終戦直後にGHQは日本を統治する上でラジオ放送を重視。ラジオを聞き取りやすいものにするため、雑音が少ない「スーパーヘテロダイン方式のラジオ生産だけを認める」という通達を出した。この方式には中間周波トランスが必要であり、その部品としてフェライトコアが必須となった。このため、ラジオ製造のためには、TDKが製造するフェライトコアの部品が必須となり、TDKはラジオ部品メーカーとして急成長を遂げることになった。
HDD向け磁気ヘッドに積極投資。ビデオテープに代わる収益源に育成
携帯電話向け高周波部品(SAWフィルターなど)を強化するため、ドイツのEpcos社を約1700億円で取得。だが、主要顧客だったノキア社がスマートフォン(iPhoneなど)の台頭により業績不振に陥り、買収後のEpcosの業績は低迷した。2017年にEpcos社の系譜を引き続く高周波部品事業について、TDKはクアルコムと合弁会社を設立し、2019年に事業譲渡により撤退している。
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