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  "title": "スキンケアへの本格投資——製薬会社が化粧品で「肌ラボ」を生む",
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      "text": "2001年、1999年に社長へ就いた山田邦雄の主導で、ロート製薬がスキンケア分野への本格投資を始めた経営判断。医薬品開発で培った皮膚科学の知見を機能性化粧品へ転換し、2004年発売の「肌ラボ（肌研）」を軸に、医薬品と化粧品を両輪とする事業構造への転換を進めた。"
    },
    {
      "label": "背景",
      "text": "1990年代後半、胃腸薬・目薬・外皮用薬といった大衆薬は国内市場の成熟により成長余地が細り、価格と販促の競争が激しさを増していた。一方で健康志向と美容意識の高まりで化粧品市場は伸び、皮膚科学と親和性の高い領域に成長の余地があった。"
    },
    {
      "label": "内容",
      "text": "研究開発体制を強化し、皮膚科学の知見を機能性の訴求へ転換した。2004年、ヒアルロン酸を化粧品の常識を超える量で配合した化粧水「肌ラボ」を発売。「パーフェクトシンプル」を掲げ、高い機能を低価格で提供し、ドラッグストアの販路に乗せた。"
    },
    {
      "label": "含意",
      "text": "従来の製薬会社が成功例を持たなかった化粧品参入を、機能性と低価格の設計で成立させた。肌ラボはセルフ化粧品を代表する化粧水へ育ち、収益源は医薬品から化粧品へと広がった。同族経営ゆえの長い時間軸が、この十年がかりの育成を支えた面もある。"
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        "note": "胃腸薬・目薬・外皮用薬を柱とする大衆薬メーカー。1988年のメンソレータム社買収で外皮用薬・スキンケアの素地を持っていた"
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              "text": "もっとも、少品種に絞って広告を厚く投じ、市場を取るというロート流のモデルは、市場が成熟すればコモディティ化の圧力にさらされる。実際、国内の肌ラボの伸びはやがて一巡し、次の主役を育てる課題が残った。医薬品から化粧品への転換が成功であったことは間違いない。だが、その化粧品もまた、いつか次の柱に道を譲る時が来る。強みをどの事業に映し替えていくか——この十年がかりの多角化は、成熟企業が問われ続けるその問いを、化粧品という形で一度うまく解いてみせた事例である。"
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          ]
        }
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    }
  ],
  "references": [
    "ロート製薬 有価証券報告書（セグメント情報）",
    "週刊東洋経済 2016年10月29日号（東洋経済新報社）",
    "ロート製薬「愛されて20周年！全6シリーズで肌に応える『肌ラボ』のすべて」（ココロートパーク, 2024年10月23日）",
    "ロート製薬 株主通信（2009年度）"
  ],
  "authored": "2026-07",
  "last_updated": "2026-07-05"
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