元榮太一郎(当時)がアンダーソン毛利法律事務所を退職し、オーセンスグループ株式会社を設立して独立。一般大衆に向けた「弁護士の比較紹介サイト」の開設準備を開始する。なお、元榮太一郎の独立は、すでに高給が約束された大手法律事務所のスーテータスを捨てることを意味しており、同業の弁護士からは理解されなかったという。
弁護士ドットコムで、一般大衆が弁護士に質問できるQAサービス「みんなの法律相談」をリリース。以後、QAの知見が弁護士ドットコムに蓄積され、過去QAに対する有料課金サービスに育つ。過去QAの有料化の理由は、過去の事例であれば、弁護士法に抵触しないためである。
ガラケー向けのモバイルコンテンツ「弁護士ドットコム」を開設。従来のPC向けは企業法務などの「業務的な法律相談」のコンテンツへのアクセス数が多かったが、モバイル向けでは家庭問題のコンテンツ数のアクセス数が多い結果となった。モバイルコンテンツによって弁護士ドットコムは新たな「身近な法律相談」という市場を開拓する。
スマホの普及に対応するために、スマホ向けの「弁護士ドットコム」の運営を開始。従来のガラケー向けのモバイルサイト「弁護士ドットコム」は2018年にサービスを終了した。
弁護士ドットコムは有料サービスを軌道に乗せた上で、2012年にVCから初めてとなる資金調達を実施。2013年には類似業態であるカカクコム(価格comを運営)と業務資本提携を締結するなど、外部資本との提携を積極化した。(なお、2016年から元榮太一郎が政治活動に専念することを受けて、2017年に弁護士ドットコムの社長に元カカクコム取締役の内田陽介が代表取締役社長に就任している)