1899年2月
信天堂山田安民薬房を創業。胃腸薬「胃活」を発売

明治23年に胃腸薬「胃活」の製造販売を開始すると共に、信天堂山田安民薬房を創業した。以後、現在に至るまでロート製薬は山田家による同族会社として経営されている。戦前は国内に加えて、上海などの中国大陸にも工場を建設するなど、手広く商売を手掛けた。

1909年
点眼薬「ロート目薬」を発売

当時、日本眼科学会で主導的な存在であった井上博士が目薬を開発し、ロート製薬が商品化した。ロートの名称は、当時、世界的な眼科医として知られていたドイツ人の「ロート・ムンド博士」に由来する

1959年10月
大阪市生野区に本社工場を新設
1961年10月
大阪証券取引所第2部に上場
1964年10月
東京証券取引所・大阪証券取引所の第1部に指定
1975年
日本ジョセフィンなど3社を買収。化粧品に本格進出

日本ジョセフィン、関西有機化学。モナ化粧品の3社を買収。3社の合計で化粧品の年間売上高は32億円

決算
ロート製薬の業績
1976年3月期(単体)
売上高
84
億円
当期純利益
11
億円
1996年9月
ロート・インドネシアを設立
1997年8月
ロート・メンソレータム・インドネシアを設立
1998年3月
オーチャードパーク市に工場を新設

メンソレータム社の本社及び工場として活用

決算
ロート製薬の業績
1998年3月期(単体)
売上高
399
億円
当期純利益
22
億円
1998年3月
ロートUSAを設立
1999年
山田安邦氏が会長、山田邦雄氏が社長に就任
2014年3月
やえやまファームの株式を取得

ロート製薬が10%出資していた「やえやまファーム(農業生産法人・沖縄県)」が債務超過に陥ったことを受けて、ロートが救済的買収を決定。株式取得比率を10%から49.9%へ高める形で追加取得を実施。取得原価14億円。買収によってロートは「のれん16億円」計上するとともに、減損損失として計上した

決算
ロート製薬の業績
2014年3月期(連結)
売上高
1438
億円
当期純利益
89
億円
営業CF
186
億円
投資CF
-126
億円
財務CF
-52
億円
2016年
国内向け肌ラボの販売額が頭打ちへ

FY2004〜FY2011にかけて「肌ラボ」の販売額は順調に拡大したが、FY2012に販売額の伸びがストップ。以降、肌ラボの年間販売額は100〜120億円前後で推移するようになり、国内需要が一巡へ

決算
ロート製薬の業績
2017年3月期(連結)
売上高
1545
億円
当期純利益
100
億円
営業CF
134
億円
投資CF
-95
億円
財務CF
-23
億円
2016年2月
社外チャレンジワーク制度を開始(社員の副業容認)

2016年当時、日本の上場企業で副業を容認する企業は稀有だったが、ロート製薬は社員からの発案をベースに副業の容認を決定。入社3年目以降の社員について、業務時間外の副業を容認する「社外チャレンジワーク制度」を導入。2016年3月時点の応募者は60名

決算
ロート製薬の業績
2016年3月期(連結)
売上高
1670
億円
当期純利益
91
億円
営業CF
113
億円
投資CF
-60
億円
財務CF
-58
億円
2018年
吉野俊昭氏が急逝

吉野社長が心筋梗塞により67歳で逝去。山田邦雄氏が会長兼社長に就任

決算
ロート製薬の業績
2019年3月期(連結)
売上高
1835
億円
当期純利益
98
億円
営業CF
217
億円
投資CF
-102
億円
財務CF
-33
億円
転載禁止・スクリーンショット不可