伊藤栄作
三菱重工業・取締役社長(代表取締役)CEO※1
Ito Eisaku(1963年生まれ)
就任年 2024年
就任時年齢 60歳
現年齢 62歳
在任期間 2年
出自 三菱重工業
- 新中期経営計画「2024事業計画」(FY24〜FY26)の下でポートフォリオ経営の強化とGX軸の事業再編を推進する経営者である。
- 「2021事業計画」(FY21〜FY23)の財務体質再建を引き継ぎROE 11%・DOE 4%以上を新指標として提示、2024年4月にGXセグメントを新設し脱炭素関連事業を新報告区分として再編
- 防衛事業の抜本的強化方針を受け航空機・飛昇体・艦艇受注を拡大、米コンセントリック社買収で成長領域強化、2025年5月にテキサス州ダラスへ米国新拠点設置
- 株式分割と政策保有株式売却・新配当方針で資本政策・株主還元を再構築した経営者である。
- 2024年4月1日付で株式分割(10分割)を実施し株主層拡大を企図、配当方針をDOE基準(DOE 4%以上)へ転換し1株配当(分割考慮後)20円→23円→26円と増配継続
- 政策保有株式売却を継続(FY23 +562億円、FY24 +581億円、FY25 +244億円)、独立社外取締役の役員指名・報酬委員会機能を強化しガバナンス再構築
就任前(FY23)46,571億円
直近(FY25)49,742億円
変化(2カ年)+7%
就任前(FY23)6.8%
直近(FY25)9.5%
変化(2カ年)+2.7pt
伊藤栄作の経歴社長就任に至るキャリア
- 伊藤栄作氏は1963年に鳥取県で生まれ、1987年に東京大学工学部航空工学科を卒業して三菱重工業へ入社した。配属された兵庫県高砂市の研究所で発電用ガスタービンの研究開発に通算30年従事し、設計から実験・シミュレーションまで開発の全分野を経験した。当時の高砂は社内でも「スタートアップのような扱い」で、人も設備も見劣りする欧米大手にスピードで勝負する文化のなかで技術者としての矜持を培った。
- 技術者としてのキャリアの途上で九州大学に通って博士(工学)を取得し、海外の大学・企業との共同研究に備えた。やがてマーケティング&イノベーション本部へ移り、自ら「門外漢」と振り返るマーケティングを一から学んで、技術と事業・市場をつなぐ視点を養った。2018年に執行役員、2020年に常務執行役員CTOへ就き、全社の技術戦略とデジタル化を統括する立場となった。
- 2024年12月、CTOを務めていた伊藤栄作氏が翌2025年4月1日付で社長兼CEOに就任する人事が発表され、前任の泉澤清次社長は会長に就いた。伊藤氏は2025年4月に社長CEO、同年6月に取締役社長(代表取締役)CEOとなった。生粋のガスタービン技術者の登用は、エネルギーと防衛で旺盛な受注を着実に納め、エナジートランジションの現実解をいかに生み出すかが問われる局面での選択だった。
所属・役職1987年20202025年╱╱
三菱重工業
1987年入社
2018年執行役員
2020年常務執行役員 CTO
2025年社長 CEO
2025年取締役社長(代表取締役)CEO
| 年月 | 内容 |
|---|---|
| 1987-04 | 三菱重工業入社 |
| 2016-04 | 三菱重工業マーケティング&イノベーション本部ビジネスインテリジェンス&イノベーション部長 |
| 2018-04 | 三菱重工業執行役員フェロー、総合研究所副所長 |
| 2019-04 | 三菱重工業執行役員、CoCTO |
| 2020-04 | 三菱重工業常務執行役員、CTO |
| 2022-04 | 三菱重工業常務執行役員、CTO兼CoCSO |
| 2025-04 | 三菱重工業社長、CEO |
| 2025-06 | 三菱重工業取締役社長(代表取締役)、CEO(現職) |
発言集公開インタビューからの発言(画像はOGPより引用・改変なし)
「社会インフラには必ず三菱重工の技術が必要になります。私達の技術がいらなくなる日は来ない」
三菱重工の“スタートアップ”で鍛えた技術屋としての矜持と誠実さ | マンスリーみつびし www.mitsubishi.com/ja/profile/csr/mpac/monthly/top_interview/2025/06/1.html 「技術では他社に負けない。とても多様な人材や製品分野を持っており、コングロマリットのデメリットとしておっしゃる方も多いが、変化の大きい時代、社会に、たくさんのピースを持っていることは大きな価値。短い時間で実現できるポテンシャルがある」
三菱重工、新社長に伊藤常務CTO「たくさんのピースは大きな価値」 www.aviationwire.jp/archives/314947 「社員ひとりひとりが家族に自慢できる仕事をたくさんやってほしいと思っています」
三菱重工の“スタートアップ”で鍛えた技術屋としての矜持と誠実さ | マンスリーみつびし www.mitsubishi.com/ja/profile/csr/mpac/monthly/top_interview/2025/06/1.html 「まずはお客さまが期待していることを最優先で考え、それをもとにマクロトレンドや競合先の状況を調べたうえで、お客さまの期待や競合先のさらに上を目指していく」
三菱重工の“スタートアップ”で鍛えた技術屋としての矜持と誠実さ | マンスリーみつびし www.mitsubishi.com/ja/profile/csr/mpac/monthly/top_interview/2025/06/1.html 「いちばんのポイントは経済性です。既存の設備を使いながら、ちょっと技術を足すだけで大きな変化を生み出すことができる」
三菱重工の“スタートアップ”で鍛えた技術屋としての矜持と誠実さ | マンスリーみつびし www.mitsubishi.com/ja/profile/csr/mpac/monthly/top_interview/2025/06/1.html 「ガスタービンの開発がしたくて三菱重工業に入社した」
成長の柱は「エネルギー」と「防衛」、三菱重工新社長が重視すること ニュースイッチ by 日刊工業新聞社 newswitch.jp/p/44062 任期中のIR資料公式ページへのリンク
原典リンクあり 資料あり(URL未登録) なし