ヤオハンの歴史

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1930

八百半熱海支店を創業

熱海の旅館向けに野菜を販売していた「八百半」から暖簾分けする形で、1930年に和田良平が「八百半熱海支店」(現在のヤオハン)を創業した。創業当初は熱海に点在する温泉旅館向けの「野菜卸」の事業を主軸としたが、収益性は低かったという。

1955
7月

八百半食品デパートに商号変更

日本に普及しつつあったスーパーマーケット事業に参入するため、社名を八百半食品デパートに変更した。スーパーへの業態転換によって、ヤオハンは旅館向けの野菜卸から撤退し、一般消費者向けの小売業に転身する。

1962

和田一夫(33歳)が社長就任

ヤオハンの社長に創業家の和田一夫が就任。熱海の1店舗だけであったが、1960年代を通じて伊豆半島(熱海・三島・沼津)にスーパーを新設することで、地域密着型の店舗展開によって業容を拡大する。なお、和田一夫は熱心な信仰家(生長の家)でもあり、ヤオハンの経営にも信仰心が生かされたという。

1965
11月

小田原店を新設(神奈川県へ進出)

名城論叢:上場会社の粉飾決算事例研究(盛田), 2002/6
1971
9月

ブラジル店を開店

1970年代にスーパー業界では西友・ダイエー・ジャスコ・イトーヨーカ堂などのトップ企業が業容を拡大し、ヤオハンのようなローカル企業にとって不利な状況になった。そこで、ヤオハンの和田一夫は成長の活路を海外に求め、「流通業のソニーになる」という目標を掲げて、ブラジルに進出した。

1972

グループ年商100億円を突破

名城論叢:上場会社の粉飾決算事例研究(盛田), 2002/6
1974
6月

シンガポール店を開店

「流通業のソニーになる」という目標を達成するために、ヤオハンはシンガポールに進出した。

1977

ブラジルヤオハンの倒産

1973年のオイルショックによって世界経済が不況に陥ると、ブラジルヤオハンの業績が悪化。経営支援のための送金がブラジル政府によって制限されたこともあり、ヤオハンはブラジルヤオハンを倒産させることを決めた。

1981
11月

蒲郡店を新設(愛知県へ進出)

名城論叢:上場会社の粉飾決算事例研究(盛田), 2002/6
1982
12月

名古屋証券取引所に株式上場

ブラジル事業では失敗を被ったものの、ヤオハンはシンガポール事業と、国内事業によって堅調に業容を拡大。1982年に株式上場を果たす。

1982年
12月
名古屋証券取引所第2部に株式上場
1984年
11月
名古屋証券取引所第1部に株式上場
1986年
3月
東京証券取引所第2部に株式上場
1983

グループ年商1000億円を突破

名城論叢:上場会社の粉飾決算事例研究(盛田), 2002/6
1986
12月

ワラント債および転換社債の発行開始

名城論叢:上場会社の粉飾決算事例研究(盛田), 2002/6
1989

海外22店舗体制

1980年代を通じてヤオハンはシンガポールやマレーシアなどの東南アジアを中心に店舗網を拡大し、日本小売業界では異例とも言える海外店舗を22店(1989年時点)を運営した。このため、ヤオハンは経済メディアから「流通界の国際派No.1」(1989/2/13日経ビジネス)として賞賛され、和田一夫の経営に注目が集まる。

1990

香港にグループ本社を設置

ヤオハン(和田一夫・社長)は「流通業のソニーになる」という方針に沿って、中国の香港への進出を決断した。ヤオハンは中国への本格進出を目論み、1990年代前半に総額600億円の社債(年間経常利益の10倍以上に相当)を発行する。

1993

経営指導料の架空計上を開始(粉飾)

名城論叢:上場会社の粉飾決算事例研究(盛田), 2002/6
1994

有利子負債が増加

1997

会社更生法の適用申請により倒産

ヤオハンの中国事業の収益性は低く、投資費用を回収することが難しかった。そして、社債償還期限を迎えたヤオハンは経営危機に陥り、1997年に会社更生法の適用を申請して倒産する。

1998
10月

元社長および取締役が逮捕(粉飾)

2019
8月

創業家の和田一夫氏が逝去

2025 (c) Yutaka Sugiura, Author
売上
ヤオハン:売上高
■単体 | ■連結 (単位:億円)
1,568億円
売上高:1997/3
利益
ヤオハン:売上高_当期純利益率
○単体 | ○連結 (単位:%)
-22.9%
利益率:1997/3
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