- 1918年創業(並木製作所)以来の歴代社長として、直近の有報期間(FY02〜FY25)では髙橋清氏(FY02〜FY07)、第15代・渡辺広基氏(FY08〜FY15)、第16代・伊藤秀氏(FY16〜FY22)、第17代・藤﨑文男氏(FY23〜現任)の4名が代表取締役社長を務めた。創業者・並木良輔氏に始まる筆記具メーカーの伝統を、戦後の上場(1961年9月・東証二部、1962年8月・東証一部)と持株会社化(2002年1月・パイロットグループホールディングス)、事業会社一体への再統合(2003年7月)を経て継承してきた。
- 第15代・渡辺広基氏(1948年8月生)はパイロット萬年筆株式会社入社の生え抜き、営業出身で、リーマン期の業績落ち込み(FY09・売上666億円・経常利益16億円)から回復軸を主導した。2017年3月に伊藤秀氏(1956年10月生)へ社長を譲り代表取締役会長に転じ、2020年6月退任まで取締役として経営に関与した。第16代・伊藤秀氏は1979年パイロット萬年筆入社、海外営業畑出身で、任期中(2017〜2024年)は海外事業強化と新興国市場開拓を推進、ジェルインキ「フリクション」シリーズの世界展開を加速させた。
- 第17代・藤﨑文男氏(1960年7月生)はパイロット萬年筆入社の経営企画系生え抜きで、2024年3月就任。任期初年度のFY23・FY24で「2022-2024中期経営計画」を完遂し、新中計『2025-2027中期経営計画』(2030年ビジョン実現に向けた「絶え間なき進化」の3年)を始動した。2024年8月にマークス社との資本業務提携、2023年1月のマークスグループ・ホールディングス連結子会社化(2025年7月吸収合併で株式会社マークスに改称)を通じて、文具周辺領域への事業拡張を主導している。