SMC の歴史

1959年焼結金属工業設立 | 創業者:大村進(SMC創業者)

設立

1959

焼結金属工業設立

事業内容 (セグメント)SMC

2019年3月期[連結]

SMC - 有価証券報告書


歴史と沿革

大村進(SMC創業者)

【略歴】 大村進(SMC創業者)

  • (調査中)
  • 大村進(SMC創業者)

    (調査中)

    1988/2証券アナリストジャーナル

    【創業】空圧制御の技術者が起業

    1959年に技術研究者であった大村進が焼結金属工業を設立し、SMCの歴史がスタートした。創業時は空気圧システムのエアフィルタの部品を手がけていたが、1961年には空気圧補助機器を開発したことで空圧機器に本格参入した。SMCの顧客は日本国内の製造業の工場で、空圧機器は軽量物の扱いに長けていたことから、SMCは日本の製造業を顧客として徐々に業容を拡大した。

    【上場】多品種即納体制で飛躍

    1968年にSMCは埼玉県の草加に第一工場、続いて1973年に第二工場を新設し、首都圏における製造拠点を充実させた。空圧制御機器は工場のラインによって様々な品種が必要とされるため、SMCとしては需要の大きい首都圏の周辺に工場を立地させることで、あえて在庫を持つことで納期を短縮し、製造ラインを止めることが許されない顧客の支持を得ていく。1987年にSMCは東京証券取引所第2部市場に上場を果たした。

    【海外】グローバルで業容を拡大

    1980年代からSMCは海外展開を推し進めていたが、2000年代を通じて技術センターを現地に新設することで顧客の製造業のニーズを素早く汲み取る体制を構築し、グローバルでの業容を拡大した。2000年には欧州技術センター、2002年には米国技術センター、2007年には中国技術センターをそれぞれ新設し、多様な顧客のニーズに答える体制を構築する。この結果、2000年代を通じてSMCは海外売上比率を増大させた。

    【現状】全世界・全業種に空圧機器を販売

    2010年代を通じてSMCはアジアなどの海外で利益を伴った堅調な成長を続け、優良企業であり続けている。2018年時点のSMCの地域別の売上高構成比は、日本向け32%、北米向け15%、欧州向け15%、アジア向け36%となっており、先進国から途上国まで幅広くカバーしている。販売先の顧客業種については、自動車向け21%、半導体向け23%、電機向け7%、工作機械向け12%、食品向け5%、医療向け4%、その他業種27%となっており、自動車・半導体・工作機械を主軸に、製造業の幅広い分野を顧客として抱えており、特定業種の景気変動の影響を受けにくい体質となっている。なおSMCから公表されている主な取引企業は、平田機工、日特エンジニアリング、ツガミ、牧野フライス、東京精密、SCREEN HD、DMG森精機、津田駒工業などであり、いずれも業界のトップ企業を顧客に持つ。

    売上高

    5769 億円

    2019年3月期[連結]


    経営戦略

    1968年 草加第一工場の新設

    大村進(SMC創業者)

    (調査中)

    1988/2証券アナリストジャーナル

    【解説】利益の源泉は即納体制=在庫保持

    空気圧の制御機器は、製造業の様々な場面で使用されるが、それぞれの製造ラインの特色によって必要とされる制御機器は違ったものになる。このため、2002年の時点でSMCは56万品種(2002/2/28日経産業新聞)を在庫として抱える体制を作り、在庫によって収益を生むという得意なビジネスモデルを作り上げている。さらに、これらの在庫は埼玉や栃木などの首都圏周辺の工場や配送センターに配備されており、全国各地の顧客に素早く納品する物流体制を構築した。2019年時点のSMCの売上高は5769億円に対し、期末時点の商品・仕掛品・原材料は2301億円という高い水準にあり、高収益を在庫リスクを抱えることによって実現している。在庫を抱える戦略を始めた発端は不明であるが、1968年に埼玉草加に工場を新設し、1973年にも同じく草加に工場を新設したという事実から推測するに、1960年代後半の時点で、在庫を抱える即納体制を構築し始めたものと考えられる。なお、SMCが上場した1987年時点の売上高は513億円に対し、棚卸資産138億円を抱えており、上場時点で在庫を抱えるビジネスモデルが成立していたことがうかがえる。

    証券アナリストジャーナル

    (調査中)

    1988/2証券アナリストジャーナル

    純利益率

    22.6 %

    2019年3月期[連結]


    経営課題

    2016年 空売りレポート

    日本経済新聞

    空気圧機器のSMCは14日、調査会社のウェル・インベストメンツ・リサーチが13日に発表した空売り推奨のリポートに対し、前日に続き反論のコメントを出した。

    2016/12/14日経新聞「SMC、空売り推奨のリポートに反論」

    【解説】空売りの標的に

    2016年に某調査会社がSMCの会計において、在庫の処理に関して不明な点があるとして、空売りを推奨した。これに対してSMC側は会計処理は適正に処理しているとして反論するなど、株式市場でSMCの動向に注目が集まった。その後、この騒動はすぐに忘れ去られた。SMCの株価は空売りレポート後にも堅調に上昇し、現在に至る。