メルカリ の歴史

更新:

創業

2013年

創業者

山田進太郎

創業地

東京都港区

直近売上高(2025/6)

1,926億円

長期業績と転換点(2013/6〜2026/6)
売上高(億円純利益率(%)
Q なぜ2013年に山田進太郎氏はオークションではなくスマホ完結のフリマを選んだのか
A スマートフォンが個人の主デバイスになり始めた2013年に、PC前提のオークション型は出品や入札の手間でCtoC取引を慣れた利用者に閉じ込めていたためである。山田進太郎氏はウノウの設立・売却を経て同年2月に株式会社コウゾウを設立し、即決価格を基本に出品から決済・配送までをスマホ一台で完結させる設計を選んだ。4月には開発中のコードを廃棄してネイティブへ切り替え、7月にメルカリを投入し、個人間取引に加わっていなかった若年層・女性を取り込んだ
Q なぜ2015年度に売上とほぼ同額の広告を投じたのか
A 買い手と売り手が互いを呼ぶCtoCのネットワーク効果が回り始める臨界点を、利用者の純増を待たず広告で先に買い切るためである。2014年3月に14.5億円を調達して5月にテレビCMを開始し、CM放映後の半年でダウンロード数は500万から700万へ伸びた。2015年度は売上42億円に対し広告宣伝費41億円、売上の97.6%を広告へ投じ、翌年度55.7%・その翌年度64%と3年間で広告宣伝費率は50%を超え続けた。後発が追いつくべき投資額を押し上げ、国内市場の先行者利得を固めた。
Q なぜ2024年に米国流の現地サービスでなく越境取引で海外需要へ向かったのか
A 日本で急成長したスマホCtoC体験をそのまま米国へ持ち込む戦略がeBayやFacebook Marketplaceの根付いた市場で通用せず、累計約181億円規模の関係会社株式評価損を生んだ反省があるためである。2018年6月期に約103億円、2023年6月期第2四半期に約80億円を個別決算で計上したメルカリは、現地で別サービスを立ち上げる方式を改め、2024年8月に越境取引機能で台湾の買い手が日本の出品在庫を直接買える体制を整えた。国内在庫を海外需要へ回す形で国際展開を選び直し、同年3月の労働マッチング「メルカリハロ」とともに会員基盤を商品取引の外側へ広げた

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2013年〜 創業とフリマアプリ市場の創出と事業基盤の拡充

スマホで完結するCtoC体験という設計思想

山田進太郎氏は2000年に早稲田大学を卒業してウノウを設立[1]し、2010年に同社を米ジンガへ売却[2]した。海外で事業をやりたいという思いから2012年に退職して半年余りの世界一周旅行[3]に出て、資源を無駄なく使い、みんなで豊かになる仕組みとして個人間取引[4]を思い立ち、2013年2月1日に株式会社コウゾウを設立[5]した。学生時代にインターンとして楽天オークションを立ち上げた[6]ときからCtoC市場に面白みを感じており、狙いはヤフオクでもアマゾンでもない市場[7]をつくることにあった。当初はWebViewで開発を進めたが、サクサク動くことを最優先して4月に既存コードを廃棄しフルネイティブで再開発[8]し、7月にAndroid版、続いてiOS版をリリース[9]した。

  • 週刊東洋経済 2017年2月11日号「【深層リポート メルカリの舞台裏】 フリマアプリで圧倒的1位 躍進メルカリの舞台裏」
    • [1]山田進太郎氏は2000年に早稲田大学を卒業してウェブサービス・ゲーム開発のウノウを設立した
    • [6]山田進太郎氏は学生時代にインターン生として楽天オークションを立ち上げた時からCtoC市場に面白みを感じていた
  • 週刊東洋経済 2019年2月2日号「【ユニクロにとってメルカリは敵? 味方?】 ファーストリテイリング会長兼社長 柳井正×メルカリ会長兼CEO 山田進太郎 スクープ対談! ユニクロにとってメルカリは敵? 味方?」
    • [2]山田進太郎氏は2010年にウノウを米ジンガへ売却した
    • [3]山田進太郎氏は海外で事業をやりたいという思いから2012年にジンガを退職し、半年強の世界一周旅行に出た
    • [4]山田進太郎氏は世界一周旅行の途中で「みんなで豊かになろう」と思い立ち、資源を有効に活用する個人間取引の事業を構想した
  • エンジニアtype 2013年7月29日「山田進太郎氏はなぜ「C2C」に注目したのか? フリマアプリ「メルカリ」で目指す世界市場開拓」
    • [5]山田進太郎氏は半年の世界一周旅行を経て2013年2月1日に株式会社コウゾウを設立した
    • [8]山田進太郎氏はサクサク動くことを最優先して2013年4月頃にフルネイティブでの再開発を始めたと述べた
  • 週刊東洋経済 2016年12月31日号「【特集 2017年大予測】 Part4 ビジネス 2017年注目の企業とトップ 100 Interview フリマアプリ「メルカリ」社長の野望」
    • [7]山田進太郎氏はヤフオクでもアマゾンでもない市場をつくることを狙いとした
  • メルカリ 有価証券報告書【沿革】
    • [9]2013年7月にCtoCマーケットプレイス「メルカリ」の提供を開始した

個人間取引ではパソコンが主流の時代からヤフオクが圧倒的な勢力[10]を占めており、山田社長はヤフオクが限られた人向けのパソコンに最適化された設計[11]だと見ていた。フリマアプリは2012年7月に女性向けファッションに限定したフリル[12]が先陣を切り、ハンドメード作品に特化したミンネ[13]が続くジャンル特化型が先行しており、2014年春にはフリマアプリだけで10種類以上が並立[14]。後発のメルカリは取り扱う商品分野も対象の性別も限定せず[15]、オークションではなく[16]即決価格を基本に据え、出品から購入・決済までをアプリ内で完結[17]させた。事務局が売買を介在させ[18]、代金は買い手の受け取り評価まで預かる[19]仕組みとし、利用者は20〜30代の女性が半数以上[20]、衣料品関連が取引点数の4割近く[21]を占めた。

  • 週刊東洋経済 2015年10月9日号「核心リポート04 混戦のフリマアプリ 後発メルカリが爆伸」
    • [10]ネットの個人間取引ではパソコンが主流の時代からヤフオクが圧倒的な勢力を占めてきた
    • [12]2012年7月に女性向けファッションに限定したフリルが先陣を切った
    • [13]ハンドメード作品に特化したミンネが続き、ジャンル特化型のサービスが先行していた
    • [15]メルカリは後発だが取り扱う商品分野や対象の性別を限定しなかった
    • [20]利用者の半数以上が20〜30代の女性だった
    • [21]衣料品関連が取引点数の4割近くを占めた
  • 週刊東洋経済 2016年12月31日号「【特集 2017年大予測】 Part4 ビジネス 2017年注目の企業とトップ 100 Interview フリマアプリ「メルカリ」社長の野望」
    • [11]山田進太郎社長はヤフオクがパソコンという限られた人向けのデバイスに最適化して作られたと述べた
  • 週刊東洋経済 2014年4月18日号「【LINEの死角】 サービスごとに強豪ひしめく! LINEvs.「異業種」ライバル勢」
    • [14]2014年春時点でCtoCのフリマアプリだけで10種類以上が存在した
  • エンジニアtype 2013年7月29日「山田進太郎氏はなぜ「C2C」に注目したのか? フリマアプリ「メルカリ」で目指す世界市場開拓」
    • [16]山田進太郎社長は既存のオークションとは異なるフリマの設計でCtoC市場の伸びしろを開拓するとした
  • 株式会社コウゾウ ニュースリリース 2013年7月23日「コウゾウ、フリマアプリ「メルカリ」iPhone版をリリース」
    • [17]メルカリは出品者がスマホのカメラで簡単に出品し購入者が安全に買えるフリマアプリとして設計された
  • THE BRIDGE 2013年7月2日「元ウノウ/Zynga Japanの山田進太郎氏が新プロジェクト「メルカリ」公開ーーゲームの次に彼が選んだのはなんと「フリマアプリ」」
    • [18]メルカリは事務局を通じての売買取引のシステムを採用した
  • 週刊東洋経済 2017年2月11日号「【深層リポート メルカリの舞台裏】 フリマアプリで圧倒的1位 躍進メルカリの舞台裏」
    • [19]買い手が入金した代金はメルカリが預かり、受け取り評価が済むまで売り手に振り込まない
  • 週刊東洋経済 2017年2月11日号「【深層リポート メルカリの舞台裏】 フリマアプリで圧倒的1位 躍進メルカリの舞台裏」
    • [1]山田進太郎氏は2000年に早稲田大学を卒業してウェブサービス・ゲーム開発のウノウを設立した
    • [6]山田進太郎氏は学生時代にインターン生として楽天オークションを立ち上げた時からCtoC市場に面白みを感じていた
    • [19]買い手が入金した代金はメルカリが預かり、受け取り評価が済むまで売り手に振り込まない
  • 週刊東洋経済 2019年2月2日号「【ユニクロにとってメルカリは敵? 味方?】 ファーストリテイリング会長兼社長 柳井正×メルカリ会長兼CEO 山田進太郎 スクープ対談! ユニクロにとってメルカリは敵? 味方?」
    • [2]山田進太郎氏は2010年にウノウを米ジンガへ売却した
    • [3]山田進太郎氏は海外で事業をやりたいという思いから2012年にジンガを退職し、半年強の世界一周旅行に出た
    • [4]山田進太郎氏は世界一周旅行の途中で「みんなで豊かになろう」と思い立ち、資源を有効に活用する個人間取引の事業を構想した
  • エンジニアtype 2013年7月29日「山田進太郎氏はなぜ「C2C」に注目したのか? フリマアプリ「メルカリ」で目指す世界市場開拓」
    • [5]山田進太郎氏は半年の世界一周旅行を経て2013年2月1日に株式会社コウゾウを設立した
    • [8]山田進太郎氏はサクサク動くことを最優先して2013年4月頃にフルネイティブでの再開発を始めたと述べた
    • [16]山田進太郎社長は既存のオークションとは異なるフリマの設計でCtoC市場の伸びしろを開拓するとした
  • 週刊東洋経済 2016年12月31日号「【特集 2017年大予測】 Part4 ビジネス 2017年注目の企業とトップ 100 Interview フリマアプリ「メルカリ」社長の野望」
    • [7]山田進太郎氏はヤフオクでもアマゾンでもない市場をつくることを狙いとした
    • [11]山田進太郎社長はヤフオクがパソコンという限られた人向けのデバイスに最適化して作られたと述べた
  • メルカリ 有価証券報告書【沿革】
    • [9]2013年7月にCtoCマーケットプレイス「メルカリ」の提供を開始した
  • 週刊東洋経済 2015年10月9日号「核心リポート04 混戦のフリマアプリ 後発メルカリが爆伸」
    • [10]ネットの個人間取引ではパソコンが主流の時代からヤフオクが圧倒的な勢力を占めてきた
    • [12]2012年7月に女性向けファッションに限定したフリルが先陣を切った
    • [13]ハンドメード作品に特化したミンネが続き、ジャンル特化型のサービスが先行していた
    • [15]メルカリは後発だが取り扱う商品分野や対象の性別を限定しなかった
    • [20]利用者の半数以上が20〜30代の女性だった
    • [21]衣料品関連が取引点数の4割近くを占めた
  • 週刊東洋経済 2014年4月18日号「【LINEの死角】 サービスごとに強豪ひしめく! LINEvs.「異業種」ライバル勢」
    • [14]2014年春時点でCtoCのフリマアプリだけで10種類以上が存在した
  • 株式会社コウゾウ ニュースリリース 2013年7月23日「コウゾウ、フリマアプリ「メルカリ」iPhone版をリリース」
    • [17]メルカリは出品者がスマホのカメラで簡単に出品し購入者が安全に買えるフリマアプリとして設計された
  • THE BRIDGE 2013年7月2日「元ウノウ/Zynga Japanの山田進太郎氏が新プロジェクト「メルカリ」公開ーーゲームの次に彼が選んだのはなんと「フリマアプリ」」
    • [18]メルカリは事務局を通じての売買取引のシステムを採用した

売上の97.6%を広告に投じた先行投資の賭け

小泉文明氏は2012年6月にミクシィを退社[22]し、2013年12月にメルカリへ参画[23]した。ミクシィで取締役執行役員CFOを務めた経験[24]から、人手が足りなくても採用の水準を下げないこと、ここぞというタイミングで投資をケチらないことを教訓[25]として持ち込み、参入当時のフリマアプリを勝者総取りの市場と見て[26]、1位でなければ2位も100位も同じだと考えていた。小泉氏は入社から3カ月で資金調達・テレビCM制作・カスタマーサポート拠点の立ち上げを同時並行[27]で進め、2014年3月にグロービス・キャピタル・パートナーズらを引受先とする第三者割当増資で14.5億円を調達[28]した。5月10日から初のテレビCMを一部を除く全国で放映[29]し、先行していたフリルを抜いた[30]。10月に総ダウンロード数は500万を突破[31]し、12月には700万に達した[32]

  • 週刊東洋経済 2014年1月31日号「ニュース最前線 投資 対立 誘致 通信 電機 ネット 食品」
    • [22]小泉文明氏は2012年6月にミクシィを退社した
  • メルカリ ニュースリリース 2013年12月16日「メルカリ、元ミクシィ取締役CFO小泉文明参画について」
    • [23]小泉文明氏は2013年12月にメルカリへ参画した
  • 週刊東洋経済 2017年2月11日号「【深層リポート メルカリの舞台裏】 フリマアプリで圧倒的1位 躍進メルカリの舞台裏」
    • [24]小泉文明氏は2012年までミクシィで取締役執行役員CFOを務めた
    • [25]人手が足りなくても採用のハードルを下げないこと、ここぞというタイミングで投資をケチらないことが前職までの経営経験で得た教訓だった
    • [26]小泉文明氏は参入当時、こうしたサービスは勝者総取りで2位も100位も同じだと考えていた
  • DIAMOND SIGNAL 2023年2月1日「メルカリを“勝者”に導いた10年前の意思決定、小泉文明氏が振り返る「成功のターニングポイント」」
    • [27]小泉文明氏は入社から3ヶ月で資金調達・CM制作・カスタマーサポート拠点の立ち上げを同時並行で進めた
  • メルカリ ニュースリリース 2014年3月31日「フリマアプリ「メルカリ」、14.5億円を調達し、アメリカ展開へ」
    • [28]2014年3月31日にグロービス・キャピタル・パートナーズ等を引受先とする第三者割当増資で14.5億円を調達した
  • メルカリ ニュースリリース 2014年5月8日「フリマアプリ「メルカリ」、初のテレビCMが5月10日(土)より全国でオンエア」
    • [29]2014年5月10日から初のテレビCMを一部を除く全国で放映開始した
  • 週刊東洋経済 2017年9月23日号「【第1特集 メルカリ&ZOZOTOWN】 Part1 爆走するメルカリ 創業5年目のメガベンチャー 流通革命児の野望」
    • [30]テレビCMで一気に認知度を高め、フリマアプリで先行していたフリルを抜いた
  • メルカリ ニュースリリース 2014年10月9日「フリマアプリ「メルカリ」、新テレビCMの開始とリアルでのフリマ開催、ならびに資金調達のお知らせ」
    • [31]2014年10月時点で総ダウンロード数は500万を突破した
  • メルカリ公式Twitter(@mercari_jp)
    • [32]2014年12月に総ダウンロード数700万を突破した

2015年6月期の売上高は42億円、広告宣伝費は41億円[33]で、売上の97.6%を広告へ投じた。翌期も55.7%、その翌期も64%[34]と、広告宣伝費率は3年続けて50%を上回った。先行投資の効果は利用者数に表れ、2015年2月に国内で1000万ダウンロードを突破[35]し、9月には1800万に達した[36]。ニールセンの調査では、8月のスマホ経由のオークション・フリマ利用者はメルカリが567万人[37]で、1589万人のヤフオクに次ぐ2位[38]につけ、月間流通額はピーク時に50億〜70億円程度[39]に達したとみられる。同じ時期、未公開企業の資金調達額はジャパンベンチャーリサーチの集計で2015年に1532億円へ膨らみ[40]、1社当たりでは2010〜11年の1800万円程度から1億円超[41]へ広がった。

  • メルカリ 有価証券報告書
    • [33]2015年6月期は売上高42億円に対し広告宣伝費41億円で、売上の97.6%を広告に投じた
    • [34]広告宣伝費率は2016年6月期55.7%、2017年6月期64%と3年続けて50%を上回った
  • 週刊東洋経済 2015年10月9日号「核心リポート04 混戦のフリマアプリ 後発メルカリが爆伸」
    • [35]2015年2月に国内で1000万ダウンロードを突破した
    • [36]2015年9月に国内1800万ダウンロードへ達した
    • [37]ニールセン調査でスマホ経由のオークション・フリマ利用者数は2015年8月にメルカリが567万人だった
    • [38]同調査でヤフオクは1589万人で首位、メルカリは2位につけた
    • [39]メルカリの月間流通額はピーク時に50億〜70億円程度あったとみられる
  • 週刊東洋経済 2016年7月23日号「【第1特集 すごいベンチャー】 日本を立て直せ! すごいベンチャー100」
    • [40]ジャパンベンチャーリサーチによると2015年の未公開企業の資金調達額は1532億円だった
    • [41]1社当たりの資金調達額は2010〜11年の1800万円程度から2015年に1億円超へ拡大した
  • 週刊東洋経済 2014年1月31日号「ニュース最前線 投資 対立 誘致 通信 電機 ネット 食品」
    • [22]小泉文明氏は2012年6月にミクシィを退社した
  • メルカリ ニュースリリース 2013年12月16日「メルカリ、元ミクシィ取締役CFO小泉文明参画について」
    • [23]小泉文明氏は2013年12月にメルカリへ参画した
  • 週刊東洋経済 2017年2月11日号「【深層リポート メルカリの舞台裏】 フリマアプリで圧倒的1位 躍進メルカリの舞台裏」
    • [24]小泉文明氏は2012年までミクシィで取締役執行役員CFOを務めた
    • [25]人手が足りなくても採用のハードルを下げないこと、ここぞというタイミングで投資をケチらないことが前職までの経営経験で得た教訓だった
    • [26]小泉文明氏は参入当時、こうしたサービスは勝者総取りで2位も100位も同じだと考えていた
  • DIAMOND SIGNAL 2023年2月1日「メルカリを“勝者”に導いた10年前の意思決定、小泉文明氏が振り返る「成功のターニングポイント」」
    • [27]小泉文明氏は入社から3ヶ月で資金調達・CM制作・カスタマーサポート拠点の立ち上げを同時並行で進めた
  • メルカリ ニュースリリース 2014年3月31日「フリマアプリ「メルカリ」、14.5億円を調達し、アメリカ展開へ」
    • [28]2014年3月31日にグロービス・キャピタル・パートナーズ等を引受先とする第三者割当増資で14.5億円を調達した
  • メルカリ ニュースリリース 2014年5月8日「フリマアプリ「メルカリ」、初のテレビCMが5月10日(土)より全国でオンエア」
    • [29]2014年5月10日から初のテレビCMを一部を除く全国で放映開始した
  • 週刊東洋経済 2017年9月23日号「【第1特集 メルカリ&ZOZOTOWN】 Part1 爆走するメルカリ 創業5年目のメガベンチャー 流通革命児の野望」
    • [30]テレビCMで一気に認知度を高め、フリマアプリで先行していたフリルを抜いた
  • メルカリ ニュースリリース 2014年10月9日「フリマアプリ「メルカリ」、新テレビCMの開始とリアルでのフリマ開催、ならびに資金調達のお知らせ」
    • [31]2014年10月時点で総ダウンロード数は500万を突破した
  • メルカリ公式Twitter(@mercari_jp)
    • [32]2014年12月に総ダウンロード数700万を突破した
  • メルカリ 有価証券報告書
    • [33]2015年6月期は売上高42億円に対し広告宣伝費41億円で、売上の97.6%を広告に投じた
    • [34]広告宣伝費率は2016年6月期55.7%、2017年6月期64%と3年続けて50%を上回った
  • 週刊東洋経済 2015年10月9日号「核心リポート04 混戦のフリマアプリ 後発メルカリが爆伸」
    • [35]2015年2月に国内で1000万ダウンロードを突破した
    • [36]2015年9月に国内1800万ダウンロードへ達した
    • [37]ニールセン調査でスマホ経由のオークション・フリマ利用者数は2015年8月にメルカリが567万人だった
    • [38]同調査でヤフオクは1589万人で首位、メルカリは2位につけた
    • [39]メルカリの月間流通額はピーク時に50億〜70億円程度あったとみられる
  • 週刊東洋経済 2016年7月23日号「【第1特集 すごいベンチャー】 日本を立て直せ! すごいベンチャー100」
    • [40]ジャパンベンチャーリサーチによると2015年の未公開企業の資金調達額は1532億円だった
    • [41]1社当たりの資金調達額は2010〜11年の1800万円程度から2015年に1億円超へ拡大した

2016年〜 上場と米国事業の苦戦と事業ポートフォリオ再編

メルカリの業績推移:連結

売上高(億円)純利益率(%)
  1. 2017年 メルペイ設立とスマホ決済参入による「メルカリ経済圏」の構築 フリマの売上金を実店舗へ——フリマに次ぐ第二の柱として金融・決済に踏み出した判断
  2. 2018年 東京証券取引所マザーズに株式上場
  3. 2020年 NTTドコモとの業務提携を開始
  4. 2021年 国内子会社メルコインを設立
  5. 2021年 情報漏洩・不正決済が継続的に発生
  6. 2021年 「メルカリShops」の提供を開始

評価額1200億円の調達と上場後も続いた営業赤字

2016年3月に三井物産や日本政策投資銀行らから[42]83.5億円を調達し、評価額は約1200億円に達した。日本随一のユニコーン[43]と呼ばれ、山田会長は未上場での調達も選択肢に残していた[44]。利用者が増えて不適切な使われ方の指摘も増え、しかるべき時点で上場して社会の公器になる必要[45]も認めていた。上場の理由には、スタートアップとしての意識と世間が求める責任のギャップ、安心・安全の面で気づくのが遅かった反省[46]を挙げ、目指すのは安定成長ではなく、5倍、10倍の非連続的成長[47]だと述べた。2018年6月19日に東証マザーズへ上場[48]し、600億円超を調達、人・テクノロジー・海外を重点投資[49]に挙げた。株価は公開価格3000円を上回る4500円前後[50]で推移し、時価総額は2021年6月期末に9310億円[51]へ達したが、営業利益は創業以来赤字が続き[52]、2018年末に英国事業からの撤退を決め[53]、2019年6月期は過去最大の営業赤字[54]が見込まれた。

  • 週刊東洋経済 2017年9月23日号「【第1特集 メルカリ&ZOZOTOWN】 Part1 爆走するメルカリ 創業5年目のメガベンチャー 流通革命児の野望」
    • [42]2016年3月の資金調達では三井物産、日本政策投資銀行らが総額84億円を出資した
  • 週刊東洋経済 2016年12月31日号「【特集 2017年大予測】 Part4 ビジネス 2017年注目の企業とトップ 100 Interview フリマアプリ「メルカリ」社長の野望」
    • [43]ベンチャーキャピタルなどから126億円を調達し、企業評価額10億ドル以上の非上場ベンチャーとして日本随一のユニコーン企業といわれた
  • 週刊東洋経済 2017年9月23日号「【第1特集 メルカリ&ZOZOTOWN】 Part1 爆走するメルカリ interview メルカリ 会長兼CEO 山田進太郎 フリマアプリを核に経済圏を広げていく」
    • [44]山田会長は上場前、未上場のままでの資金調達も選択肢に残していた
    • [45]利用者の増加で不適切な使われ方の指摘が増え、しかるべき時点で上場し社会の公器になる必要を認めていた
  • 週刊東洋経済 2018年6月23日号「ニュース深掘り 山田CEOに直撃 メルカリ上場、10倍成長の野望」
    • [46]上場の理由に、スタートアップの意識と世間が求める責任のギャップ、安心・安全の面で気づくのが遅かった反省を挙げた
    • [47]目指すのは安定成長ではなく5倍、10倍の非連続的成長だと述べた
    • [48]2018年6月19日に東証マザーズへ上場し、最大630億円の調達を計画した
  • 週刊東洋経済 2018年7月14日号「【第1特集 すごいベンチャー100】 メルカリついに上場 米国「巨額投資」の勝算」
    • [49]上場で600億円超を調達し、人・テクノロジー・海外を重点投資に挙げた
    • [50]上場後の株価は公開価格3000円を上回る4500円前後で推移した
    • [52]本業の儲けを示す営業利益は創業以来赤字が続いた
  • メルカリ 有価証券報告書
    • [51]2021年6月期末の時価総額は9310億円だった
  • 週刊東洋経済 2019年2月2日号「【ユニクロにとってメルカリは敵? 味方?】 ファーストリテイリング会長兼社長 柳井正×メルカリ会長兼CEO 山田進太郎 スクープ対談! ユニクロにとってメルカリは敵? 味方?」
    • [53]2018年末に英国事業からの撤退を決めた
    • [54]2019年6月期は過去最大の営業赤字が見込まれた

2017年4月、メルカリは日本事業の経営を小泉社長兼COOに任せ[55]、山田会長兼CEOが海外を見る役割分担へ。採用は転職エージェントに頼らず、中途入社の約9割[56]を社員紹介によるリファラル採用と採用ホームページからの直接応募で賄い、経営陣には外務省や三菱商事、ゴールドマン・サックス証券の出身者[57]が加わった。2018年10月には外国籍の新卒44人が入社[58]し、うち29人をインド工科大学の出身者[59]が占めた。2017年4月には1万円札5枚が5万9500円[60]といった現金の出品が相次ぎ、金融庁の遠藤俊英監督局長は衆議院の財務金融委員会[61]で、事業者が貸金業の媒介に該当する可能性に言及した。メルカリは現金出品を削除して規約の出品禁止物に加え[62]、同年12月には本人情報の登録を厳格化し、売上金を保管できる期間を短縮[63]した。上場後は組織の課題への対処として、開発面でシステムのマイクロサービス化を進めた[64]

  • 週刊東洋経済 2017年9月23日号「【第1特集 メルカリ&ZOZOTOWN】 Part1 爆走するメルカリ interview メルカリ 会長兼CEO 山田進太郎 フリマアプリを核に経済圏を広げていく」
    • [55]2017年4月に小泉文明氏が社長兼COO、山田進太郎氏が会長兼CEOとなり、日本事業を小泉氏、海外を山田氏が見る役割分担に変えた
  • 週刊東洋経済 2017年9月23日号「【第1特集 メルカリ&ZOZOTOWN】 Part1 爆走するメルカリ 経営エリートが大集結 メルカリ経営の強力布陣」
    • [56]中途入社の約9割をリファラル採用と採用ホームページからの直接応募が占めた
    • [57]経営陣に外務省・三菱商事・ゴールドマン・サックス証券の出身者が加わった
  • 週刊東洋経済 2020年1月25日号「【第2特集 変貌するインドビジネス】 デジタル メルカリ、ペイペイ… IT勢もインド推し」
    • [58]2018年10月に外国籍の新卒44人が入社し、うち29人がインド工科大学出身者だった
    • [59]2018年10月入社の外国籍新卒のうち29人をインド工科大学出身者が占めた
  • 週刊東洋経済 2017年9月23日号「【第1特集 メルカリ&ZOZOTOWN】 Part1 爆走するメルカリ 知らずに使い続けて大丈夫? メルカリユーザー転ばぬ先の杖」
    • [60]2017年4月に1万円札5枚が5万9500円で出品されるなど現金の出品が相次いだ
    • [61]金融庁の遠藤俊英監督局長が衆議院財務金融委員会で、事業者は貸金業の媒介に該当する可能性があると答弁した
    • [62]メルカリは現金出品を削除し、規約の出品禁止物に加えた
  • 週刊東洋経済 2017年12月30日号「【特集 2018年大予測】 Part5 ビジネス 83 爆走メルカリ “コト領域”でも大攻勢」
    • [63]2017年12月に本人情報登録の厳格化と売上金の保管期間短縮に踏み切った
  • 株式会社メルカリ 2019年6月期通期 決算説明会 質疑応答の要約(IR資料)
    • [64]組織の課題の解決策の一つとして開発面でマイクロサービス化を進めていると説明した
  • 週刊東洋経済 2017年9月23日号「【第1特集 メルカリ&ZOZOTOWN】 Part1 爆走するメルカリ 創業5年目のメガベンチャー 流通革命児の野望」
    • [42]2016年3月の資金調達では三井物産、日本政策投資銀行らが総額84億円を出資した
  • 週刊東洋経済 2016年12月31日号「【特集 2017年大予測】 Part4 ビジネス 2017年注目の企業とトップ 100 Interview フリマアプリ「メルカリ」社長の野望」
    • [43]ベンチャーキャピタルなどから126億円を調達し、企業評価額10億ドル以上の非上場ベンチャーとして日本随一のユニコーン企業といわれた
  • 週刊東洋経済 2017年9月23日号「【第1特集 メルカリ&ZOZOTOWN】 Part1 爆走するメルカリ interview メルカリ 会長兼CEO 山田進太郎 フリマアプリを核に経済圏を広げていく」
    • [44]山田会長は上場前、未上場のままでの資金調達も選択肢に残していた
    • [45]利用者の増加で不適切な使われ方の指摘が増え、しかるべき時点で上場し社会の公器になる必要を認めていた
    • [55]2017年4月に小泉文明氏が社長兼COO、山田進太郎氏が会長兼CEOとなり、日本事業を小泉氏、海外を山田氏が見る役割分担に変えた
  • 週刊東洋経済 2018年6月23日号「ニュース深掘り 山田CEOに直撃 メルカリ上場、10倍成長の野望」
    • [46]上場の理由に、スタートアップの意識と世間が求める責任のギャップ、安心・安全の面で気づくのが遅かった反省を挙げた
    • [47]目指すのは安定成長ではなく5倍、10倍の非連続的成長だと述べた
    • [48]2018年6月19日に東証マザーズへ上場し、最大630億円の調達を計画した
  • 週刊東洋経済 2018年7月14日号「【第1特集 すごいベンチャー100】 メルカリついに上場 米国「巨額投資」の勝算」
    • [49]上場で600億円超を調達し、人・テクノロジー・海外を重点投資に挙げた
    • [50]上場後の株価は公開価格3000円を上回る4500円前後で推移した
    • [52]本業の儲けを示す営業利益は創業以来赤字が続いた
  • メルカリ 有価証券報告書
    • [51]2021年6月期末の時価総額は9310億円だった
  • 週刊東洋経済 2019年2月2日号「【ユニクロにとってメルカリは敵? 味方?】 ファーストリテイリング会長兼社長 柳井正×メルカリ会長兼CEO 山田進太郎 スクープ対談! ユニクロにとってメルカリは敵? 味方?」
    • [53]2018年末に英国事業からの撤退を決めた
    • [54]2019年6月期は過去最大の営業赤字が見込まれた
  • 週刊東洋経済 2017年9月23日号「【第1特集 メルカリ&ZOZOTOWN】 Part1 爆走するメルカリ 経営エリートが大集結 メルカリ経営の強力布陣」
    • [56]中途入社の約9割をリファラル採用と採用ホームページからの直接応募が占めた
    • [57]経営陣に外務省・三菱商事・ゴールドマン・サックス証券の出身者が加わった
  • 週刊東洋経済 2020年1月25日号「【第2特集 変貌するインドビジネス】 デジタル メルカリ、ペイペイ… IT勢もインド推し」
    • [58]2018年10月に外国籍の新卒44人が入社し、うち29人がインド工科大学出身者だった
    • [59]2018年10月入社の外国籍新卒のうち29人をインド工科大学出身者が占めた
  • 週刊東洋経済 2017年9月23日号「【第1特集 メルカリ&ZOZOTOWN】 Part1 爆走するメルカリ 知らずに使い続けて大丈夫? メルカリユーザー転ばぬ先の杖」
    • [60]2017年4月に1万円札5枚が5万9500円で出品されるなど現金の出品が相次いだ
    • [61]金融庁の遠藤俊英監督局長が衆議院財務金融委員会で、事業者は貸金業の媒介に該当する可能性があると答弁した
    • [62]メルカリは現金出品を削除し、規約の出品禁止物に加えた
  • 週刊東洋経済 2017年12月30日号「【特集 2018年大予測】 Part5 ビジネス 83 爆走メルカリ “コト領域”でも大攻勢」
    • [63]2017年12月に本人情報登録の厳格化と売上金の保管期間短縮に踏み切った
  • 株式会社メルカリ 2019年6月期通期 決算説明会 質疑応答の要約(IR資料)
    • [64]組織の課題の解決策の一つとして開発面でマイクロサービス化を進めていると説明した

累計181億円を積み上げた米国事業の誤算

2014年1月に米国子会社を設立[65]し、同年9月に米国版の提供を[66]手数料無料[67]で始めた。山田会長は米国の市場は日本の4倍[68]はあり、成功すれば欧州やアジアへの足掛かりになると見た。米国では20年以上続くクレイグズリスト[69]が生活に根付き、山田会長も競合としてイーベイを挙げていた[70]。2017年6月には元グーグル・フェイスブック幹部のジョン・ラーゲリン氏が加わり[71]、ロゴを赤から青へ改め、「The Selling App.」[72]を掲げた。山田会長は伸び悩みの要因を内的なものと見て、テレビCMでの認知獲得が難しく、サービスの作り込みも不十分[73]だったと述べた。日本で開発し途中から現地に日本人を送る進め方[74]もうまくいかなかった。2018年6月期に約103億円[75]、2023年6月期第2四半期に約80億円[76]の関係会社株式評価損を個別決算で計上し、いずれも連結では消去された[77]が、米国事業に関わる評価損は累計で約181億円規模に達した。

  • 週刊東洋経済 2019年2月2日号「【ユニクロにとってメルカリは敵? 味方?】 ファーストリテイリング会長兼社長 柳井正×メルカリ会長兼CEO 山田進太郎 スクープ対談! ユニクロにとってメルカリは敵? 味方?」
    • [65]2014年1月に米国子会社を設立した
    • [66]2014年9月に米国版の提供を開始した
    • [69]米国には20年以上続き生活に根付いた地域別ネット掲示板クレイグズリストがあった
    • [70]山田進太郎会長は対談中に米国メルカリのライバルとしてイーベイに触れた
    • [74]日本で開発し途中から現地に日本人を送る進め方はうまくいかなかった
  • メルカリ 有価証券報告書【沿革】
    • [67]米国版は当初手数料を徴収せず、2016年10月に商品代金に応じた手数料の徴収を開始した
  • 週刊東洋経済 2018年6月23日号「ニュース深掘り 山田CEOに直撃 メルカリ上場、10倍成長の野望」
    • [68]山田会長は米国の市場は日本の4倍あり、成功すれば欧州やアジアへの足掛かりになると見ていた
    • [73]山田会長は伸び悩みの要因を内的なものと述べ、テレビCMでの認知獲得の難しさとサービスの作り込み不足を挙げた
  • 週刊東洋経済 2017年9月23日号「【第1特集 メルカリ&ZOZOTOWN】 Part1 爆走するメルカリ interview メルカリ 会長兼CEO 山田進太郎 フリマアプリを核に経済圏を広げていく」
    • [71]2017年6月に元グーグル・元フェイスブックのジョン・ラーゲリン氏が経営陣に参画した
  • 週刊東洋経済 2018年7月14日号「【第1特集 すごいベンチャー100】 メルカリついに上場 米国「巨額投資」の勝算」
    • [72]米国版のロゴを赤から青へ改め、「The Selling App.」をキャッチコピーにした
  • Business Insider Japan 2018年8月「メルカリ、通期決算で特損103億円を計上へ。通期業績予想の詳細も公表」
    • [75]2018年6月期に米国子会社に係る評価損など約103億円を特別損失に計上した
  • 株式会社メルカリ 臨時報告書 2023年2月9日(個別業績における特別損失の計上)
    • [76]2023年6月期第2四半期の個別決算で関係会社株式評価損10,824百万円(うち米国子会社Mercari, Inc.分7,987百万円)を特別損失に計上した(2023年2月9日の臨時報告書で開示)
    • [77]関係会社株式評価損は個別決算上のもので連結決算上は消去される

日本ではテレビCMで一気に認知度を高めたが、地上波放送がそこまで強くない米国[78]では通用しなかった。国内では2017年11月に決済・金融の子会社メルペイを設立[79]し、山田会長はメルカリで得た売上金をネット上や街中の店舗での支払いに使えるようにし、ユーザーデータや信用情報を活用したサービスへ広げる順序[80]を描いた。2019年には国内フリマ事業の流通総額が前四半期実績を連続で割り込み[81]、山田会長は買い手を活性化する施策に偏って売り手への取り組みがおろそかになっていた[82]と認めた。ヤフーとLINEの経営統合についても、規模の追求は一つの戦い方だが、いいサービスをつくって利用者の支持を得るのが王道[83]だと述べた。2021年9月には米ペイパル・ホールディングスが後払い決済のペイディを3000億円で買収[84]した。

  • 週刊東洋経済 2018年7月14日号「【第1特集 すごいベンチャー100】 メルカリついに上場 米国「巨額投資」の勝算」
    • [78]日本ではテレビCMで認知度を高めたが、地上波放送の力が弱い米国では同じ策が通用しなかった
  • メルカリ ニュースリリース 2017年12月4日「青柳直樹が金融関連の新規事業を行うメルペイ社の代表に就任」
    • [79]2017年11月に金融関連の新規事業を担う子会社メルペイを設立した
  • 週刊東洋経済 2018年6月23日号「ニュース深掘り 山田CEOに直撃 メルカリ上場、10倍成長の野望」
    • [80]山田会長は、メルカリで得た売上金を店舗の支払いに使えるようにし、ユーザーデータや信用情報を活用したサービスへ広げる順序を示した
  • 週刊東洋経済 2019年12月28日号「【特集 2020大予測】 Part4 デジタル・IT Interview 056 EC メルカリ CEO 山田進太郎 「規模がすべて」とはならない」
    • [81]2019年に国内フリマ事業の流通総額が前四半期実績を連続で割り込んだ
    • [82]山田会長は買い手向け施策に偏り、売り手にフォーカスした取り組みがおろそかになっていたと認めた
    • [83]ヤフーとLINEの経営統合について、規模の追求も戦い方だがいいサービスで利用者の支持を得るのが王道だと述べた
  • 週刊東洋経済 2022年1月15日号「【スペシャルリポート】 3000億円電撃買収で号砲 後払い決済「BNPL」の大混戦」
    • [84]2021年9月に米ペイパル・ホールディングスがペイディを3000億円で買収した
  • 週刊東洋経済 2019年2月2日号「【ユニクロにとってメルカリは敵? 味方?】 ファーストリテイリング会長兼社長 柳井正×メルカリ会長兼CEO 山田進太郎 スクープ対談! ユニクロにとってメルカリは敵? 味方?」
    • [65]2014年1月に米国子会社を設立した
    • [66]2014年9月に米国版の提供を開始した
    • [69]米国には20年以上続き生活に根付いた地域別ネット掲示板クレイグズリストがあった
    • [70]山田進太郎会長は対談中に米国メルカリのライバルとしてイーベイに触れた
    • [74]日本で開発し途中から現地に日本人を送る進め方はうまくいかなかった
  • メルカリ 有価証券報告書【沿革】
    • [67]米国版は当初手数料を徴収せず、2016年10月に商品代金に応じた手数料の徴収を開始した
  • 週刊東洋経済 2018年6月23日号「ニュース深掘り 山田CEOに直撃 メルカリ上場、10倍成長の野望」
    • [68]山田会長は米国の市場は日本の4倍あり、成功すれば欧州やアジアへの足掛かりになると見ていた
    • [73]山田会長は伸び悩みの要因を内的なものと述べ、テレビCMでの認知獲得の難しさとサービスの作り込み不足を挙げた
    • [80]山田会長は、メルカリで得た売上金を店舗の支払いに使えるようにし、ユーザーデータや信用情報を活用したサービスへ広げる順序を示した
  • 週刊東洋経済 2017年9月23日号「【第1特集 メルカリ&ZOZOTOWN】 Part1 爆走するメルカリ interview メルカリ 会長兼CEO 山田進太郎 フリマアプリを核に経済圏を広げていく」
    • [71]2017年6月に元グーグル・元フェイスブックのジョン・ラーゲリン氏が経営陣に参画した
  • 週刊東洋経済 2018年7月14日号「【第1特集 すごいベンチャー100】 メルカリついに上場 米国「巨額投資」の勝算」
    • [72]米国版のロゴを赤から青へ改め、「The Selling App.」をキャッチコピーにした
    • [78]日本ではテレビCMで認知度を高めたが、地上波放送の力が弱い米国では同じ策が通用しなかった
  • Business Insider Japan 2018年8月「メルカリ、通期決算で特損103億円を計上へ。通期業績予想の詳細も公表」
    • [75]2018年6月期に米国子会社に係る評価損など約103億円を特別損失に計上した
  • 株式会社メルカリ 臨時報告書 2023年2月9日(個別業績における特別損失の計上)
    • [76]2023年6月期第2四半期の個別決算で関係会社株式評価損10,824百万円(うち米国子会社Mercari, Inc.分7,987百万円)を特別損失に計上した(2023年2月9日の臨時報告書で開示)
    • [77]関係会社株式評価損は個別決算上のもので連結決算上は消去される
  • メルカリ ニュースリリース 2017年12月4日「青柳直樹が金融関連の新規事業を行うメルペイ社の代表に就任」
    • [79]2017年11月に金融関連の新規事業を担う子会社メルペイを設立した
  • 週刊東洋経済 2019年12月28日号「【特集 2020大予測】 Part4 デジタル・IT Interview 056 EC メルカリ CEO 山田進太郎 「規模がすべて」とはならない」
    • [81]2019年に国内フリマ事業の流通総額が前四半期実績を連続で割り込んだ
    • [82]山田会長は買い手向け施策に偏り、売り手にフォーカスした取り組みがおろそかになっていたと認めた
    • [83]ヤフーとLINEの経営統合について、規模の追求も戦い方だがいいサービスで利用者の支持を得るのが王道だと述べた
  • 週刊東洋経済 2022年1月15日号「【スペシャルリポート】 3000億円電撃買収で号砲 後払い決済「BNPL」の大混戦」
    • [84]2021年9月に米ペイパル・ホールディングスがペイディを3000億円で買収した

2022年〜 フリマを土台とした決済・金融への拡張と経済圏の構築

メルカリの業績推移:連結

売上高(億円)純利益率(%)
  1. 2022年 「メルカード」の提供を開始
  2. 2023年 米国事業(Mercari US)への継続投資と累計約181億円の評価損 日本で確立したCtoCモデルを、山田進太郎社長はなぜ米国で貫き続けたのか
  3. 2024年 「メルカリハロ」を提供開始
  4. 2024年 米国事業の大規模リストラと成長戦略の国内回帰 10年をかけた米国事業で赤字を垂れ流してきた山田進太郎CEOは、なぜ人員を半減させ「バック・トゥ・スタートアップ」を掲げたのか
  5. 2024年 「メルカリ」越境取引で台湾に進出

フリマの売上金を信用供与へ転じた財務の質的変化

2017年11月、メルカリは金融・決済の新規事業を担う子会社としてメルペイを設立[85]し、2019年2月にスマホ決済「メルペイ」の提供を始めた[86]。後払いの「メルペイスマート払い」を開始初期から[87]手がけ、2020年からは年率15%の分割払い[88]にも広げた。メルペイが18〜59歳の800人に聞いた調査[89]では、31%が後払い決済の利用経験を持っていた。2021年12月には米消費者金融保護局が債務の膨張を懸念し、ペイパルやクラーナなど5社[90]の一斉調査に乗り出した。競合が100億円単位の販促[91]を打つなか、メルペイは費用対効果を判断した規律ある水準の投資にとどめると説明した。2018年2月に福岡市で始めたシェアサイクル[92]「メルチャリ」からは撤退し、祖業のフリマと決済の2本柱で戦う体制へ切り替えた。

  • メルカリ 有価証券報告書
    • [85]2017年11月に金融・決済の新規事業を担う子会社として株式会社メルペイを設立した
    • [86]2019年2月に子会社メルペイがスマホ決済サービス「メルペイ」の提供を開始した
    • [92]2018年2月に福岡県福岡市でシェアサイクルサービス「メルチャリ」の提供を開始した
  • 週刊東洋経済 2022年1月15日号「【スペシャルリポート】 3000億円電撃買収で号砲 後払い決済「BNPL」の大混戦」
    • [87]メルペイは2019年の開始初期から後払いサービス「スマート払い」を手がけた
    • [88]メルペイは2020年から分割払いに対応し、利用者は年率15%の利払いが必要となった
    • [89]メルペイの調査で後払い決済の利用経験者は調査対象18〜59歳800人のうち31%だった
    • [90]2021年12月、米消費者金融保護局が過大な債務を抱える懸念からペイパル、アフターペイ、クラーナなど5社の一斉調査に乗り出すと発表した
  • 株式会社メルカリ 2019年6月期第3四半期 決算説明会 質疑応答の要約(IR資料)
    • [91]競合他社が100億円単位のプロモーションを行うなか、メルペイは費用対効果を判断して規律ある水準で投資すると説明した

2022年11月、メルペイはメルカリでの利用実績にもとづく独自のAI与信を用いたクレジットカード「メルカード」[93]の提供を開始。あと払いの残高は利用者への貸付であり、2023年6月期末の貸倒引当金は54億円[94]、未収入金は前年比で約354億円の増加[95]に達した。営業キャッシュフローは2022年6月期にマイナスへ転じ[96]、2023年6月期は369億円のマイナスまで拡大した。カード保有者へのポイント還元が効いて1人当たり売上高は平均50%上昇[97]し、外部に支払ってきた決済手数料[98]も抑えられた。2024年6月期の金融事業の売上収益は308億円[99]と前期の1.5倍に伸び、メルカリは2027年6月期に金融事業のコア営業利益100億円以上[100]という計画を掲げた。

  • メルカリ 有価証券報告書
    • [93]2022年11月に子会社メルペイが独自のAI与信を活用したクレジットカード「メルカード」の提供を開始した
    • [94]2023年6月期末の貸倒引当金は54億円に達した
    • [95]2023年6月期の未収入金は前年比で約354億円増加した(80,287→115,714百万円)
    • [96]連結営業キャッシュフローは2022年6月期に△26,217百万円とマイナスへ転じ、2023年6月期は△36,883百万円へ拡大した
  • 週刊東洋経済 2024年9月7日号「【産業リポート メルカリの反省】 米国事業でリストラ メルカリの反省」
    • [97]メルカードで購入代金を支払った際のポイント還元優遇が奏功し、カードを保有するユーザーの1人当たり売上高が平均50%上昇した
    • [98]メルカードの利用により外部に支払ってきた決済手数料を抑制できる見通しとなった
    • [99]2024年6月期の金融事業の売上収益は308億円と前期の1.5倍に成長した
    • [100]2027年6月期までの中期方針で金融事業のコア営業利益100億円以上という計画を示した
  • メルカリ 有価証券報告書
    • [85]2017年11月に金融・決済の新規事業を担う子会社として株式会社メルペイを設立した
    • [86]2019年2月に子会社メルペイがスマホ決済サービス「メルペイ」の提供を開始した
    • [92]2018年2月に福岡県福岡市でシェアサイクルサービス「メルチャリ」の提供を開始した
    • [93]2022年11月に子会社メルペイが独自のAI与信を活用したクレジットカード「メルカード」の提供を開始した
    • [94]2023年6月期末の貸倒引当金は54億円に達した
    • [95]2023年6月期の未収入金は前年比で約354億円増加した(80,287→115,714百万円)
    • [96]連結営業キャッシュフローは2022年6月期に△26,217百万円とマイナスへ転じ、2023年6月期は△36,883百万円へ拡大した
  • 週刊東洋経済 2022年1月15日号「【スペシャルリポート】 3000億円電撃買収で号砲 後払い決済「BNPL」の大混戦」
    • [87]メルペイは2019年の開始初期から後払いサービス「スマート払い」を手がけた
    • [88]メルペイは2020年から分割払いに対応し、利用者は年率15%の利払いが必要となった
    • [89]メルペイの調査で後払い決済の利用経験者は調査対象18〜59歳800人のうち31%だった
    • [90]2021年12月、米消費者金融保護局が過大な債務を抱える懸念からペイパル、アフターペイ、クラーナなど5社の一斉調査に乗り出すと発表した
  • 株式会社メルカリ 2019年6月期第3四半期 決算説明会 質疑応答の要約(IR資料)
    • [91]競合他社が100億円単位のプロモーションを行うなか、メルペイは費用対効果を判断して規律ある水準で投資すると説明した
  • 週刊東洋経済 2024年9月7日号「【産業リポート メルカリの反省】 米国事業でリストラ メルカリの反省」
    • [97]メルカードで購入代金を支払った際のポイント還元優遇が奏功し、カードを保有するユーザーの1人当たり売上高が平均50%上昇した
    • [98]メルカードの利用により外部に支払ってきた決済手数料を抑制できる見通しとなった
    • [99]2024年6月期の金融事業の売上収益は308億円と前期の1.5倍に成長した
    • [100]2027年6月期までの中期方針で金融事業のコア営業利益100億円以上という計画を示した

フリマ基盤を多方面へ接続する経済圏という次の賭け

2021年12月、メルカリはプロ野球パ・リーグと共同で試合映像[101]を使ったNFTの発行を始めた。メルコイン取締役の伏見慎剛氏[102]は、モノを扱うマーケットプレースがNFTの登場でデジタルな資産までカバーする必要[103]を感じたと述べ、フリマの売上金を暗号資産で受け取る[104]楽しみ方も挙げた。2021年4月に設立したメルコイン[105]は、2023年3月にメルカリの売上金でビットコインを売買できるサービス[106]を始めた。暗号資産交換業の登録事業者が30社[107]を数えるなか、メルコインの口座数は2024年12月末で300万[108]と首位に立ち、利用者の80%以上は暗号資産の初心者[109]だった。メルコイン社長の中村奎太氏は、開始時にめざしたマスアダプションが形になってきた[110]と語った。2022年6月には市場区分の再編で東証プライム市場へ移った[111]

  • 週刊東洋経済 2022年4月16日号「【特集 テクノロジーの未来地図】 PART2 分散型経済の衝撃 INTERVIEW 日本企業が見据える ウェブ3.0の未来」
    • [101]2021年12月からプロ野球パ・リーグと共同で試合映像を使ったNFTの発行を始めた
    • [102]伏見慎剛氏は2021年4月からメルコイン取締役を務めた
    • [103]伏見慎剛氏はNFTの登場によってデジタルな資産をカバーする必要性を感じていると述べた
    • [104]伏見慎剛氏はフリマの売上金をクリプトで受け取るなどの楽しみ方を提供したいと述べた
  • メルカリ 有価証券報告書
    • [105]2021年4月に国内子会社株式会社メルコインを設立した
    • [106]2023年3月にメルコインが「メルカリ」でビットコイン取引サービスの提供を開始した
    • [111]2022年6月に東京証券取引所プライム市場へ市場区分を変更した
  • 週刊東洋経済 2025年7月5日号「【特集 今こそ知りたい「金」「暗号資産」】 PART2 暗号資産 暗号資産交換所バトルが激化 ユーザーはどこを選ぶのか」
    • [107]暗号資産交換業に登録している事業者は30社である
    • [108]メルコインの口座数は2024年12月末で300万に達し、口座数では首位となった
    • [109]メルコイン利用者の80%以上が暗号資産の初心者である
  • 週刊東洋経済 2024年12月21日号「【第2特集 暗号資産 新たな局面】 Interview 国内交換所トップに聞く 次の10年の勝ち抜き方」
    • [110]メルコイン社長の中村奎太氏はスタート時に目指したマスアダプションが形になってきたと述べた

2024年3月、メルカリは空き時間に働き先を探せる「メルカリハロ」[112]を始め、同月28日には大手より約3割安い一律730円の配送「エコメルカリ便」[113]も投入した。執行役員CEO Workの太田麻未氏[114]は、「時間やスキルという価値を循環させたい」[115]という新たなビジョンを掲げ、労働力不足と柔軟な働き方を求める社会のニーズに応えてスポットワーク市場への参入を決めた[116]と述べた。太田氏は、本人確認済み利用者1500万人[117]と、月間2200万人以上が使うフリマアプリ[118]の会員基盤を強みに挙げた。首位のタイミーが同年7月26日に東証グロース市場へ上場[119]して時価総額1569億円[120]をつけ、市場全体の利用者は5月に1700万人[121]へ達していた。メルカリハロは3カ月弱で登録者500万人[122]、パートナー5万社[123]。同年8月には越境取引で台湾の購入者[124]が日本の出品を買えるようにした。

  • メルカリ 有価証券報告書
    • [112]2024年3月に空き時間おしごとサービス「メルカリハロ」の提供を開始した
    • [124]2024年8月に「メルカリ」越境取引を通じて台湾へ進出した
  • 週刊東洋経済 2024年4月20日号「ニュース最前線 03 メルカリ配送が「3割安」 激安配送サービスの裏側」
    • [113]2024年3月28日に始めた「エコメルカリ便」は料金が一律730円で、大手より約3割安い
  • 週刊東洋経済 2024年8月31日号「【第2特集 沸騰! スポットワーク】 Interview スキマバイト参入3社 「本音と野望」すべて語る」
    • [114]太田麻未氏は2024年1月からメルカリ執行役員CEO Workを務めた
    • [115]太田麻未氏は新たなビジョンとして「時間やスキルという価値を循環させたい」を掲げたと述べた
    • [116]太田麻未氏は労働力不足や柔軟な働き方を求める社会のニーズに応えようとスポットワーク市場への参入を決めたと述べた
    • [117]太田麻未氏はメルカリの本人確認済みユーザーが1500万人いることを強みに挙げた
    • [118]太田麻未氏は月間2200万人以上に使われているメルカリの効果は大きいと述べた
    • [122]「メルカリハロ」はサービス開始から3カ月弱で登録者数500万人を突破した
    • [123]「メルカリハロ」のパートナー数は2024年5月末時点で5万に達した
  • 週刊東洋経済 2024年8月31日号「【第2特集 沸騰! スポットワーク】 令和の新たな働き方か 沸騰! スポットワーク」
    • [119]業界首位のタイミーは2024年7月26日に東証グロース市場へ上場した
    • [120]タイミーの上場日終値は1650円で時価総額は1569億円となった
    • [121]スポットワークの利用者数は2024年5月に市場全体で1700万人に達した

2023年9月、メルカリは監査役会設置会社から指名委員会等設置会社へ移行[125]した。米国事業は流通取引総額が10四半期連続で前年同期を割り[126]、2024年6月期は前期比10%減の9.13億ドル[127]となり、2017年6月期以降の累積の調整後営業赤字は5億ドル近く[128]に膨らんだ。2024年6月初頭には現地人員を半数程度へ縮減[129]し、経営陣も報酬カットで責任を取った[130]。山田CEOは、投資を強めて成長で黒字化する計画に読み違いがあった[131]と振り返り、2000人規模の組織を大胆に動かせなかった[132]経営者としての能力不足を認めて、社内スローガンに「バック・トゥ・スタートアップ」[133]を掲げた。利益創出への関心を疑う投資家の声[134]が出るなか、メルカリは期初時点の当期業績予想を初めて開示[135]した。2024年6月期は売上収益1874億円[136]、国内フリマの流通取引総額は初めて1兆円を超え[137]、上場来初の2期連続黒字[138]となった。

  • メルカリ 有価証券報告書
    • [125]2023年9月に監査役会設置会社から指名委員会等設置会社へ移行した
  • 週刊東洋経済 2024年9月7日号「【産業リポート メルカリの反省】 米国事業でリストラ メルカリの反省」
    • [126]米国事業の流通取引総額は10四半期連続で前年同期を割り込んだ
    • [127]2024年6月期の米国フリマアプリの流通取引総額は前期比10%減の9.13億ドルに後退した
    • [128]2017年6月期以降の累積の調整後営業赤字は5億ドル近くに膨張した
    • [129]2024年6月初頭に米国事業で人員を半数程度に縮減する大規模なリストラを実施した
    • [134]一部投資家からメルカリは利益創出自体に関心がないと嫌気された
    • [135]期初時点での当期業績予想を初めて開示した
    • [136]2024年6月期の売上収益は1874億円で前期比9.0%増となった
    • [137]国内フリマアプリの流通取引総額が初めて1兆円を超えた
    • [138]2024年6月期に上場来初の2期連続黒字を達成した
  • 週刊東洋経済 2024年9月7日号「【産業リポート メルカリの反省】 INTERVIEW メルカリ CEO 山田進太郎 「米国はまだやりようがある 経営者として能力不足だった」」
    • [130]山田進太郎CEOは経営陣としても報酬カットで責任を取ると述べた
    • [131]山田進太郎CEOは米国事業で投資を強め成長による黒字化をめざしたが計画の読み違いがあったと述べた
    • [132]山田進太郎CEOは2000人規模となった会社を大胆に動かせなかった経営者としての能力不足だったと述べた
    • [133]2025年6月期は社内スローガンに「バック・トゥ・スタートアップ」を掲げた
  • 週刊東洋経済 2022年4月16日号「【特集 テクノロジーの未来地図】 PART2 分散型経済の衝撃 INTERVIEW 日本企業が見据える ウェブ3.0の未来」
    • [101]2021年12月からプロ野球パ・リーグと共同で試合映像を使ったNFTの発行を始めた
    • [102]伏見慎剛氏は2021年4月からメルコイン取締役を務めた
    • [103]伏見慎剛氏はNFTの登場によってデジタルな資産をカバーする必要性を感じていると述べた
    • [104]伏見慎剛氏はフリマの売上金をクリプトで受け取るなどの楽しみ方を提供したいと述べた
  • メルカリ 有価証券報告書
    • [105]2021年4月に国内子会社株式会社メルコインを設立した
    • [106]2023年3月にメルコインが「メルカリ」でビットコイン取引サービスの提供を開始した
    • [111]2022年6月に東京証券取引所プライム市場へ市場区分を変更した
    • [112]2024年3月に空き時間おしごとサービス「メルカリハロ」の提供を開始した
    • [124]2024年8月に「メルカリ」越境取引を通じて台湾へ進出した
    • [125]2023年9月に監査役会設置会社から指名委員会等設置会社へ移行した
  • 週刊東洋経済 2025年7月5日号「【特集 今こそ知りたい「金」「暗号資産」】 PART2 暗号資産 暗号資産交換所バトルが激化 ユーザーはどこを選ぶのか」
    • [107]暗号資産交換業に登録している事業者は30社である
    • [108]メルコインの口座数は2024年12月末で300万に達し、口座数では首位となった
    • [109]メルコイン利用者の80%以上が暗号資産の初心者である
  • 週刊東洋経済 2024年12月21日号「【第2特集 暗号資産 新たな局面】 Interview 国内交換所トップに聞く 次の10年の勝ち抜き方」
    • [110]メルコイン社長の中村奎太氏はスタート時に目指したマスアダプションが形になってきたと述べた
  • 週刊東洋経済 2024年4月20日号「ニュース最前線 03 メルカリ配送が「3割安」 激安配送サービスの裏側」
    • [113]2024年3月28日に始めた「エコメルカリ便」は料金が一律730円で、大手より約3割安い
  • 週刊東洋経済 2024年8月31日号「【第2特集 沸騰! スポットワーク】 Interview スキマバイト参入3社 「本音と野望」すべて語る」
    • [114]太田麻未氏は2024年1月からメルカリ執行役員CEO Workを務めた
    • [115]太田麻未氏は新たなビジョンとして「時間やスキルという価値を循環させたい」を掲げたと述べた
    • [116]太田麻未氏は労働力不足や柔軟な働き方を求める社会のニーズに応えようとスポットワーク市場への参入を決めたと述べた
    • [117]太田麻未氏はメルカリの本人確認済みユーザーが1500万人いることを強みに挙げた
    • [118]太田麻未氏は月間2200万人以上に使われているメルカリの効果は大きいと述べた
    • [122]「メルカリハロ」はサービス開始から3カ月弱で登録者数500万人を突破した
    • [123]「メルカリハロ」のパートナー数は2024年5月末時点で5万に達した
  • 週刊東洋経済 2024年8月31日号「【第2特集 沸騰! スポットワーク】 令和の新たな働き方か 沸騰! スポットワーク」
    • [119]業界首位のタイミーは2024年7月26日に東証グロース市場へ上場した
    • [120]タイミーの上場日終値は1650円で時価総額は1569億円となった
    • [121]スポットワークの利用者数は2024年5月に市場全体で1700万人に達した
  • 週刊東洋経済 2024年9月7日号「【産業リポート メルカリの反省】 米国事業でリストラ メルカリの反省」
    • [126]米国事業の流通取引総額は10四半期連続で前年同期を割り込んだ
    • [127]2024年6月期の米国フリマアプリの流通取引総額は前期比10%減の9.13億ドルに後退した
    • [128]2017年6月期以降の累積の調整後営業赤字は5億ドル近くに膨張した
    • [129]2024年6月初頭に米国事業で人員を半数程度に縮減する大規模なリストラを実施した
    • [134]一部投資家からメルカリは利益創出自体に関心がないと嫌気された
    • [135]期初時点での当期業績予想を初めて開示した
    • [136]2024年6月期の売上収益は1874億円で前期比9.0%増となった
    • [137]国内フリマアプリの流通取引総額が初めて1兆円を超えた
    • [138]2024年6月期に上場来初の2期連続黒字を達成した
  • 週刊東洋経済 2024年9月7日号「【産業リポート メルカリの反省】 INTERVIEW メルカリ CEO 山田進太郎 「米国はまだやりようがある 経営者として能力不足だった」」
    • [130]山田進太郎CEOは経営陣としても報酬カットで責任を取ると述べた
    • [131]山田進太郎CEOは米国事業で投資を強め成長による黒字化をめざしたが計画の読み違いがあったと述べた
    • [132]山田進太郎CEOは2000人規模となった会社を大胆に動かせなかった経営者としての能力不足だったと述べた
    • [133]2025年6月期は社内スローガンに「バック・トゥ・スタートアップ」を掲げた

メルカリの沿革2013〜2024年における主な出来事を抜粋

年月社長・CEO出来事重要度
山田進太郎コウゾウを設立★★
山田進太郎スマホ前提のCtoCを「即決価格」で再定義したメルカリの創業ウノウを売却した山田進太郎社長は、なぜオークションではなく「フリマ」を選んだのか 詳細を読む★★★
山田進太郎社名をメルカリに変更
山田進太郎14.5億円調達とテレビCMによるマス広告先行投資売上のない創業間もない段階で、社長・山田進太郎氏はなぜ異例のテレビCMへ賭けたのか 詳細を読む★★★
山田進太郎米国事業(Mercari US)への継続投資と累計約181億円の評価損日本で確立したCtoCモデルを、山田進太郎社長はなぜ米国で貫き続けたのか 詳細を読む★★★
小泉文明メルペイ設立とスマホ決済参入による「メルカリ経済圏」の構築フリマの売上金を実店舗へ——フリマに次ぐ第二の柱として金融・決済に踏み出した判断 詳細を読む★★★
小泉文明東京証券取引所マザーズに株式上場
山田進太郎NTTドコモとの業務提携を開始★★
山田進太郎国内子会社メルコインを設立
山田進太郎情報漏洩・不正決済が継続的に発生
山田進太郎「メルカリShops」の提供を開始
山田進太郎「メルカード」の提供を開始★★
山田進太郎米国事業(Mercari US)への継続投資と累計約181億円の評価損日本で確立したCtoCモデルを、山田進太郎社長はなぜ米国で貫き続けたのか 詳細を読む★★
山田進太郎「メルカリハロ」を提供開始
山田進太郎米国事業の大規模リストラと成長戦略の国内回帰10年をかけた米国事業で赤字を垂れ流してきた山田進太郎CEOは、なぜ人員を半減させ「バック・トゥ・スタートアップ」を掲げたのか 詳細を読む★★★
山田進太郎「メルカリ」越境取引で台湾に進出
出典・参考
  • 週刊東洋経済 2017年2月11日号「【深層リポート メルカリの舞台裏】 フリマアプリで圧倒的1位 躍進メルカリの舞台裏」
  • 週刊東洋経済 2019年2月2日号「【ユニクロにとってメルカリは敵? 味方?】 ファーストリテイリング会長兼社長 柳井正×メルカリ会長兼CEO 山田進太郎 スクープ対談! ユニクロにとってメルカリは敵? 味方?」
  • エンジニアtype 2013年7月29日「山田進太郎氏はなぜ「C2C」に注目したのか? フリマアプリ「メルカリ」で目指す世界市場開拓」
  • 週刊東洋経済 2016年12月31日号「【特集 2017年大予測】 Part4 ビジネス 2017年注目の企業とトップ 100 Interview フリマアプリ「メルカリ」社長の野望」
  • メルカリ 有価証券報告書【沿革】
  • 週刊東洋経済 2015年10月9日号「核心リポート04 混戦のフリマアプリ 後発メルカリが爆伸」
  • 週刊東洋経済 2014年4月18日号「【LINEの死角】 サービスごとに強豪ひしめく! LINEvs.「異業種」ライバル勢」
  • 株式会社コウゾウ ニュースリリース 2013年7月23日「コウゾウ、フリマアプリ「メルカリ」iPhone版をリリース」
  • THE BRIDGE 2013年7月2日「元ウノウ/Zynga Japanの山田進太郎氏が新プロジェクト「メルカリ」公開ーーゲームの次に彼が選んだのはなんと「フリマアプリ」」
  • 週刊東洋経済 2014年1月31日号「ニュース最前線 投資 対立 誘致 通信 電機 ネット 食品」
  • メルカリ ニュースリリース 2013年12月16日「メルカリ、元ミクシィ取締役CFO小泉文明参画について」
  • DIAMOND SIGNAL 2023年2月1日「メルカリを“勝者”に導いた10年前の意思決定、小泉文明氏が振り返る「成功のターニングポイント」」
  • メルカリ ニュースリリース 2014年3月31日「フリマアプリ「メルカリ」、14.5億円を調達し、アメリカ展開へ」
  • メルカリ ニュースリリース 2014年5月8日「フリマアプリ「メルカリ」、初のテレビCMが5月10日(土)より全国でオンエア」
  • 週刊東洋経済 2017年9月23日号「【第1特集 メルカリ&ZOZOTOWN】 Part1 爆走するメルカリ 創業5年目のメガベンチャー 流通革命児の野望」
  • メルカリ ニュースリリース 2014年10月9日「フリマアプリ「メルカリ」、新テレビCMの開始とリアルでのフリマ開催、ならびに資金調達のお知らせ」
  • メルカリ公式Twitter(@mercari_jp)
  • メルカリ 有価証券報告書
  • 週刊東洋経済 2016年7月23日号「【第1特集 すごいベンチャー】 日本を立て直せ! すごいベンチャー100」
  • 週刊東洋経済 2017年9月23日号「【第1特集 メルカリ&ZOZOTOWN】 Part1 爆走するメルカリ interview メルカリ 会長兼CEO 山田進太郎 フリマアプリを核に経済圏を広げていく」
  • 週刊東洋経済 2018年6月23日号「ニュース深掘り 山田CEOに直撃 メルカリ上場、10倍成長の野望」
  • 週刊東洋経済 2018年7月14日号「【第1特集 すごいベンチャー100】 メルカリついに上場 米国「巨額投資」の勝算」
  • 週刊東洋経済 2017年9月23日号「【第1特集 メルカリ&ZOZOTOWN】 Part1 爆走するメルカリ 経営エリートが大集結 メルカリ経営の強力布陣」
  • 週刊東洋経済 2020年1月25日号「【第2特集 変貌するインドビジネス】 デジタル メルカリ、ペイペイ… IT勢もインド推し」
  • 週刊東洋経済 2017年9月23日号「【第1特集 メルカリ&ZOZOTOWN】 Part1 爆走するメルカリ 知らずに使い続けて大丈夫? メルカリユーザー転ばぬ先の杖」
  • 週刊東洋経済 2017年12月30日号「【特集 2018年大予測】 Part5 ビジネス 83 爆走メルカリ “コト領域”でも大攻勢」
  • 株式会社メルカリ 2019年6月期通期 決算説明会 質疑応答の要約(IR資料)
  • Business Insider Japan 2018年8月「メルカリ、通期決算で特損103億円を計上へ。通期業績予想の詳細も公表」
  • 株式会社メルカリ 臨時報告書 2023年2月9日(個別業績における特別損失の計上)
  • メルカリ ニュースリリース 2017年12月4日「青柳直樹が金融関連の新規事業を行うメルペイ社の代表に就任」
  • 週刊東洋経済 2019年12月28日号「【特集 2020大予測】 Part4 デジタル・IT Interview 056 EC メルカリ CEO 山田進太郎 「規模がすべて」とはならない」
  • 週刊東洋経済 2022年1月15日号「【スペシャルリポート】 3000億円電撃買収で号砲 後払い決済「BNPL」の大混戦」
  • 株式会社メルカリ 2019年6月期第3四半期 決算説明会 質疑応答の要約(IR資料)
  • 週刊東洋経済 2024年9月7日号「【産業リポート メルカリの反省】 米国事業でリストラ メルカリの反省」
  • 週刊東洋経済 2022年4月16日号「【特集 テクノロジーの未来地図】 PART2 分散型経済の衝撃 INTERVIEW 日本企業が見据える ウェブ3.0の未来」
  • 週刊東洋経済 2025年7月5日号「【特集 今こそ知りたい「金」「暗号資産」】 PART2 暗号資産 暗号資産交換所バトルが激化 ユーザーはどこを選ぶのか」
  • 週刊東洋経済 2024年12月21日号「【第2特集 暗号資産 新たな局面】 Interview 国内交換所トップに聞く 次の10年の勝ち抜き方」
  • 週刊東洋経済 2024年4月20日号「ニュース最前線 03 メルカリ配送が「3割安」 激安配送サービスの裏側」
  • 週刊東洋経済 2024年8月31日号「【第2特集 沸騰! スポットワーク】 Interview スキマバイト参入3社 「本音と野望」すべて語る」
  • 週刊東洋経済 2024年8月31日号「【第2特集 沸騰! スポットワーク】 令和の新たな働き方か 沸騰! スポットワーク」
  • 週刊東洋経済 2024年9月7日号「【産業リポート メルカリの反省】 INTERVIEW メルカリ CEO 山田進太郎 「米国はまだやりようがある 経営者として能力不足だった」」

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