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      "text": "2000年3月、創業からわずか2年のサイバーエージェントがITバブルの頂点で東証マザーズに上場し、207億円を調達した経営判断。しかし直後のバブル崩壊で株価は暴落し、若い経営陣は資本市場の洗礼を受けた。"
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      "label": "背景",
      "text": "営業代行からクリック保証型広告「サイバークリック」で急成長した同社は、ネットベンチャーの旗手として、崩壊の兆しが見え始めたバブル相場の頂点で上場した。公募価格と同じ1株1,500万円の初値が付いた。"
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      "text": "上場で得た207億円を投資育成（ベンチャー投資）などに充て、事業領域を一気に広げた。藤田晋社長は「株価1500万円にふさわしい企業にするため人員を増やし事業領域を拡大した」と、赤字を織り込んだ拡大策を語った。"
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    {
      "label": "含意",
      "text": "上場からわずか9か月後、株価は46万円まで下落した。藤田社長は「株主に迷惑をかけて申し訳なかった」と振り返り、CEOの役割を痛感する。一方でバブル期に調達した資金は、のちのアメーバやAbemaへの長期投資余力となった。"
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              "text": "サイバーエージェントは、1998年に藤田晋社長が設立したネット広告の会社である。技術も自社商品も持たずに始めた同社は、クリック保証型の広告「サイバークリック」を武器に、創業から短期間で業界の注目を集めた。1999年9月期に4億5,200万円だった売上高は、翌2000年9月期に26億8,900万円へと急拡大した。若手ネットベンチャーの旗手と目された藤田社長は、崩壊の兆しが見え始めていたとはいえ、まだ熱狂のさなかにあったITバブルの相場を背に、創業からわずか2年での株式公開に踏み切った。上場前の同社は資本金65億円、従業員98名、社員の平均年齢24歳という若い会社であり、26歳の藤田社長は独立系の企業として当時最年少での上場を果たした。"
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              "text": "2000年3月24日、サイバーエージェントは東証マザーズに上場した。公募価格と同じ1株1,500万円の初値が付き、初日は7%ほど高い1,600万円の買い気配で取引を終えた。上場後ほどなく時価総額は一時3,900億円に達する。公募は1,500株で、その総額は225億円、発行諸費用を差し引いた手取りでも207億円という、創業期の企業としては異例の調達規模だった。同社はこの資金の使途として投資育成事業を選び、ネット関連ベンチャーへの投資を拡大していく。藤田晋社長は、赤字はむしろ計画通りだとして、「株価1500万円にふさわしい企業にするために人員を増やし、事業領域を拡大した」と、調達資金を積極投資に振り向ける拡大策を語った。"
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              "text": "暴落は、思わぬ火種も残した。上場で得た資金を投資育成に振り向けたものの、ITバブル崩壊で投資先の価値は下がり、株価暴落によって同社の時価総額は保有する現金を下回るほどに落ち込んだ。この現金超過の歪みに目をつけたのが村上ファンド（M&Aコンサルティング）で、市場で約1割を買い集めて第4位株主となり、上場で調達した資金を株主に返して身の丈にあった経営へ縮小するよう迫った。自社株を社員に配っていた藤田晋社長の持株は22.6%にとどまり、単独では支配権を固めきれなかったが、翌2001年末に楽天・三木谷浩史氏が株式の8.6%を取得して安定株主となり、買収の危機を回避した。バブル期に手にした資金余力が逆に会社の存続を脅かすという皮肉が、ここにあらわれた。"
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              "text": "この上場が残したものは、二つに整理できる。一つは、資本市場と向き合う経営者としての痛切な学びである。時価総額3,900億円から株価8分の1への暴落は、株主に対する責任と、公開企業の経営が市場の期待と現実の板挟みになることを、若い藤田晋社長に突きつけた。もう一つは、逆説的だが、バブルの頂点ゆえに手にできた207億円という資金である。赤字続きの会社が調達したこの巨額の余力は、直後には投資育成事業の評価損として重くのしかかったが、使い方しだいで長期の投資原資にもなりうるものだった。"
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  "references": [
    "日経ビジネス 2001年1月15日号「ネットバブル組の出直し（中）初値1500万円の株価が46万円に暴落 サイバーエージェント、独自モデルで捲土重来期すが」（日経BP社）",
    "サイバーエージェント 有価証券報告書【沿革】",
    "INTERNET Watch（インプレス）2000年3月24日「サイバーエージェントがマザーズに新規上場」",
    "『インターネット白書2000』（インプレス／日本インターネット協会編・2000年）",
    "幻冬舎 2021年12月15日 藤田晋『起業家』抜粋（note連載）",
    "PHPオンライン衆知 2022年3月29日（藤田晋・堀江貴文『心を鍛える』KADOKAWA 抜粋）",
    "楽天株式会社 2001年12月20日 プレスリリース「株式会社サイバーエージェントとの資本提携に関するお知らせ」",
    "日経ビジネス 2001年1月15日号「ネットバブル組の出直し（中）初値1500万円の株価が46万円に暴落」（日経BP社）",
    "サイバーエージェント 有価証券報告書【沿革】（number_basis：調達207億円・時価総額3900億円）"
  ]
}
