井川伸久
日本ハム・元代表取締役社長
Igawa Nobuhisa(1961年生まれ)
就任年 2022年
就任時年齢 61歳
退任年 2024年
在任期間 3年
出自 日本ハム
- 「挑戦する企業風土への改革」を掲げ、拡大路線から資本効率重視へ舵を切り「中期経営計画2026」で構造改革・成長戦略・風土改革の三位一体を制度化した経営者である。
- 2022年6月就任直後にFY22下期で3度の下方修正を経験、2023年6月に中計を見直し、2024年6月に中期経営計画2026を発表(FY27事業利益610億円・ROE7〜8%、設備投資3か年1,500億円)
- 加工製造ライン20%削減・シャウエッセン900億円・北米加工品拡大を中計の三本柱に設定、設備投資を前中計2,480億円から1,500億円へ圧縮し拡大路線からの離脱を数字で明示
- 南米事業整理と北米加工品事業の再強化を軸に、海外不採算事業の処分と加工収益の柱建てを並行で進めた。
- 2023年8月にウルグアイBPU(Breeders & Packers Uruguay)の全株式を売却(想定売却損55億円・実損約10億円)、2025年1月に北米加工品3社(LJD Holdings 含む)の持分を取得し1977年買収のDay-Lee Foodsを再強化
- 海外事業本部がFY23(2024/3期)以降黒字に転換、2026年2月時点でFY25通期事業利益見通し640億円となり中計2026目標を1年前倒し超過、2025年6月に「前田文男」第9代社長へ交代し医療・化粧品の新規事業拡大は次代へ持ち越し
就任前(FY21)11,519億円
退任時(FY24)13,706億円
変化(3カ年)+19%
就任前(FY21)4.5%
退任時(FY24)2.7%
変化(3カ年)-1.8pt
井川伸久の経歴社長就任に至るキャリア
- 1985年4月に日本ハムへ入社し、約30年にわたり同社グループでキャリアを重ねた。井川伸久氏は自社を、加工食品メーカーであると同時に畜産という一次産業を担う企業ととらえ、食肉に新たな価値を加えて供給することを「たんぱく質の価値の提供」であり自社の存在価値の一つだと位置づけている。
- 2015年4月に執行役員、2018年4月に常務執行役員、同年6月に取締役常務執行役員となり、2020年4月に代表取締役専務執行役員、2021年4月に代表取締役副社長へと昇任した。前任の畑佳秀社長のもとで代表取締役の一角を担い、社長就任前から経営の中枢で全社の意思決定に関与した。
- 2023年4月1日、畑佳秀社長の後を継いで代表取締役社長に就任した。就任会見では、改革を進めなければ会社の将来も危ぶまれるという強い危機感を社内で共有していると述べ、「強い日本ハムを取り戻す」ことを使命に掲げた。社長就任後は事業利益の向上を最重要課題に据え、不採算商品の整理など商品ポートフォリオの変革に踏み込むとともに、拡大路線から資本効率を重視する経営への転換と、挑戦する企業風土への改革を推し進めた。
所属・役職1985年20202024年╱╱
日本ハム
1985年入社
2015年執行役員
2018年常務執行役員
2018年取締役常務執行役員
2020年代表取締役専務執行役員
2021年代表取締役副社長
2023年代表取締役社長
| 年月 | 内容 |
|---|---|
| 1985-04 | 日本ハム入社 |
| 2007-03 | 日本ハム加工事業本部営業本部フードサービス事業部フードサービス政策室長 |
| 2008-04 | 日本ハム加工事業本部営業本部フードサービス事業部フードサービス企画室長 |
| 2013-03 | 日本ハム加工事業本部営業本部フードサービス事業部関西フードサービス部長 |
| 2015-01 | 日本ハム加工事業本部営業本部フードサービス事業部関西フードサービス部長、関東フードサービス部長 |
| 2015-04 | 日本ハム執行役員加工事業本部営業本部フードサービス事業部長 |
| 2016-04 | 日本ハム執行役員加工事業本部営業本部フードサービス事業部長、デリカ部長 |
| 2017-04 | 日本ハム執行役員加工事業本部営業本部フードサービス事業部長 |
| 2018-04 | 日本ハム常務執行役員加工事業本部長 |
| 2018-06 | 日本ハム取締役(常務執行役員)加工事業本部長 |
| 2020-04 | 日本ハム代表取締役(専務執行役員)加工事業本部長 |
| 2021-04 | 日本ハム代表取締役副社長(副社長執行役員)加工事業本部長、新規事業推進担当 |
| 2022-04 | 日本ハム代表取締役副社長(副社長執行役員)経営企画本部長、中央研究所担当、新規事業推進担当、北海道プロジェクト推進担当 |
| 2023-04 | 日本ハム代表取締役社長(社長執行役員)(現在) |
発言集公開インタビューからの発言(画像はOGPより引用・改変なし)
「私たちならではの総合的な技術やノウハウを駆使して、新しい価値を加えた食肉を供給していくことが、たんぱく質の価値の提供であり、私たちの存在価値の一つではないかと考えています」
「私は、特に事業利益の向上を最重要課題として現場にも指示を出しており、不採算商品の生産・販売をやめるなど商品ポートフォリオの変革も実施しました」
「私が考える風土改革とは、単に働きやすい職場づくりが目的ではなく、誰もが挑戦可能で、自立型の働き甲斐のある会社にしていくことです」
「発想をメーカー視点から顧客視点に変革していくことが大きな目的です」
「畜産に関わる企業として、『家畜由来のGHG削減』や『アニマルウェルフェア』が特に重要な課題と認識しており、産学連携による共同研究や、畜産業界の方々とともに課題解決に取り組んでいきます」
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