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野口実 ABCマート・社長現任

  • 創業者「三木正浩」が経営から退いたのち、SC積極出店と漸進的改善を軸に国内1,000店舗体制を築き上げた叩き上げ経営者である。
    • 2010年に旗艦店業態「GRANDSTAGE」の出店を開始し2024年時点で88店舗を展開、2019年に国内ABCマート店舗数が1,000店舗を突破(過半数がSC向け)
    • 2018年に韓国、2019年に台湾で「GS Gen2」、2022年にベトナム進出と海外旗艦店モデルを横展開、「店舗で行うEC強化」を方針に掲げ店頭とECを一体運用するオムニチャネル設計を進行
  • 転換社債型新株予約権付社債330億円とLaCrosse買収を軸に、ホーキンス以来の「ブランド源流買収」モデルを資本市場経由の資金調達で再現した。
    • 2012年8月に米LaCrosseをTOBで取得原価110億円で完全子会社化、のれん51億円を計上しダナー・ラクロスを傘下に、創業家「三木正浩」保有比率およそ68%の所有構造を背景に株式希薄化の影響を限定
    • 2013年1月に2018年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債330億円を発行(バークレー幹事)、2016年2月期に転換条件成立で社債が株式へ転換し資本金・資本準備金が約330億円増加(実質返済不要)、2025年12月に「服部喜一郎」新社長就任が発表され自身は会長へ移行

野口実氏の在任プロフィール主要指標と職歴

社長就任前年度2005年度2006年2月期
直近年度2024年度2025年2月期
在任期間19在任中
出自シヤチハタ東京商事(現シヤチハタ)1988-04入社
社長就任前年齢401965年生まれ
直近時年齢59+19歳
社長就任前売上661億円FY05
直近時売上3,722億円FY24
売上CAGR+9.5%19年・年平均(就任前→直近)
社長就任前売上高営業利益率21.9%FY05
直近時売上高営業利益率16.8%FY24
在任平均売上高営業利益率17.5%19年平均
社長就任前時価総額-
直近時時価総額7,121億円2025年2月末時点
時価総額変化率-算出不可
  1. シヤチハタ東京商事株式会社(現シヤチハタ株式会社)入社

  2. ABCマート入社

  3. ABCマート取締役営業本部長

  4. ABCマート常務取締役営業本部長

  5. ABCマート代表取締役社長(現任)

野口実氏の任期中の業績貢献就任前年度〜直近年度の主要指標推移

売上高(PL分解)億円
営業利益販管費売上原価
利益率(粗利〜営業利益率)%
営業利益率粗利率経常利益率純利益率
利益額(純利益)億円
純利益
時価総額推移億円※各年度末時点
時価総額
ROE推移%
ROE
PBR推移※各年度末時点
PBR

野口実氏の主な施策在任中の該当 4 件

年月カテゴリ出来事
2007/1

野口実氏が代表取締役社長に就任

2007年に野口実氏(当時41歳)がABCマートの代表取締役社長に就任した。野口氏は1991年入社の叩き上げで2024年時点も社長を務める。前社長の金城正弘氏は専務に降格した。同時に創業者の三木正浩氏は「一身上の都合」で役職を退き、オーナー(筆頭株主)で関わる形となった。すなわち2007年は所有と経営の分離が進む転換点であった。野口氏は国内SC出店と大型店GRAND STAGE開発、海外は韓国・台湾を重視し漸進的改善で成長を志向した。

2012/8

米LaCrosseをTOBにて買収

2012年8月にABCマートは米国のブーツメーカー「LaCrosse社(1932年創業)」をTOBで買収した。LaCrosseは「ダナー」「ラクロス」等のアウトドア・ワークブーツを展開する。ABCマートにとってホーキンス取得以来の海外ブランド買収で、カジュアル中心の構成にアウトドア分野を加える狙いと推定される。買収価格は110億円、株式100%取得で「のれん」51億円を計上。創業家退任後の野口体制下で数少ない大型投資案件となった。

2013/1

転換社債型新株予約権付き社債を発行

2013年1月にABCマートは「2018年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債」の発行を決定し、欧州投資家中心に330億円を調達した。幹事引受はバークレー。用途はFY2013〜FY2015の3年で年100億円を国内および韓国・台湾の大型店舗新設に充当する計画。転換条件は2016年以降に株価が転換価格を30%上回った場合とし、2016年2月期に条件を満たし権利行使が発生、資本金・資本準備金が約330億円増加し社債は株式へ転換された。

2018/10

アジアで旗艦店を出店

アジアにおける店舗展開について、大型機関店を通じた出店を開始。2018年に韓国、2019年に台湾で、それぞれGS Gen2の出店を実施した。2022年にはベトナム進出を決定し、同国にGS Gen2を出店している。

野口実氏の任期中のIR資料公式 IR ページ掲載資料へのリンク

決算説明会資料

FY報告資料の種別見所リンク調査時点のURLのため、現在は有効ではない可能性があります
FY26通期決算説明会(決算の概要)
FY26通期決算説明会(翌期の戦略)
FY26通期決算説明会(翌期業績予想)
FY25通期決算説明会(決算の概要)国内外で出店62店舗・退店50店舗を実施し期末1,499店舗体制。海外では米国新政権下のインフレ・セール環境で総利益率が前期比2.0pt低下。事業譲渡による支出と子会社清算に伴う特別利益も計上、ベトナムは株主構成で合弁形態を継続。
FY25通期決算説明会(翌期の戦略)翌期戦略として4カ国(日本・韓国・台湾・ベトナム)の新作同時リリース、海外で26店舗の出店予定。フィリピンで合弁会社を設立し1号店を計画、米国は卸売販売戦略を見直しEC強化、海外ネットワーク拡大を成長エンジンに据える。
FY24通期決算説明会国内では次世代型GRANDSTAGEとABC-MART 2.0業態を軸に出店戦略を推進、オッシュマンズも5店舗出店目標。海外では韓国・台湾・ベトナムでの展開を継続、人的投資と人的資本中期計画を提示。期初2024年2月期に株式分割(1:3)を実施。
FY23通期決算説明会国内外で出店88・退店38、ベトナムに1号店出店し東南アジアへ初進出。複合業態(ABC-MART 2.0)の出店拡大とGS(GRAND STAGE)業態変更を加速。海外総利益率は韓国の景気回復・プロパー販売好調で前期比2.5pt改善。

ファクトシート

FY報告資料の種別見所リンク調査時点のURLのため、現在は有効ではない可能性があります
FY25FACT BOOK株式分割(1:3、2024年2月期)を含む過年度配当推移を整理。2013年LaCrosse Footwear(米)TOB買収、2014年White's Boot買収、オッシュマンズ・ジャパン買収など海外・国内の事業譲り受けの沿革と現状を体系化。
FY24FACT BOOK24/2月期の株式分割(1:3)を反映したデータブック。LaCrosse Footwear買収(2013年、完全子会社化)、White's Boot買収(2014年)、オッシュマンズ・ジャパン買収など主要M&A・事業譲り受けの軌跡と海外ネットワークを一覧。
FY23FACT BOOKコロナ後の業績回復を踏まえたデータブック。LaCrosse Footwear買収(2013年)以降の海外事業展開、ベトナム・韓国・台湾・米国の海外店舗網と協力工場体制、オッシュマンズ・ジャパン買収など過去のM&Aを統合的に整理。
FY22FACT BOOKコロナ影響下のグループ概況。LaCrosse Footwear社をTOB買収(2013年)以降の海外展開、White's Boot追加買収、オッシュマンズ・ジャパン買収、新業態Charlotte・ACE SHOES展開など事業沿革と海外協力工場ネットワークを網羅。
FY21FACT BOOK