2006年2010年2020年2026年
- 創業
- 1896年12月、南条新六郎氏らが資本金30万円で日本製粉を発足させた。機械は1879年の官営工場に始まり、旧藩士の会社、雨宮敬次郎氏の建物へと三度持ち主を替えて引き継いだものである。創業家出身の社長は名簿になく、1927年に三井物産と一手販売契約を結んで再建に入った時点で、会社は創業者の手を離れていたと思われる。
- 登用
- 直近20年の社長は5人とも新卒で入社し、37年から40年を経て就いた生え抜きである。他社を経ての入社は各代の経歴に一つもない。担った畑は食品の営業、経理・財務、生産・技術と分かれ、粉を挽く本業ではなく粉の外を伸ばした者が順に上がってきたように見える。
- 任期
- 10年を超える長期政権はなく、名簿の代はいずれも3年から4年で交代している。ただし1993年6月に社長へ就いた澤田浩氏は2002年に会長へ退いたのち、2009年に会長のまま社長を兼ねて戻り、2012年まで務めた。直近3代は4年、4年、就任7年目である。
- 含意
- 創業家の社長も外部からの招聘も持たず、新卒入社の生え抜きが3年から4年で入れ替わる。原料の買い入れも売渡価格も政府が決める製粉では差がつかないため、社長の出身は食品・経理・生産と粉の外へ散った。会長へ退いた者が社長を兼ねて戻った例があり、交代の速さの割に会長の席が重いように見える。