サイバーエージェントの歴史

創業年
-
上場年
-
従業員数
-
単体1587名
平均年齢
-
単体1587名
平均年収
-万円
単体1587名
藤田晋(サイバーエージェント・創業者)
藤田晋(サイバーエージェント・創業者)
1973年福井県鯖江市生まれ、1997年青山学院大学卒業、1997年インテリジェンス入社、1998年サイバーエージェント設立、1998年サイバーエージェント代表取締役社長
  • 歴史
  • 沿革
  • 業績
1998年

サイバーエージェントを設立

人材系の営業会社に勤務していた藤田晋は「サイバーエージェント」を設立して起業家に転身。1998年3月には「サイバークリック」の販売を開始し、インターネットの広告会社(クリック数に応じて顧客にサービス料を請求するビジネス)として事業を展開した。なお、サイバークリックの技術はオンザエッヂ(創業者は堀江貴文氏)が担当しており、サイバーエージェントは「広告営業」に特化した会社であった。

2000年

東証マザーズに株式上場

インターネトバブルに夜追い風を受け、サイバーエージェントは創業2年目にあたる2000年に東証マザーズに株式上場を果たす。当時、藤田晋氏は26歳であり、当時としては史上最年少の株式上場として注目を浴びた。なお、上場によりサイバーエージェントは約200億円の資金調達に成功しており、ネットベンチャーの成功事例としてもてはやされた。だが、直後にネットバブルが崩壊して株価が暴落したことを受けて、サイバーエージェントは個人投資家などから批判を浴びせられる対象となった。

藤田晋の発言

本当の意味でネット企業に飛躍したい。それが、私の一番の課題です。当社はネット広告の代理店事業からスタートしました。法人顧客がネットで効果的なプロモーションができるようにお手伝いするもので、ビジネスは比較的順調に立ち上がりました。しかし、「ネット企業の旗手」などともてはやされながら、私は内心、忸怩たる思いでした。ネット企業を名乗るなら、グーグルやヤフーのような誰もが知っているネットサービスそのものを提供するべきだ、という考えがあったからです。

2009/10日経トップリーダー
2003年

離職率改善のため、終身雇用制を宣言

ネットバブル崩壊によってサイバーエージェントの社員が大量離職したことを受け、2003年に終身雇用制を宣言。さらに、新卒採用を本格化するとともに、福利厚生を充実させるために「本社のある渋谷駅から2駅内に住んでいる社員に毎月3万円の家賃補助を支給する」といった制度を導入。当時のITベンチャーとしては珍しく、社員が離職しない組織づくりに邁進する。

藤田晋の発言

2000年のネットバブルの崩壊をきっかけに大量に社員が辞めたことです。当時の潮流だった成果主義や実力主義に私もなびいていました。これらの制度は会社の調子がいい時はよく機能しますが、いったん傾くととても脆い。大量に社員が辞めて車内の雰囲気も悪くなりました。これでやっていけないと思い、2003年から終身雇用制を導入し、社員を辞めさせない体制に移行したのです。

2006/11日経ベンチャー「あの藤田晋が『離職率の低下』にこだわる理由」
2006年

アメーバブログのシステムを内製化

サイバーエージェントはブログサービス「Ameba」を展開していたが、エンジニアを社内に抱えない関係から、システム開発は外部企業に委託していた。だが、Amebaの膨大なアクセスを捌けなくなる障害が多発したため、サイバーエージェントはエンジニアの中途採用を開始。アメーバブログのシステムの内製化により、障害対応が迅速化したことを受けて、技術の内製を本格化させた。

筆者によるエンジニアリングmemo

2006年当時、アメーバブログのトラフィック数は10億PV/月におよび、芸能人がブログを更新したりTV出演するたびに、同時かつ大量なRequestが発生したため、サーバーに関する障害が多発していたという。そこで、大規模なリファクタリングを実施。DBに関しては本番系・待機系の2台のみだったものを複数台に分散した上で、SELECT系とUPDATE系でMySQL(DB)を分割。加えて、画像処理専用のサーバーを新設することで、負荷を低下させることに成功した。この基盤刷新プロジェクトは2006年7月〜2008年5月までの2ヵ年を要したものの、結果として100億PV/月を捌けるインフラを構築することに成功した。

参考文献:2008/10/1日経コンピューター「改良重ね2年がかりで刷新」
2011年

スマホシフトを宣言。エンジニア採用を強化

2010年頃から日本でも急速にスマートフォンが普及したことを受けて、サイバーエージェントは経営資源をスマートフォンに集中させる方針を決断した。また、ゲームなどのスマホ向け新規事業を立ち上げるために、エンジニアを積極採用する方針を打ち出した(なお、エンジニアの中途採用の開始は2006年、エンジニアの新卒採用の開始は2008年から)。

藤田晋の発言

時代は既に、従来のフィーチャーフォン、いわゆるガラケーから、スマートフォンへと切り替わりつつあります。この変化は、単なるデバイス(携帯電話機の端末)の変化ではりません。スマートフォンをガラケーの延長線上に捉える人がいますが、それは間違いです。スマートフォンは、利用シーン、提供できるサービスなどが、ガラケーだけでなく、パソコンとも全く違います。スマートフォン市場は、どこの企業もゼロからのスタートになるわけです。だからこそ、中途半端な覚悟では失敗します。スタートダッシュで一気に差をつけなければ、後から追いつくのは至難の業。そこでの勝負に負ければジリ貧が確定します。

2012年サイバーエージェントBusiness Report
2014年

スマホ向け売上高1000億円突破

2011年からスマホへのシフトを本格化させた結果、スマホ向けゲーム、スマホ向けブログ(ameba blog)などが急成長を遂げ、2014年にサイバーエージェントはスマホ向け売上高1000億円を突破した。

2015年

全社員に占めるエンジニア比率40%突破

2011年からのスマホシフトに合わせてエンジニアを積極採用した結果、2015年におけるエンジニア社員の比率が40%を突破。自社開発体制を充実させたことによって、創業期から続いた「広告営業の会社」から「広告営業とテクノロジーの会社」へと変貌を遂げた。

2016年

AbemaTVを開局

動画サービスを展開するネットフリックスの日本進出が濃厚になったことを受けて、サイバーエージェントは動画を中心としたメディア事業への参入を決断。2016年にネットテレビ局「AbemaTV」を開局し、スマホやPCからサイバーエージェントが提供するオリジナルコンテンツを無料で視聴できるサービスの提供を開始した。なお、メディア事業への参入にあたって、サイバーエージェントはコンテンツ制作などを中心に年間180億円規模の先行投資を決断している。このため、同業他社やテレビ会社からは懐疑的な意見が出たと言われている。

藤田晋の発言

大きな赤字を出していることは重々認識していますが、メディア事業は先に面白いコンテンツを作らなければ成功しないし、マネタイズできないことは歴史が証明しています。だから、現状はあくまで先行投資と位置付け、とにかくいいコンテンツを継続して作り続けることが大事だと考えています。(中略)我々はAbemaTVを10年がかりで会社の柱に育てていく考えです。広告やゲームといった既存事業との相乗効果はもちろん、AbemaTVを起点にした新事業も出てくるでしょう。AbemaTVを会社の中心に据えて、中長期で会社が潤おうような展開をしていくつもりです。

2018/3/19日経ビジネス「サイバーエージェント・ネットテレビの『賭け』」
歴史
沿革
業績