AT.カーニー出身の松本恭攝氏がTectonicsを資本金200万円で設立して起業。稼働していない印刷機を活用したビジネスのポテンシャルに着眼する。

AT.カーニー出身の松本恭攝氏がTectonicsを資本金200万円で設立して起業。稼働していない印刷機を活用したビジネスのポテンシャルに着眼する。
2010年1月に社名をラクスルに変更
2008年のリーマンショック直後の起業であり資金調達が難航したため、少ない資本でスタートできる比較サイトの運営を開始。印刷料金の比較サイト「印刷比較.com」のサービスを開始する。
2012年4月に1.1億円、続いて2012年11月に1.2億円、合計2.3億円の資金調達に成功。出資者はミスミ創業者でベンチャー育成に熱心な田口弘氏や、ベンチャーキャピタルなど。資金調達の成功により、ラクスルは印刷比較サイトから、印刷業全般の効率化にビジネスをシフトさせる。
創業時からの念願であった印刷業のプラットフォーム「ラクスル」の運営を開始。従来のサービスは仲介業であったため、顧客にとって「決済がなされない」「品質が悪い」といったクレームが頻発していた。そこで、ラクスルは、自身が顧客の取引に対して責任を持つことで、信頼を回復することを目論む。
ラクスルの認知度を獲得するために、テレビCMの放映を開始。資金調達で確保した資金を、エンジニア採用とマーケティング(TVCM)に投資することで、ラクスルの拡大を目論む。
更なるテレビCMへの広告宣伝投資のため、資金調達を実施
会社設立から9年目の2018年に東証マザーズに株式を上場。上場直前の2017年7月期の決算は、売上高76億円・純損失▲11億円・従業員118名で、広告費を中心とした投資を継続。