営トップとして一社全体の舵取りを経験した。
- 2020年6月、親会社(当時の大陽日酸)の取締役副社長執行役員として本体へ復帰。同年10月の持株会社体制移行と商号「日本酸素ホールディングス」への変更、三菱ケミカルによる完全子会社化という節目を経て、2021年6月に代表取締役社長CEOへ就任した。濱田敏彦氏は親会社・三菱ケミカルとの良好な関係を保ちつつ、少数株主の声を経営に反映させる独立経営の両立を自らの役割と位置づけている。
所属・役職1981年201020202025年╱╱
日本酸素
1981年入社
2002年Matheson Tri-Gas EVP
2006年半導体ガス事業部長
2020年取締役副社長執行役員
2021年代表取締役社長CEO
日酸TANAKA
2014年常務取締役
2016年専務取締役
2017年代表取締役社長
| 年月 | 内容 |
|---|---|
| 1981-04 | 日本酸素入社 |
| 2002-07 | Matheson Tri-Gas, Inc.エグゼクティブバイスプレジデント スペシャリティガス テクノロジー担当 |
| 2005-10 | 電子機材事業本部 半導体ガス事業部副事業部長 |
| 2006-04 | 電子機材事業本部 半導体ガス事業部長 |
| 2010-01 | 電子機材事業本部 本部長附 兼 事業戦略推進部長 |
| 2014-06 | 日酸TANAKA㈱常務取締役 |
| 2016-06 | 同社専務取締役 |
| 2017-06 | 同社代表取締役社長 |
| 2020-06 | 取締役副社長執行役員(社長補佐) |
| 2021-06 | 代表取締役社長 CEO(現) |
発言集公開インタビューからの発言(画像はOGPより引用・改変なし)
「経営層や管理者層が現状で満足していたら、会社は絶対に成長しません」
「私たちはグローバルメジャーに伍していける価値を生み出し続けられる企業をめざそうという強い意志を持っています」
「そうしたグローバル経営を成功させるためにも、ダイバーシティがより進展するようなシステムをまずホールディングスで構築し、それを各事業会社にも広げて、人的資本をしっかり築いていくことが、私の基本的な仕事だと思っています」
「私自身も親会社以外の株主の皆さま、投資家の皆さまと直接お会いして対話させていただく機会を増やしています」
「しかも至るところにカーボンニュートラルの種があります。それこそが産業ガスというベーシックかつ多彩な製品の特質です」