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      "title": "丸紅らとの合弁で米ネブラスカ州にFREMONT BEEF COMPANYを設立",
      "subtitle": "米国で値のつかない部位を買い付ける立場から、現地で処理する立場へ",
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      "status_label": "実施",
      "scheme": "丸紅らとの合弁による米国現地法人の設立（食肉加工販売）",
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      "issue": "原料調達の上流統合",
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        {
          "label": "概要",
          "text": "1989年4月、スタミナ食品（現エスフーズ）が丸紅らとの合弁で米ネブラスカ州フリモント市にFREMONT BEEF COMPANYを設立し、米国での食肉処理・加工の拠点を持った経営判断。森島征夫社長が同社の取締役会長を兼ねた。"
        },
        {
          "label": "背景",
          "text": "1972年1月の牛上みの開発輸入以来、同社は米国で食用習慣のない内臓部位を安く仕入れて国内で売る商売を築いた。1982年7月の「こてっちゃん」発売で原料の必要量が跳ね上がり、買い付ける立場のままでは量も仕様も他社の判断に委ねられた。"
        },
        {
          "label": "内容",
          "text": "商社の丸紅らと組み、ネブラスカ州フリモント市に食肉加工販売の現地法人を設立。同社は米国での処理・加工と日本向けの供給を担い、森島社長みずからが取締役会長に就いた。同年8月には店頭登録銘柄として株式を公開した。"
        },
        {
          "label": "含意",
          "text": "合弁は16年後の2005年3月に丸紅らからの株式譲受で解消され、FREMONT BEEFはエスフーズの完全子会社となった。丸紅は持株比率15%前後の第2位株主として残り、以後も丸紅出身者が取締役に就いている。"
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            "note": "内臓肉の輸入卸と加工品を軸とする関西地盤の食肉加工業者。1989年2月期の連結売上高345億円"
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          "title": "米国から内臓肉（牛上みの）の開発輸入に成功"
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          "title": "牛内臓肉製品「こてっちゃん」を発売"
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          "title": "千葉県船橋市に東京本社・船橋工場を新設"
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          "title": "米ネブラスカ州フリモント市に丸紅らとの合弁でFREMONT BEEF COMPANYを設立",
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          "title": "日本証券業協会の店頭登録銘柄として株式を公開"
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          "title": "FREMONT BEEF COMPANY株式を丸紅らから譲り受け完全子会社化"
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      "snapshot": {
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            "name": "スタミナ食品（現エスフーズ）",
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            "president": "森島征夫",
            "hq": "兵庫県西宮市",
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          "label": "背景",
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              "sub_title": "米国で値のつかない部位を運ぶ商売",
              "paragraphs": [
                {
                  "text": "スタミナ食品は1967年5月に兵庫県尼崎市で牛・豚の内臓肉販売から始まり、1972年1月には米国から牛上みの（牛の第2胃）の開発輸入に成功した。米国の食肉産業では内臓部位を食べる習慣が乏しく、創業者の森島征夫氏はのちに、牛の小腸はアメリカでは食べる習慣がなく不要部位とされていた、と語っている。国内の焼肉店向け内臓肉は地場の食肉センターからの調達に限りがあり、米国で処分されていた部位を日本の食卓へ運ぶという価格差の上に、同社の商売は立っていた。",
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                    {
                      "fact": "1972年1月に米国から内臓肉（牛上みの）の開発輸入に成功した",
                      "原文": "1972年1月 米国から内臓肉（牛上みの）の開発輸入に成功",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書【沿革】",
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                    {
                      "fact": "米国では牛の小腸を食べる習慣がなく不要部位とされていた",
                      "原文": "牛の小腸はアメリカでは食べる習慣がなく、不要部位とされていた",
                      "source": "フーズチャネル（2018年1月29日）「売上ゼロから再出発した『こてっちゃん』が、味付け牛もつ加工品の売上トップに復活するまで〜こてっちゃん（エスフーズ）」",
                      "url": "https://foods-ch.infomart.co.jp/interview/seller/1517222461368"
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                },
                {
                  "text": "1982年7月に発売した牛内臓肉製品「こてっちゃん」が、この調達経路の意味を変えた。森島氏は1982年の講演で、こてっちゃんが爆発的な人気を博して主力商品となり、メーカーとして事業経営をする自信を得た、と述べている。焼肉店へ生肉を卸すのと、スーパーマーケットの棚に味付け加工品を並べるのとでは、必要な原料の量も納期の確からしさも違う。売れるほどに、米国産牛小腸を安定して確保できるかどうかが会社の成長を左右した。",
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                      "fact": "1982年7月に牛内臓肉製品「こてっちゃん」を発売した",
                      "原文": "1982年7月 牛内臓肉製品「こてっちゃん」を発売",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書【沿革】",
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                    {
                      "fact": "こてっちゃんの成功が同社にメーカーとして事業経営していく自信を与えた",
                      "原文": "「こてっちゃん」の名前で発売した商品が爆発的な人気を博して、当社商品の中心的な存在となった。これが当社にメーカーとして事業経営をしていく自信を与えることになり、一大変革をもたらしていくのである。",
                      "source": "証券アナリストジャーナル 27(10)（1982年）",
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            },
            {
              "sub_title": "国内の設備は自前化できても、原料の入口は他人のもの",
              "paragraphs": [
                {
                  "text": "1980年代の同社は、加工と物流の設備を次々と自前で建てている。1984年1月に兵庫県西宮市鳴尾浜へ本社社屋・工場を移し、1985年11月には隣接地に生肉加工工場を建設して内臓肉専業から正肉も扱う体制に広げた。1987年9月には千葉県船橋市高瀬町に東京本社・船橋工場を新設し、1988年11月に鳴尾浜配送センター、同年12月には愛知県小牧市に事務所・配送センターを設けて名古屋営業所を支店に昇格させている。関西の内臓肉問屋から、関東・中部に拠点を持つ食肉加工業者へと業容が変わった。",
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                      "fact": "1984年1月に西宮市鳴尾浜へ本社・工場を移し、1985年11月に生肉加工工場を建設した",
                      "原文": "1984年1月 兵庫県西宮市鳴尾浜に本社社屋及び工場を建設し移転／1985年11月 本社近隣地に生肉加工工場（現・西宮第二工場）を建設",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書【沿革】",
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                    {
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                      "原文": "昭和63年11月 兵庫県西宮市鳴尾浜１丁目16番地11に鳴尾浜配送センター及び生肉加工工場を建設する。／昭和63年12月 愛知県小牧市小木東２丁目16番地に事務所及び配送センターを建設し、名古屋営業所を支店に昇格し、同地に移転する。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第40期（2006年2月期）【沿革】",
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                {
                  "text": "国内側の工程が自前になるほど、原料の入口だけが他社の手に残った。米国産の内臓肉も牛肉も、現地のパッカーが処理したものを商社経由で買い付ける形で、日本向けの洗浄や分割の仕様、出荷の時期、確保できる量は相手の都合に左右される。1989年2月期の連結売上高は345億円、経常利益は26億円で、扱い量はすでに関西の中堅を超えていた。売り先を広げる投資はできても、その売り先に置く商品の元になる部位を、自分の判断で押さえる手立てがなかった。",
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                      "fact": "1989年2月期の連結売上高は345億円、経常利益は26億円だった",
                      "原文": "1989年2月期の連結売上高345億円、経常利益26億円。",
                      "source": "スタミナ食品 有価証券報告書（1989年2月期・連結）",
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                      "原文": "FREMONT BEEF COMPANYからは、関連当事者である商社丸紅株式会社を通じた間接仕入を行っております。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第40期（2006年2月期）【関連当事者との取引】",
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        {
          "section": "origin",
          "label": "決断",
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            {
              "sub_title": "ネブラスカ州フリモント市に自分たちの処理場を置く",
              "paragraphs": [
                {
                  "text": "1989年4月、同社は米国ネブラスカ州フリモント市に、丸紅らとの合弁でFREMONT BEEF COMPANYを設立した。事業内容は食肉加工販売で、有価証券報告書は同社の位置づけを、エスフーズ製品の外注と商品の仕入を担う会社と記している。買い付ける相手だった現地の処理工程を、出資した会社の中に置き換える判断であった。ネブラスカ州は米国有数の肉牛産地で、フリモント市はオマハに近い畜産地帯にあたる。原料の産地に処理場を構え、日本市場の求める部位と仕様に合わせて加工したうえで送り出す経路が、ここでつながった。",
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                      "fact": "1989年4月に米国ネブラスカ州に丸紅らとの合弁でFREMONT BEEF COMPANYを設立した",
                      "原文": "平成元年４月 米国のネブラスカ州に丸紅株式会社等との合弁で子会社FREMONT BEEF COMPANYを設立する。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第40期（2006年2月期）【沿革】",
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                    {
                      "fact": "FREMONT BEEF COMPANYはネブラスカ州フリモント市に所在し、食肉加工販売を営み、当社製品の外注及び商品の仕入を行う",
                      "原文": "FREMONT BEEF COMPANY／アメリカ合衆国ネブラスカ州フリモント市／食肉加工販売／当社製品の外注及び商品の仕入を行っている。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第40期（2006年2月期）【関係会社の状況】",
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                  ]
                },
                {
                  "text": "出資して現地の経営者に任せる形はとらなかった。役員の状況によれば、森島征夫氏は1989年4月にFREMONT BEEF COMPANYの取締役会長に就任し、2002年3月からは取締役会長兼社長を務めている。国内では代表取締役社長として本体を率いながら、米国子会社の会長職を13年、そのうえで社長職まで兼ねた。合弁の相手が商社である以上、現地事業の中身を見るのは自社の側でなければならないという判断がうかがえる。",
                  "evidences": [
                    {
                      "fact": "森島征夫氏は1989年4月にFREMONT BEEF COMPANYの取締役会長、2002年3月に取締役会長兼社長に就任した",
                      "原文": "平成元年４月 FREMONT BEEF COMPANY の取締役会長に就任／平成14年３月 FREMONT BEEF COMPANYの取締役会長兼社長に就任",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第41期（2007年2月期）【役員の状況】",
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            },
            {
              "sub_title": "商社と組み、同じ年に株式を公開する",
              "paragraphs": [
                {
                  "text": "合弁相手に選んだ丸紅は畜産部門を持つ総合商社で、米国産牛肉の輸入では取引の実績があった。FREMONT BEEF設立後の商流について、有価証券報告書は、同社からは関連当事者である商社丸紅株式会社を通じた間接仕入を行っている、と説明している。現地法人の設立資金と貿易実務を商社と分け合い、処理と加工の中身をスタミナ食品が握るという役割の分担であった。丸紅からは取締役も送られ、のちに丸紅畜産部長を務めた田中正紹氏らがエスフーズの取締役に名を連ねている。",
                  "evidences": [
                    {
                      "fact": "FREMONT BEEFからの仕入は関連当事者である丸紅を通じた間接仕入である",
                      "原文": "FREMONT BEEF COMPANYからは、関連当事者である商社丸紅株式会社を通じた間接仕入を行っております。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第40期（2006年2月期）【関連当事者との取引】",
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                    {
                      "fact": "1974年に丸紅へ入社し2000年に畜産部長となった田中正紹氏がエスフーズ取締役に就任している",
                      "原文": "1974年4月 丸紅株式会社入社／2000年4月 丸紅株式会社畜産部長に就任",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書【役員の状況】",
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                    }
                  ]
                },
                {
                  "text": "合弁設立から4カ月後の1989年8月、同社は日本証券業協会の登録承認を受け、店頭登録銘柄として株式を公開した。国内の工場・配送センターの建設と米国拠点への出資が重なる時期に、資本市場から資金を調達する道を開いた形になる。翌1990年2月期の連結売上高は413億円と前期の345億円から伸びた一方、経常利益は26億円から18億円へ落ちている。海外拠点と国内設備を同時に抱えた投資期の数字であった。",
                  "evidences": [
                    {
                      "fact": "1989年8月に日本証券業協会の店頭登録銘柄として株式を公開した",
                      "原文": "平成元年８月 日本証券業協会の登録承認を受け、店頭登録銘柄として株式を公開する。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第40期（2006年2月期）【沿革】",
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                    {
                      "fact": "1990年2月期の連結売上高は413億円、経常利益は18億円だった",
                      "原文": "1990年2月期の連結売上高413億円、経常利益18億円（前期は売上高345億円、経常利益26億円）。",
                      "source": "スタミナ食品 有価証券報告書（1990年2月期・連結）",
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              "sub_title": "16年後の単独保有と、残った資本関係",
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                {
                  "text": "2005年3月1日、エスフーズはFREMONT BEEF COMPANYの株式を丸紅らから譲り受け、完全子会社とした。設立から16年での合弁解消にあたる。同じ日に同社は国産牛肉に強いムラチクを吸収合併しており、米国産の処理拠点と国産牛肉の仕入ルートを同じ日付で自社の内側へ入れている。合弁のまま16年を置いたのは、現地事業が軌道に乗るまで商社の貿易機能と資金を借りる必要があったためで、単独保有への切り替えは、その必要が薄れた時期の整理と読める。",
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                      "fact": "2005年3月にFREMONT BEEF COMPANYの株式を丸紅らから譲り受け完全子会社化した",
                      "原文": "平成17年３月 子会社FREMONT BEEF COMPANYの株式を丸紅株式会社等から譲受け、完全子会社とする。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第40期（2006年2月期）【沿革】",
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                      "fact": "同じ2005年3月にムラチクを吸収合併した",
                      "原文": "平成17年３月 株式会社ムラチクを吸収合併する。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第40期（2006年2月期）【沿革】",
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                  ]
                },
                {
                  "text": "合弁は解けたが、丸紅との関係は資本と人で残った。丸紅は2006年2月期に4,841,000株・15.0%を持つ大株主として有価証券報告書に載り、2026年2月期でも同じ4,841,000株・15.29%で第2位に据わっている。取締役にも丸紅出身者が続き、1974年に丸紅へ入り2000年に畜産部長となった田中正紹氏、丸紅欧州会社の最高財務責任者や財務部長を務めた湯浅庸介氏らが管理部門を担ってきた。米国での処理能力は自社のものになり、商社は株主として残る形に落ち着いた。",
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                      "fact": "丸紅は2006年2月期に4,841,000株・15.0%を保有する大株主だった",
                      "原文": "丸紅／4,841,000株／15.0%",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書（2006年2月期）【大株主の状況】",
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                    {
                      "fact": "丸紅は2026年2月期時点でも4,841,000株・15.29%を保有する第2位株主である",
                      "原文": "丸紅株式会社／4,841,000株／15.29%（第2位）",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書（2026年2月期）【大株主の状況】",
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                      "fact": "湯浅庸介氏は1983年に丸紅へ入社し、丸紅欧州会社CFO・丸紅財務部長を経てエスフーズ取締役管理本部長に就任した",
                      "原文": "1983年4月 丸紅株式会社入社／2012年4月 丸紅欧州会社ＣＦＯに就任／2014年4月 丸紅株式会社財務部長に就任",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書【役員の状況】",
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              "sub_title": "1拠点のまま26年、そして2拠点へ",
              "paragraphs": [
                {
                  "text": "FREMONT BEEF COMPANYは完全子会社となったあとも、エスフーズ製品の外注と商品の仕入を担う関係会社として有価証券報告書に載り続けている。米国の処理拠点がひとつ増えたのは2015年12月で、連結子会社のSFA INC.がイリノイ州ノースオーロラのAURORA PACKING COMPANYの全株式を取得した。1989年の合弁から26年、米国での処理は1カ所のまま続き、そこから2カ所になった。国内で牧場からと畜場、加工、小売、外食まで買い集めた2010年代の動きに比べ、米国側の拠点は長く据え置かれていた。",
                  "evidences": [
                    {
                      "fact": "2015年12月に連結子会社SFA INC.がAURORA PACKING COMPANYの全株式を取得し、米国の処理拠点が2カ所になった",
                      "原文": "2015年12月 連結子会社SFA INC.がAURORA PACKING COMPANY,INC.（現・連結子会社）の全株式を取得",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書【沿革】",
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                      "fact": "FREMONT BEEF COMPANYはネブラスカ州フリモント市に所在する食肉等の製造・卸売の連結子会社である",
                      "原文": "FREMONT BEEF COMPANY／アメリカ合衆国ネブラスカ州フリモント市／AURORA PACKING COMPANY,INC.／アメリカ合衆国イリノイ州ノースオーロラ",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第50期（2016年2月期）【関係会社の状況】",
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                  ]
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                {
                  "text": "米国の設備は、いまではグループの投資計画の中心に置かれている。2026年4月改訂の中期計画は、企業価値向上の取り組みとして国内拠点開発と海外事業への積極投資による垂直統合事業の推進を掲げ、海外事業の欄に2026年の米国オーロラ新工場竣工と2.5倍規模の能力増強を記した。1989年に商社と折半で始めた米国での処理という選択が、37年後の設備投資計画の柱になっている。",
                  "evidences": [
                    {
                      "fact": "2026年4月改訂の中期計画は海外事業に米国オーロラ新工場の竣工と2.5倍規模の能力増強を掲げた",
                      "原文": "国内拠点開発と海外事業への積極投資による『垂直統合事業』の推進／2026 年 米国 オーロラ新工場竣工 能力増強 （2.5 倍規模）",
                      "source": "エスフーズ 中期計画（2026年4月改訂版）",
                      "url": "https://www.sfoods.co.jp/pdf/chuki/chuki202604.pdf"
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                  ]
                }
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              "sub_title": "値のつかない部位に、工場をひとつ持つということ",
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              "paragraphs": [
                {
                  "text": "この判断の核心は、海外へ売りに行くことではなく、原料の入口を自分の側に置くことにあった。米国で処分されていた内臓部位が日本では商品になる、という価格差の上に成り立つ事業は、その差を誰が取るかで利益の行き先が変わる。買い付ける立場のままなら、こてっちゃんが売れるほど現地の処理業者と商社の交渉力が増していく。フリモント市に自分たちの処理場を置いた1989年の選択は、売上を伸ばす投資というより、伸びた売上の取り分を守るための投資だったとみられる。森島征夫社長が国内の社長職と並行して現地法人の会長を13年続けたことにも、その性格が表れている。"
                },
                {
                  "text": "合弁という形をとった以上、意思決定は相手との相談ごとになる。それでも16年を置いてから単独保有に切り替えた順序は、いきなり単独で米国に工場を持つ体力が1989年の同社にはなかったことの裏返しでもある。1990年2月期の連結売上高413億円に対し、経常利益は前期の26億円から18億円へ減っている。丸紅の持ち株4,841,000株は、2006年2月期から2026年2月期まで1株も動いていない。合弁で始まった関係は、出資という形だけを残して36年続いている。"
                }
              ]
            }
          ]
        }
      ],
      "references": [
        "エスフーズ 有価証券報告書【沿革】",
        "エスフーズ 有価証券報告書 第40期（2006年2月期）",
        "エスフーズ 有価証券報告書 第41期（2007年2月期）【役員の状況】",
        "エスフーズ 有価証券報告書（2026年2月期）【大株主の状況】",
        "証券アナリストジャーナル 27(10)（1982年）",
        "フーズチャネル（2018年1月29日）「売上ゼロから再出発した『こてっちゃん』が、味付け牛もつ加工品の売上トップに復活するまで〜こてっちゃん（エスフーズ）」"
      ],
      "authored": "2026-07",
      "last_updated": "2026-07-22"
    },
    {
      "slug": "murachiku-merger-2004",
      "url": "/tse/2292/decisions/murachiku-merger-2004/",
      "year": 2004,
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      "decision_id": "2292-murachiku-merger-2004",
      "type": "acquisition",
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      "title": "株式交換によるムラチクの完全子会社化と吸収合併",
      "subtitle": "米国産牛肉が止まった年に、国産牛肉の仕入ルートを会社ごと受け入れる",
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          "text": "2004年9月1日、エスフーズが株式交換でムラチクを完全子会社とし、2005年3月1日に吸収合併した経営判断。ムラチク創業者の村上真之助氏は同時期に代表取締役副社長兼食肉本部長として入社し、2006年3月に社長へ就いた。"
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        {
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          "text": "2003年12月の米国産牛肉輸入停止で、米国産の内臓肉・牛肉を軸としてきた同社の商材が細った。豪州産牛肉や豚原料の製品開発で穴を埋めたものの、国産牛肉の仕入ルートは弱く、混乱した食肉市場のなかで調達先の幅が課題となっていた。"
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          "label": "内容",
          "text": "現金ではなく自社株式を対価とする株式交換で、店頭公開会社だったムラチクを丸ごと取り込んだ。発行済株式総数は6,075,185株増えて32,042,221株となり、半年後の吸収合併では東京本社を東京支店に、旧ムラチク本社を姫路支店に改めて拠点を組み替えた。"
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          "text": "合併を含む2006年2月期の連結売上高は926億7千6百万円と前年同期比64.7%増。同じ2005年3月1日にFREMONT BEEF COMPANYも完全子会社化し、以後の連続買収は村上真之助社長のもとで進んだ。"
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            "note": "村上真之助氏が1982年12月に設立した食肉加工会社。国産牛肉に強く、2000年2月に株式を店頭公開"
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                  "text": "2003年12月、米国でのBSE確認を受けて米国産牛肉の輸入が停止した。エスフーズは1972年1月の牛上みの開発輸入以来、米国で食用習慣の乏しい内臓部位を安く仕入れて国内で売る商売を築き、1989年4月にはネブラスカ州にFREMONT BEEF COMPANYを設けて現地処理まで手を伸ばしていた。主力商材の入口が国の措置で閉じたことになり、有価証券報告書は当時を、平成15年12月の米国産牛肉輸入停止以来、混乱する食肉市場において安全で安心な食肉製品の安定的な供給を目指した、と記している。",
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                    {
                      "fact": "2003年12月の米国産牛肉輸入停止以降、混乱する食肉市場への対策を続けた",
                      "原文": "当社は引き続き、平成15年12月の米国産牛肉輸入停止以来、混乱する食肉市場において安全で安心な食肉製品の安定的な供給を目指し、多様な対策を講じてまいりました。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第40期（2006年2月期）【経営成績及び財政状態の分析】",
                      "url": null
                    },
                    {
                      "fact": "1972年1月に米国から内臓肉の開発輸入に成功し、1989年4月にネブラスカ州へ合弁で現地法人を設立していた",
                      "原文": "1972年1月 米国から内臓肉（牛上みの）の開発輸入に成功／平成元年４月 米国のネブラスカ州に丸紅株式会社等との合弁で子会社FREMONT BEEF COMPANYを設立する。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書【沿革】",
                      "url": null
                    }
                  ]
                },
                {
                  "text": "対策は商材の入れ替えで進んだ。豚大腸を原料とする「とんてっちゃん」や「もつ鍋」、豪州産牛肉を自社の製造技術で加工した「味わい焼肉」を投入し、2004年3月には丸紅畜産から豪州レンジャーズバレー高原牧場の牛製品について国内販売権を得ている。ただし、これらはいずれも輸入原料の産地を替える手当てであった。牛肉をめぐる混乱は業績にも表れており、連結の当期純損益は2002年2月期に22億円の赤字、2004年2月期は売上高502億円に対し3億円の黒字にとどまっていた。",
                  "evidences": [
                    {
                      "fact": "豚原料の「とんてっちゃん」「もつ鍋」や豪州産の「味わい焼肉」を開発し、豪州産高級ブランドの独占販売を2004年3月に開始した",
                      "原文": "豚大腸を原料とした「とんてっちゃん」や「もつ鍋」そして「プルコギ風旨豚ガッツ」を始めとする、牛肉以外の食肉製品を開発し拡販に努めました。次に、豪州産牛肉を当社製造技術で日本人好みのおいしさに加工した「味わい焼肉」が開発2年目を迎え、品質とアイテム数の充実を図りました。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第40期（2006年2月期）【経営成績及び財政状態の分析】",
                      "url": null
                    },
                    {
                      "fact": "2004年3月に丸紅畜産から豪州レンジャーズバレー高原牧場の牛製品の国内販売権を取得した",
                      "原文": "平成16年３月 丸紅畜産株式会社よりオーストラリア・レンジャーズバレー高原牧場の牛製品の日本国内での販売権を取得する。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第40期（2006年2月期）【沿革】",
                      "url": null
                    },
                    {
                      "fact": "連結当期純損益は2002年2月期が22億円の赤字、2004年2月期は売上高502億円で3億円の黒字だった",
                      "原文": "2002年2月期の連結売上高432億円・経常利益2億円・当期純損失22億円、2004年2月期の連結売上高502億円・経常利益29億円・当期純利益3億円。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書（2002年2月期・2004年2月期・連結）",
                      "url": null
                    }
                  ]
                }
              ]
            },
            {
              "sub_title": "国産牛肉を持つ同業と、持たない自社",
              "paragraphs": [
                {
                  "text": "相手のムラチクは、村上真之助氏が1982年12月に設立した食肉加工会社であった。村上氏は1975年に村上畜産へ入って食肉業界に身を置き、1981年にエムアンドエム食品、翌年にムラチクを設立、1989年11月に取締役、1993年7月に代表取締役社長へ就いている。エスフーズの有価証券報告書はムラチクを、国産牛肉を得意とする会社と紹介しており、輸入肉を扱ってきたエスフーズが手薄にしていた仕入ルートと販売先を握っていた。",
                  "evidences": [
                    {
                      "fact": "村上真之助氏は1982年12月にムラチクを設立し、1989年11月に取締役、1993年7月に代表取締役社長へ就任した",
                      "原文": "昭和57年12月 株式会社ムラチク設立／平成元年11月 株式会社ムラチク取締役及び株式会社エムアンドエム食品取締役／平成５年７月 株式会社ムラチク代表取締役社長に就任",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第41期（2007年2月期）【役員の状況】",
                      "url": null
                    },
                    {
                      "fact": "ムラチクは国産牛肉を得意とする会社であった",
                      "原文": "国産牛肉を得意とする完全子会社株式会社ムラチクを吸収合併し、事業拠点の統廃合と営業力強化に努めた",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第40期（2006年2月期）【経営成績及び財政状態の分析】",
                      "url": null
                    }
                  ]
                },
                {
                  "text": "両社はどちらも株式を公開していた。ムラチクは2000年2月に株式を店頭公開し、エスフーズは同年8月に社名をスタミナ食品から改めるとともに東京証券取引所・大阪証券取引所の市場第一部へ指定されている。公開会社同士であれば、株価という共通の物差しの上で株式交換という手段が使える。現金を積んで買う道と、自社の株を渡して迎え入れる道の両方が、この時点で開いていた。",
                  "evidences": [
                    {
                      "fact": "ムラチクは2000年2月に株式を店頭公開した",
                      "原文": "2000年2月：株式会社ムラチク株式店頭公開",
                      "source": "エスフーズ 公式サイト「沿革」",
                      "url": "https://www.sfoods.co.jp/company04.html"
                    },
                    {
                      "fact": "エスフーズは2000年8月に社名変更と東証・大証の市場第一部指定を受けた",
                      "原文": "2000年8月 社名をエスフーズ株式会社に変更／2000年8月 東京証券取引所及び大阪証券取引所市場第一部に指定",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書【沿革】",
                      "url": null
                    }
                  ]
                }
              ]
            }
          ]
        },
        {
          "section": "origin",
          "label": "決断",
          "subsections": [
            {
              "sub_title": "現金ではなく株式を渡す",
              "paragraphs": [
                {
                  "text": "2004年9月1日、エスフーズは株式交換によりムラチクを完全子会社とした。この交換で発行済株式総数は6,075,185株増え、32,042,221株となっている。新たに出た株は交換後の総数のおよそ19%にあたり、輸入停止で市場が荒れる時期に手元の現金を減らさずに同業を丸ごと取り込む方法を選んだことになる。あわせてムラチクの子会社であるエムアンドエム食品が連結の範囲に入り、オーエムツーネットワークが関連会社となった。",
                  "evidences": [
                    {
                      "fact": "2004年9月1日の株式交換でムラチクを完全子会社とし、エムアンドエム食品を連結、オーエムツーネットワークを関連会社とした",
                      "原文": "平成16年９月 株式交換により株式会社ムラチクを完全子会社とし、同社及び同社の子会社株式会社エムアンドエム食品を連結の範囲に加え、株式会社オーエムツーネットワークを関連会社とする。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第40期（2006年2月期）【沿革】",
                      "url": null
                    },
                    {
                      "fact": "株式交換により発行済株式総数は6,075,185株増加して32,042,221株となった",
                      "原文": "平成16年９月１日／発行済株式総数増減数 6,075,185株／発行済株式総数残高 32,042,221株。（注）平成16年９月１日付（株）ムラチクとの株式交換により、発行済株式総数と資本準備金が増加しております。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第40期（2006年2月期）【発行済株式総数、資本金等の推移】",
                      "url": null
                    }
                  ]
                },
                {
                  "text": "完全子会社としてから半年後の2005年3月1日、エスフーズはムラチクを吸収合併して法人格を消した。合併に伴い東京本社を東京支店、名古屋支店を名古屋第一営業所、九州支店を九州営業所へそれぞれ改称し、旧ムラチク本社を姫路支店としている。持株の形で並べておくのではなく、支店の看板を書き換えて営業網を一本に束ねる進め方であった。両社の得意先が重なる地域では拠点の統廃合も行われ、コンピューターシステムの統合も併せて実施された。",
                  "evidences": [
                    {
                      "fact": "2005年3月1日にムラチクを吸収合併し、東京本社を東京支店、名古屋支店を名古屋第一営業所、九州支店を九州営業所に改称、旧ムラチク本社を姫路支店とした",
                      "原文": "平成17年３月 株式会社ムラチクを吸収合併する。それに伴い東京本社、名古屋支店及び九州支店をそれぞれ東京支店、名古屋第一営業所及び九州営業所に改称し、旧株式会社ムラチク本社を姫路支店とする。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第40期（2006年2月期）【沿革】",
                      "url": null
                    },
                    {
                      "fact": "合併の相乗効果を出すため営業拠点の整備とコンピューターシステムの統合を実施した",
                      "原文": "この合併による相乗効果を最大限に発揮するために、営業拠点の整備による営業力の強化やコンピューターシステムの統合による経営効率の向上などを実施いたしました。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第40期（2006年2月期）【経営成績及び財政状態の分析】",
                      "url": null
                    }
                  ]
                }
              ]
            },
            {
              "sub_title": "同じ日付で米国拠点も内側へ",
              "paragraphs": [
                {
                  "text": "ムラチク合併と同じ2005年3月1日、エスフーズはFREMONT BEEF COMPANYの株式を丸紅らから譲り受けて完全子会社としている。国産牛肉の仕入ルートと、1989年から16年続いた米国の合弁拠点が、一日のうちに同じ資本の内側へ移った。輸入停止で痛んだ調達を、産地を替えるだけでなく、国産と米国産の両方を自社グループで持つ形に組み替える判断であった。",
                  "evidences": [
                    {
                      "fact": "2005年3月にFREMONT BEEF COMPANYの株式を丸紅らから譲り受け完全子会社化した",
                      "原文": "平成17年３月 子会社FREMONT BEEF COMPANYの株式を丸紅株式会社等から譲受け、完全子会社とする。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第40期（2006年2月期）【沿革】",
                      "url": null
                    }
                  ]
                },
                {
                  "text": "川下側の手当ても続いた。2005年8月9日、エスフーズは株式公開買付によってジャスダック上場のオーエムツーネットワークを連結子会社とし、同社の子会社5社も連結に加えている。食肉の小売・外食を担う一群がグループへ入り、有価証券報告書は、川上から川下までの太い流れを持つ総合食肉企業グループの基礎を作り上げた、とこの年を総括した。ムラチクの統合は、その基礎の最初の一手にあたる。",
                  "evidences": [
                    {
                      "fact": "2005年8月9日の株式公開買付でオーエムツーネットワークとその子会社5社を連結子会社とした",
                      "原文": "平成17年8月9日に、株式公開買付により株式会社オーエムーツーネットワークを連結子会社化したことにより、川上から川下までの太い流れを持つ総合食肉企業グループの基礎を作り上げました。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第40期（2006年2月期）【経営成績及び財政状態の分析】",
                      "url": null
                    },
                    {
                      "fact": "オーエムツーネットワークはジャスダックに上場していた",
                      "原文": "（株）オーエムツーネットワークは、JASDAQに上場いたしております。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第40期（2006年2月期）【関係会社の状況】",
                      "url": null
                    }
                  ]
                }
              ]
            }
          ]
        },
        {
          "section": "outcome",
          "label": "結果",
          "subsections": [
            {
              "sub_title": "売上64.7%増と、1年半後の社長交代",
              "paragraphs": [
                {
                  "text": "合併を含む2006年2月期の連結売上高は926億7千6百万円となり、前年同期比で364億9百万円、64.7%の増収となった。営業利益は18億9千6百万円で11.1%増、経常利益24億4千7百万円に対し、当期純利益は9億8千8百万円と5.2%の減益であった。売上総利益は74.6%増えた一方、販売費及び一般管理費が91.2%増と伸びており、拠点とシステムを一本化する過程の費用がそのまま損益に出ている。連結の従業員数は1,113名となった。",
                  "evidences": [
                    {
                      "fact": "2006年2月期の連結売上高は926億7千6百万円で前年同期比64.7%増、営業利益18億9千6百万円、経常利益24億4千7百万円、当期純利益9億8千8百万円だった",
                      "原文": "当連結会計年度の売上高は926億7千6百万円（前年同期比64.7％増）、経常利益は24億4千7百万円（前年同期比24.9%増）、当期純利益は9億8千8百万円（前年同期比5.2％減）となっております。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第40期（2006年2月期）【経営成績及び財政状態の分析】",
                      "url": null
                    },
                    {
                      "fact": "売上総利益は74.6%増、販売費及び一般管理費は91.2%増となった",
                      "原文": "売上総利益は、新規連結及び売上原価率の下降などにより前年同期比74.6％増の143億7千5百万円となりました。販売費及び一般管理費は、新規連結及び売上増加に伴い、前年同期比91.2％増の124億7千8百万円となりました。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第40期（2006年2月期）【経営成績及び財政状態の分析】",
                      "url": null
                    }
                  ]
                },
                {
                  "text": "統合の帰結は数字だけにとどまらなかった。ムラチクの完全子会社化を機に2004年9月、村上真之助氏はエスフーズの代表取締役副社長兼食肉本部長として入社し、2006年3月には代表取締役社長へ就いている。創業者の森島征夫氏は代表取締役会長に退いた。副社長として入ってから1年半での交代で、創業家からではなく、買った相手の創業者へ経営を渡す承継となった。2007年5月の藤栄商事、2008年10月のヒョウチク、2009年3月の九州相模ハム、2014年1月のグリコハムと続く買収は、いずれも村上社長のもとで実行されている。",
                  "evidences": [
                    {
                      "fact": "村上真之助氏は2004年9月にエスフーズ代表取締役副社長兼食肉本部長として入社し、2006年3月に代表取締役社長へ就任した",
                      "原文": "平成16年９月 当社代表取締役副社長兼食肉本部長／平成18年３月 当社代表取締役社長に就任",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第41期（2007年2月期）【役員の状況】",
                      "url": null
                    },
                    {
                      "fact": "森島征夫氏は2006年3月に代表取締役会長へ退いた",
                      "原文": "平成18年３月 当社代表取締役会長に就任(現任)",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第41期（2007年2月期）【役員の状況】",
                      "url": null
                    },
                    {
                      "fact": "2007年5月に藤栄商事、2008年10月にヒョウチク、2009年3月に九州相模ハム、2014年1月にグリコハムの全株式を取得した",
                      "原文": "2007年5月 藤栄商事株式会社（現・連結子会社 エス企画株式会社）の全株式を取得／2008年10月 株式会社ヒョウチク（現・連結子会社）の全株式を取得／2009年3月 九州相模ハム株式会社（現・連結子会社 大阿蘇ハム株式会社）の全株式を取得／2014年1月 グリコハム株式会社（現・連結子会社株式会社フードリエ）の全株式を取得",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書【沿革】",
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              "sub_title": "国産牛肉が主力に組み込まれるまで",
              "paragraphs": [
                {
                  "text": "合併で入った国産牛肉の流通は、その後の事業構成の土台になった。2007年3月にはオーエムツーネットワークが焼肉の牛太の全株式を取得して外食事業に参入し、2012年1月には神戸ビーフの輸出が始まっている。ムラチクが持っていた和牛の仕入先と、オーエムツーが持っていた小売・外食の店舗が、輸入肉を扱ってきた本体の販売網に接がれた。米国産牛肉の輸入停止で細った商材を埋めるための統合が、国産牛肉を売り先ごと抱える体制に育った。",
                  "evidences": [
                    {
                      "fact": "2007年3月にオーエムツーネットワークが焼肉の牛太の全株式を取得して外食事業に参入した",
                      "原文": "2007年3月 株式会社オーエムツーネットワークが株式会社焼肉の牛太の全株式を取得",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書【沿革】",
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                    {
                      "fact": "2012年1月に神戸ビーフの輸出を開始した",
                      "原文": "2012年1月 神戸ビーフの輸出を開始",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書【沿革】",
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                },
                {
                  "text": "2024年2月期のセグメント情報では、食肉等の製造・卸売事業が売上3,927億円・セグメント利益116億円、食肉等の小売事業が240億円・16億円、食肉等の外食事業が75億円・5億円となっている。連結売上の92%を製造・卸売事業が占め、ムラチク由来の和牛ブランド肉の流通もこの中に収まった。合併の当期に926億円だった連結売上高は、18年で4,250億円まで伸びている。",
                  "evidences": [
                    {
                      "fact": "2024年2月期は製造・卸売事業が売上3,927億円・利益116億円、小売事業240億円・16億円、外食事業75億円・5億円だった",
                      "原文": "2024年2月期 製造・卸売事業 外部顧客売上392,680百万円・セグメント利益11,616百万円／小売事業 外部顧客売上24,031百万円・利益1,622百万円／外食事業 外部顧客売上7,528百万円・利益544百万円",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第58期（2024年2月期）【セグメント情報】",
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                    },
                    {
                      "fact": "連結売上の92%を製造・卸売事業が占める",
                      "原文": "製造・卸売事業392,680／連結売上425,011＝92.4%",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第58期（2024年2月期）【セグメント情報】",
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              "sub_title": "株を渡すという買い方が連れてきたもの",
              "editorial": true,
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                {
                  "text": "現金を使わずに株式を渡す買い方は、手元資金を守る代わりに、買い手の株主構成を組み替える。エスフーズが発行した6,075,185株は交換後の発行済株式総数のおよそ19%にあたり、ムラチク側の株主は交換の日からエスフーズの成績を自分の資産として見る立場になった。輸入牛肉が国境で止まった年に、国産牛肉の仕入ルートと販売網を会社ごと迎え入れ、そこにいた経営者まで一緒に受け入れた点で、商材の穴埋めと後継者の確保が一つの取引に重なっている。"
                },
                {
                  "text": "対価として渡した株の行方は、大株主欄に残った。2016年2月期の有価証券報告書で、村上真之助氏は7,990,000株・24.76%を持つ筆頭株主として、1989年の合弁相手であった丸紅の15.0%の上に並んでいる。合併から11年後、エスフーズの社長席と筆頭株主の欄には、買われた側の創業者の名前が入っていた。"
                }
              ]
            }
          ]
        }
      ],
      "references": [
        "エスフーズ 有価証券報告書【沿革】",
        "エスフーズ 有価証券報告書 第40期（2006年2月期）",
        "エスフーズ 有価証券報告書 第41期（2007年2月期）【役員の状況】",
        "エスフーズ 有価証券報告書（2016年2月期）【大株主の状況】",
        "エスフーズ 公式サイト「沿革」（https://www.sfoods.co.jp/company04.html）"
      ],
      "authored": "2026-07",
      "last_updated": "2026-07-22"
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    {
      "slug": "aurora-packing-2015",
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      "year": 2015,
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      "title": "AURORA PACKING COMPANY買収による米国食肉処理の2拠点化",
      "subtitle": "取得原価2億6,300万円で、米国イリノイ州の牛肉処理場を手に入れる",
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        "name": "村上真之助（社長）",
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          "label": "概要",
          "text": "2015年12月11日、エスフーズが同年11月に設立した連結子会社SFA INC.を通じ、米イリノイ州ノースオーロラの牛肉処理業者AURORA PACKING COMPANYの全株式を取得した経営判断。取得原価は現金263百万円、のれんは66百万円であった。"
        },
        {
          "label": "背景",
          "text": "2010年の北海道中央牧場取得以降、エスフーズは生産から小売・外食までを自社グループで抱える体制を組んできた。原材料の高騰で利益確保が難しくなる一方、米国側の処理拠点は1989年設立のFREMONT BEEF COMPANY1カ所にとどまっていた。"
        },
        {
          "label": "内容",
          "text": "米国中堅パッカーの全株式を現金263百万円で取得し、議決権100%を握った。受け入れた資産には現金及び現金同等物329百万円が含まれ、差引では取得による収入が65百万円となった。ネブラスカ州とイリノイ州の2拠点体制となった。"
        },
        {
          "label": "含意",
          "text": "買収した処理場は「オーロラビーフ」ブランドの供給元となり、2026年4月改訂の中期計画では2026年のオーロラ新工場竣工による2.5倍規模の能力増強が主要施策に置かれている。"
        }
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          "title": "米ネブラスカ州に丸紅らとの合弁でFREMONT BEEF COMPANYを設立"
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          "title": "北海道の日高食肉センターが豚のと畜・加工を開始"
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          "title": "米国にSFA INC.を設立"
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          "title": "SFA INC.がAURORA PACKING COMPANYの全株式を取得",
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        {
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          "title": "モンビーフを子会社化"
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        {
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          "month": null,
          "title": "米国オーロラ新工場の竣工を中期計画に明示（2.5倍規模の能力増強）"
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      "snapshot": {
        "fiscal_year": "2016年2月期",
        "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第50期（2016年2月期・連結）",
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            "name": "エスフーズ",
            "fiscal_year": "2016年2月期（連結）",
            "president": "村上真之助",
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            "sales": {
              "num": 2426,
              "unit": "億円"
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          "label": "背景",
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              "sub_title": "生産から外食までを自社で抱える体制づくり",
              "paragraphs": [
                {
                  "text": "2010年代のエスフーズは、食肉の川上と川下を買い集めてきた。2010年4月に北海道中央牧場、2011年9月に日高食肉センター、2014年1月には江崎グリコの食肉加工子会社であったグリコハム（現フードリエ）の全株式を取得している。2015年5月には日高食肉センターで豚のと畜と加工が始まり、千歳の新農場と合わせて豚肉の一貫経営が整った。連結売上高は2014年2月期の1,693億円から2016年2月期の2,426億円へ2年で7割強伸び、有価証券報告書は自社の方針を、食肉の生産から小売・外食までの食肉に関わる事業を一貫して取り組む垂直統合、と説明している。",
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                    {
                      "fact": "2010年4月に北海道中央牧場、2011年9月に日高食肉センター、2014年1月にグリコハムを取得した",
                      "原文": "2010年4月 株式会社北海道中央牧場（現・連結子会社）の全株式を取得／2011年9月 当社及び連結子会社 株式会社北海道中央牧場が出資し、株式会社日高食肉センターを子会社化／2014年1月 グリコハム株式会社（現・連結子会社株式会社フードリエ）の全株式を取得",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書【沿革】",
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                    {
                      "fact": "日高食肉センターが豚のと畜と加工を始め、千歳の新農場とあわせて豚肉の一貫経営体制が整った",
                      "原文": "昨年５月に北海道において、豚のと畜と加工を行う日高食肉センターが稼動を始めました。また、豚の飼育を行う千歳の新農場も完成し、豚肉事業の一貫経営体制が整いました。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第50期（2016年2月期）【業績等の概要】",
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                    {
                      "fact": "食肉の生産から小売・外食までを一貫して取り組む垂直統合を経営方針としていた",
                      "原文": "当社グループは、食肉の生産から小売・外食までの食肉に関わる事業を一貫して取り組む垂直統合を推進することにより、経営体質の強化と安定的な成長を志向しております。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第50期（2016年2月期）【業績等の概要】",
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                  ]
                },
                {
                  "text": "一貫体制の穴は米国側にあった。米国の拠点は1989年4月に丸紅らとの合弁で設けたネブラスカ州フリモント市のFREMONT BEEF COMPANY1カ所で、2005年3月に完全子会社としてからも増えていない。同社からの仕入は関連当事者である丸紅を通じた間接仕入のまま続き、米国産牛肉の取扱量が増えても、処理する能力そのものは26年間ひとつのままであった。国内では牧場からと畜場、加工場、小売、外食まで並べながら、米国では買い付けと1工場に頼る構図が残っていた。",
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                      "fact": "米国の拠点は1989年設立のFREMONT BEEF COMPANY1カ所で、丸紅を通じた間接仕入が続いていた",
                      "原文": "AURORA PACKING COMPANY,INC.（平成27年12月11日付で連結子会社化）及びFREMONT BEEF COMPANYからは、その他の関係会社である丸紅㈱を通じた間接仕入を行っております。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第50期（2016年2月期）【関連当事者との取引】",
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                  ]
                }
              ]
            },
            {
              "sub_title": "原材料の高騰と、外へ出ていく和牛",
              "paragraphs": [
                {
                  "text": "2015年前後の食肉業界は原料価格の上昇に押されていた。第50期の有価証券報告書は、食肉業界においては原材料の高騰により利益確保が困難な環境に陥っている、と当時の環境を記す。国内消費に伸びが見られないなかで原料だけが上がれば、仕入れて売る事業の利幅は薄くなる。仕入価格を交渉で下げる余地が限られる以上、原料をどこで、誰の設備で処理するかという問題が利益に直結した。",
                  "evidences": [
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                      "fact": "2015年度の食肉業界は原材料の高騰により利益確保が困難な環境にあった",
                      "原文": "食肉業界においては、原材料の高騰により利益確保が困難な環境に陥っております。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第50期（2016年2月期）【業績等の概要】",
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                  ]
                },
                {
                  "text": "売る側では海外が動き始めていた。エスフーズは2012年1月に神戸ビーフの輸出を開始し、2015年度には海外事業部を発足させて和牛を中心とする国産牛の輸出先を新たに開拓している。国産牛を外へ出す経路が育つ一方で、米国産牛を国内へ入れる経路は1拠点のままという不釣り合いが、この時期のグループには残っていた。輸出入の双方を自社の設備で扱えるかどうかが、次の投資の論点になった。",
                  "evidences": [
                    {
                      "fact": "2012年1月に神戸ビーフの輸出を開始し、2015年度に海外事業部を発足させて国産牛の輸出先を開拓した",
                      "原文": "2012年1月 神戸ビーフの輸出を開始／また、海外事業部を発足させ和牛を中心とする国産牛の輸出先の新たな開拓と当社ブランド牛の普及に努めました。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書【沿革】／エスフーズ 有価証券報告書 第50期（2016年2月期）【業績等の概要】",
                      "url": null
                    }
                  ]
                }
              ]
            }
          ]
        },
        {
          "section": "origin",
          "label": "決断",
          "subsections": [
            {
              "sub_title": "現金263百万円で処理場を買う",
              "paragraphs": [
                {
                  "text": "2015年11月7日、エスフーズは米国にSFA INC.を設立した。この新会社が同年12月11日、イリノイ州ノースオーロラに本社を置くAURORA PACKING COMPANYの全株式を取得している。取得の対価は現金263百万円で、議決権比率は100%、発生したのれん66百万円は重要性が乏しいとして一括償却された。買収の理由について有価証券報告書は、海外事業の強化と食肉取扱量の増大を図りグループ経営の安定化と株主価値の向上を実現するため、米国に新たな拠点を持つことによりグループの畜産技術を高めるため、と記している。",
                  "evidences": [
                    {
                      "fact": "2015年11月7日にSFA INC.を設立し、12月11日にAURORA PACKING COMPANYの全株式を取得した",
                      "原文": "平成27年11月７日付で、SFA INC.を設立したことにより、連結の範囲に含めております。平成27年12月11日付で、SFA INC.がAURORA PACKING COMPANY,INC.の全株式を取得したため、連結の範囲に含めております。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第50期（2016年2月期）【連結の範囲の重要な変更】",
                      "url": null
                    },
                    {
                      "fact": "取得原価は現金263百万円、議決権比率100%、のれん66百万円を一括償却した",
                      "原文": "取得の対価 現金 263百万円／取得原価 263百万円／取得した議決権比率 100％／発生したのれんの金額 66百万円／償却方法及び償却期間 重要性が乏しいため、一括償却しております。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第50期（2016年2月期）【企業結合等関係】",
                      "url": null
                    },
                    {
                      "fact": "買収理由は海外事業の強化と食肉取扱量の増大、米国の新拠点による畜産技術の向上であった",
                      "原文": "海外事業の強化と食肉取扱量の増大を図り、グループ経営の安定化と株主価値の向上を実現するため。また、米国に新たな拠点を持つことにより、当社グループの畜産技術を高めるため。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第50期（2016年2月期）【企業結合等関係】",
                      "url": null
                    }
                  ]
                },
                {
                  "text": "支払った金額に比して、動いた資産は大きい。企業結合日に受け入れた資産は流動資産1,443百万円・固定資産1,234百万円、引き受けた負債は流動負債588百万円・固定負債1,892百万円であった。受け入れた資産のうち現金及び現金同等物が329百万円あり、取得のための支出と差し引きすると65百万円の収入となっている。2016年2月期の連結売上高2,425億6千6百万円と並べれば、支払額はその1%にも満たない。値札の安さは、負債を引き受けたうえで買う取引であったことの裏返しでもある。",
                  "evidences": [
                    {
                      "fact": "企業結合日に受け入れた資産は流動1,443百万円・固定1,234百万円、負債は流動588百万円・固定1,892百万円だった",
                      "原文": "流動資産 1,443百万円／固定資産 1,234百万円／のれん 66百万円／流動負債 588百万円／固定負債 1,892百万円",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第50期（2016年2月期）【企業結合等関係】",
                      "url": null
                    },
                    {
                      "fact": "取得した現金及び現金同等物329百万円により、差引では65百万円の収入となった",
                      "原文": "株式の取得価額 263百万円／AURORA PACKING COMPANY,INC.の現金及び現金同等物 329百万円／差引：取得による収入 65百万円",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第50期（2016年2月期）【連結キャッシュ・フロー計算書関係】",
                      "url": null
                    }
                  ]
                }
              ]
            },
            {
              "sub_title": "買ったのは会社ではなく処理能力",
              "paragraphs": [
                {
                  "text": "1989年の合弁が調達の入口を確保する一手だったとすれば、2015年の買収は処理する能力そのものを手に入れる一手にあたる。第50期の有価証券報告書は、昨年12月には米国中堅パッカーAURORA PACKING COMPANYをグループに加え高品位の米国産牛の調達網を強化した、と説明している。ネブラスカ州フリモント市とイリノイ州ノースオーロラという米国食肉産業の中核地に2カ所の処理拠点を構え、取り扱う米国産牛の量と等級を自社の設備の側で決められる幅が広がった。",
                  "evidences": [
                    {
                      "fact": "米国中堅パッカーAURORA PACKINGをグループに加え、高品位の米国産牛の調達網を強化した",
                      "原文": "昨年12月には米国中堅パッカーAURORA PACKING COMPANY,INC.をグループに加え、高品位の米国産牛の調達網を強化しました。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第50期（2016年2月期）【業績等の概要】",
                      "url": null
                    },
                    {
                      "fact": "FREMONT BEEFはネブラスカ州フリモント市、AURORA PACKINGはイリノイ州ノースオーロラに所在する",
                      "原文": "FREMONT BEEF COMPANY／アメリカ合衆国ネブラスカ州フリモント市／AURORA PACKING COMPANY,INC.／アメリカ合衆国イリノイ州ノースオーロラ",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第50期（2016年2月期）【関係会社の状況】",
                      "url": null
                    }
                  ]
                },
                {
                  "text": "処理場を持てば、そこで挽いた牛肉に自分の名前を付けられる。エスフーズは買収直後から「オーロラビーフ」をオリジナルブランドとして掲げ、対処すべき課題の欄に、AURORA PACKINGの経営基盤の強化とオーロラビーフブランドの日本及びアジアでの普及に努める、と書き込んだ。輸入した牛肉を他社の等級表示のまま卸すのではなく、自社の処理場から出た肉として売る道を選んだことになる。神戸ビーフの輸出で開いたアジアの販路が、米国産牛の売り先としても想定された。",
                  "evidences": [
                    {
                      "fact": "オーロラビーフをオリジナルブランドとして国内およびアジア市場へ広げる方針を示した",
                      "原文": "今後オリジナルブランドとしてオーロラビーフを国内およびアジア市場に広めて行きます。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第50期（2016年2月期）【業績等の概要】",
                      "url": null
                    },
                    {
                      "fact": "AURORA PACKINGの経営基盤強化とオーロラビーフブランドの日本・アジアでの普及を課題に掲げた",
                      "原文": "輸入食肉については、昨年12月にグループ化したAURORA PACKING COMPANY,INC.の経営基盤の強化と「オーロラビーフ」ブランドの日本及びアジアでの普及に努めます。",
                      "source": "エスフーズ 有価証券報告書 第50期（2016年2月期）【対処すべき課題】",
                      "url": null
                    }
                  ]
                }
              ]
            }
          ]
        },
        {
          "section": "outcome",
          "label": "結果",
          "subsections": [
            {
              "sub_title": "10年で売上は倍近く、利益は一度沈んだ",
              "paragraphs": [
                {
                  "text": "買収後の連結売上高は、2016年2月期の2,425億円から2021年2月期3,275億円、2024年2月期4,250億円へと伸びた。一方で2025年2月期は売上高4,445億円に対して営業利益51億円・当期純利益27億円と、前期の営業利益127億円・純利益91億円から大きく落ち込んでいる。海外事業の立て直しに費用がかかった期であった。2026年2月期は売上高4,723億円・営業利益105億円・当期純利益92億円まで戻している。",
                  "evidences": [
                    {
                      "fact": "連結売上高は2016年2月期2,425億円から2024年2月期4,250億円へ伸びた",
                      "原文": "2016.2期 242,566／2021.2期 327,479／2024.2期 425,011（単位:百万円）",
                      "source": "エスフーズ 中期計画（2026年4月改訂版）【連結経営指標推移】",
                      "url": "https://www.sfoods.co.jp/pdf/chuki/chuki202604.pdf"
                    },
                    {
                      "fact": "2025年2月期は営業利益51億円・純利益27億円に減益し、2026年2月期は営業利益105億円・純利益92億円に回復した",
                      "原文": "2025.2期 売上高444,546／営業利益5,143／純利益2,667、2026.2期 売上高472,312／営業利益10,476／純利益9,236（単位:百万円）",
                      "source": "エスフーズ 中期計画（2026年4月改訂版）【連結経営指標推移】",
                      "url": "https://www.sfoods.co.jp/pdf/chuki/chuki202604.pdf"
                    }
                  ]
                },
                {
                  "text": "買った処理場には、10年後に増設が計画された。2026年4月改訂の中期計画は海外事業の項に、2026年 米国 オーロラ新工場竣工 能力増強（2.5倍規模）と記し、企業価値向上の取り組みの筆頭に、国内拠点開発と海外事業への積極投資による垂直統合事業の推進を置いている。同じ計画が示す数値目標は2027年2月期の売上高5,000億円・営業利益100億円、2029年2月期の売上高6,000億円・営業利益170億円で、2026年2月期実績からの上積みの多くが海外に託されている。",
                  "evidences": [
                    {
                      "fact": "2026年4月改訂の中期計画は2026年の米国オーロラ新工場竣工と2.5倍規模の能力増強を掲げた",
                      "原文": "2026 年 米国 オーロラ新工場竣工 能力増強 （2.5 倍規模）",
                      "source": "エスフーズ 中期計画（2026年4月改訂版）【企業価値向上に向けた取り組み】",
                      "url": "https://www.sfoods.co.jp/pdf/chuki/chuki202604.pdf"
                    },
                    {
                      "fact": "中期計画の目標は2027年2月期売上5,000億円・営業利益100億円、2029年2月期売上6,000億円・営業利益170億円である",
                      "原文": "2027.2期 500,000／10,000、2029.2期 600,000／17,000（単位:百万円）",
                      "source": "エスフーズ 中期計画（2026年4月改訂版）【中期計画】",
                      "url": "https://www.sfoods.co.jp/pdf/chuki/chuki202604.pdf"
                    }
                  ]
                }
              ]
            },
            {
              "sub_title": "増やした海外と、畳んだ海外",
              "paragraphs": [
                {
                  "text": "米国の2拠点が据わる一方で、それ以外の海外事業は入れ替えが続いた。2019年3月にはモンビーフを子会社化し、2023年にはニュージーランドで肥育事業を立ち上げたが、この肥育事業は2025年に事業再構築の対象となっている。2026年4月改訂の中期計画は、海外事業の欄にニュージーランドの立ち上げと再構築、米国オーロラ新工場の竣工を並べて記した。設備を持つ場所を増やす投資と、持ってみて畳む投資が、同じ10年のうちに起きている。",
                  "evidences": [
                    {
                      "fact": "2019年3月にモンビーフを子会社化した",
                      "原文": "2019年3月：モンビーフ株式会社を子会社化",
                      "source": "エスフーズ 公式サイト「沿革」",
                      "url": "https://www.sfoods.co.jp/company04.html"
                    },
                    {
                      "fact": "2023年にニュージーランドで肥育事業を立ち上げ、2025年に事業再構築の対象とした",
                      "原文": "2023 年 ニュージーランド 肥育事業の立ち上げ （2025 年 事業再構築）",
                      "source": "エスフーズ 中期計画（2026年4月改訂版）【企業価値向上に向けた取り組み】",
                      "url": "https://www.sfoods.co.jp/pdf/chuki/chuki202604.pdf"
                    }
                  ]
                },
                {
                  "text": "国内側の拠点整備も並行して続いた。中期計画は2020年の船橋工場兼物流センター新設、2023年の大阪営業所新設と日高食肉センター第2カット工場、2025年の東日本と2027年の西日本での拠点整備を挙げている。米国での処理能力の増強は、こうした国内投資と同じ表の中に置かれ、和牛の輸出拡大に向けた生産拠点の構築と並べて示された。買収した処理場は、輸入のための設備であると同時に、輸出を含む食肉の流れ全体を自社で握るための一点として扱われている。",
                  "evidences": [
                    {
                      "fact": "中期計画は国内拠点開発として2020年の船橋工場兼物流センター、2023年の大阪営業所と日高食肉センター第2カット工場、2025年東日本・2027年西日本の拠点整備を挙げた",
                      "原文": "2020 年 船橋工場兼物流センター新設 首都圏強化／2023 年 大阪営業所新設 大阪営業所、神戸営業所統合・拡充 関西圏強化 日高食肉センター 第２カット工場新設 豚肉輸出拡大／2025 年 東日本営業強化・拠点整備 （首都圏・北海道）／2027 年 西日本営業強化・拠点整備 （九州・中国）",
                      "source": "エスフーズ 中期計画（2026年4月改訂版）【企業価値向上に向けた取り組み】",
                      "url": "https://www.sfoods.co.jp/pdf/chuki/chuki202604.pdf"
                    },
                    {
                      "fact": "中期計画は和牛の輸出拡大に向けた生産拠点の構築を掲げている",
                      "原文": "和牛の輸出拡大に向けた生産拠点の構築",
                      "source": "エスフーズ 中期計画（2026年4月改訂版）【企業価値向上に向けた取り組み】",
                      "url": "https://www.sfoods.co.jp/pdf/chuki/chuki202604.pdf"
                    }
                  ]
                }
              ]
            },
            {
              "sub_title": "2億6,300万円の値札が指していたもの",
              "editorial": true,
              "paragraphs": [
                {
                  "text": "この買収で支払った263百万円は、同じ期の連結売上高の1%にも満たない。受け入れた現金のほうが取得価額を上回り、差引では65百万円が入ってきている。金額の面では小さな取引だが、手に入れたのは利益でも顧客名簿でもなく、米国の産地で牛を処理し続けている設備と、そこで働く技術と、輸出に必要な認定を備えた場所であった。1989年にネブラスカ州へ合弁で入ったときの動機が原料の入口を押さえることだったとすれば、2015年の選択はその入口を2つに増やし、等級の高い米国産牛を自社の名前で売る側へ回る手立てだったとみられる。"
                },
                {
                  "text": "買収から10年が経ち、イリノイ州ノースオーロラの工場は建て替えの段階に入っている。中期計画は2026年の新工場竣工で処理能力を2.5倍にすると記し、2029年2月期に売上高6,000億円・営業利益170億円を掲げた。取得原価263百万円、のれん66百万円を重要性が乏しいとして一括償却した会社が、その計画の中心に据えられている。値札の小さかった買い物が、10年後にグループで最も重い設備投資を呼び込んだ。"
                }
              ]
            }
          ]
        }
      ],
      "references": [
        "エスフーズ 有価証券報告書 第50期（2016年2月期）",
        "エスフーズ 有価証券報告書【沿革】",
        "エスフーズ 中期計画（2026年4月改訂版）",
        "エスフーズ 公式サイト「沿革」（https://www.sfoods.co.jp/company04.html）"
      ],
      "authored": "2026-07",
      "last_updated": "2026-07-22"
    }
  ]
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